社会不適合者 #2

社会に馴染むのは難しい。

考え方も育ち方も違う社会の中で、馴染んで一緒に生きていくのは難しい。
学校にしても会社にしても組織の中で、全て自分の想像通りとはならないはずだ。

なんとなく頭の中ではそのことがわかっているのに、どうしても自分の思い通りに世界が回ってくれるのではないかと期待を抱いてしまう。
期待をもって生活するから、その結果に絶望してしまうのである。

僕の場合、大人になってしばらくたってから気づき、それからその対処法を構築し始めた。

その対処法は…
過度に期待しすぎないことはもちろんのこと。
「答えを他人に求めない事」

どうしても誰かが自分の悩みの答えを持っていると思ってしまうが、実際はそんなことはなく、自分の中で十分解決できるのだ。

ただ、それに気づくまでは他者に聞いたり、いろんな場所に行ったりして、自分の外側に答えを探し求めるだろう。

実際、それも悪くないのだ。
年齢的に若いうちに気づく人もいれば、晩年になって気づく人もいる。

早ければいいというものでもなければ、遅いからわるいというものでもない。
みんな違って当然だし、みんな同じだったら気持ちわるい。
不安になっても、とにかく生きてみる。
生きているうちにわかる人もいれば、わからない人もいる。

そうやって僕は、右往左往しながら転職を10回以上繰り返してきた。
「社会不適合者」でもいいじゃないか。
僕は今、生きている。

その事実と、頭の中の思考、この吐き出された文章はいつも自由だ。

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