自由な生活を考える #7
実は自由には種類がある。
具体的にはこの3種類だ。
①精神的自由
②肉体的自由
③金銭的自由
自由と聞いて真っ先に思い浮かべるのは③の金銭的自由ではないだろうか。
なぜならば、①と②は日本で生まれた人の多くは既にこの自由を持っているからである。
”何かを信仰していなければいけない”といったものはないし、”どこかに閉じ込められている”といったこともないだろう。
となると残るのは③だけで、金銭的な自由だけが不足しているのである。
この状況を理解していないと常に何か足りない感じがして、落ち着かなくなるといったことが起こる。
金銭的な自由は、生まれが良かったということがなければ誰もが一から築き上げていかなければいけないので大変だ。
お金を使いたい衝動と、お金を増やしたい願望の強いに引っ張られてどんどんどちらかに振れていくのだ。
学校の勉強と一緒で、何も知らない状況では増やすのにも時間がかかる。
毎日少しずつ勉強しながら増やしていくしかないのだ。
一方で、精神的自由や肉体的自由はある程度認知していれば楽しむことができる。
1週間で2日休みがあるとすれば、その2日は肉体的にも精神的にも自由な訳で、公園に行って太陽を浴びることだって、どこか遠くへ行くことだってできる。
もっと欲を言えば、仕事の時間以外は何をしていようとも自由である。
ましてや仕事中でさえ、お手洗いに行くのに許可が必要だとか、水を飲むのに許可が必要ということはないだろう。
仕事の進め方だって、ある程度は個人で決めることができるだろう。
そう考えると、仕事中であっても精神的・肉体的には自由なのだ。
今ある自由を感じれば、今ないものへの欠乏感を和らげることができる。
そもそも人は、死ぬときはあの世へ何も持っていけないのだ。
欲しがってもよいが、いつかそれを手放す時が来ることを忘れてはいけない。
今ある自由を大切に。
今ある時間を大切にしよう。
たくさん感じて、実りある人生を。
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