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旅の楽しさは知識に比例する

初のヨーロッパ、スペイン、場所はバルセロナ。友達と二人で五日間、テクテク旅をした。

先輩や他の友達に「ヨーロッパ旅行くなら一週間くらいは行かないと!!」 
「スペインだけ?!」っていうようなことを結構言われたけど、わたし的には五日間で丁度よかったし、スペインを心の底まで堪能できた。

もう本当に楽しかった、今までで最高なんじゃないかってくらい。

行ったところは、カタルーニャ音楽聖堂、ブケリア市場、グエル公園、サグラダファミリア、アルハンブラ宮殿、モンジュイック城……
結構盛り沢山だったのではないだろうか…?

その中でも、私が一番印象深い思い出はサグラダファミリアだ。
外観だけでも荘厳で圧倒されるのだが、中に入った瞬間、ステンドグラスから入り込んだ太陽の光に照らされ、美しいの一言だった。         

ガウディは自然を師として、建築を設計したのだそう。            確かに、内部は森の中のようで、差し込む光は木漏れ日のように感じた。何時間でもここにいたいと思えるくらい幻想的だった。私はキリスト教信者ではないが、こんなに美しい教会を見たらキリストへの信仰心も起こるなと感じた。


そこで思ったのは、名所を見る時に、予習などをしていないのなら、音声ガイドはあった方が断然いいということだ。これはどの歴史的観光名所でもそうかもしれないが、その名所に関する知識があった方が何十倍も楽しくなるからだ。

サグラダファミリアは生誕のファザード、受難のファザードの二つがあるが、作品の感じは全く違う。私は最初受難のファザードを見た時、とてもかっこいいデザインだけど、彫刻がカクカクしててなんか怖いし、生誕のファザードの方が断然好きだな、としか考えなかった。

しかし、音声ガイドで、生誕のファザードは緑が生い茂り、まさにイエスが誕生したことへの喜びと祝福を体現しているのに対し、受難のファザードは、イエスの苦しみを体現したものであり、筋肉と骨をイメージして作られたことを知った。

これを聞いた瞬間、ああ、なるほどな…だからこんなに角ばっているんだ、なんて的確な表現なんだろう、と受難のファザードも好きにならずにはいられなかった。

無知は罪だなとつくづく感じた。
ただ、綺麗だなとか、大きくてカッコいいデザインだなとかで、観光名所を見るだけではつまらないのではないだろうか。

私は旅の前にしっかり予習していくこと、そして、なるべく音声ガイドを借りて
観光名所を味わい尽くしたいと思う。

次はどこの国に行こうか…

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