VOCALOIDとは?~VOCALOIDプレゼン用資料【自分用メモ】
当記事はVOCALOIDをよく知らない人にVOCALOIDを紹介するプレゼンテーションを目的に作成したものです。
あくまで自分用にVOCALOIDの情報をまとめたものですが、「この記事を使って友達にボカロを紹介したい!」などありましたら是非ご利用ください。
なお、ネットや書籍の情報を参考にしたものなので、「ここはこうじゃなくてこうだよ」みたいなご指摘がありましたらコメントで補足してくださると助かります。
そもそもVOCALOIDって何さ?
VOCALOID(ボーカロイド)はヤマハが開発した合成音声技術、およびその技術を使用して作られた歌声ライブラリの総称です。
歌声ライブラリとは人間の声をもとに作られた歌唱データで、音階と歌詞を入力することで歌声を合成することが出来ます。「初音ミク」や「KAITO」などのパッケージおよびダウンロード形式で販売されています。
技術についての詳しい説明はウィキペディアに書かれていると思いますし、筆者が難しい話をしたくないのでここでは省きます。
VOCALOIDは「ボカロ」という略称で親しまれています。
VOCALOIDの中には小林幸子さんやGacktさん、ガチャピンさんなどの有名人の声をもとに作られたものもある、と言ったらVOCALOIDに興味のない人も食いつくのではないでしょうか。
VOCALOIDで何ができるのさ?
前述の通り、VOCALOIDは歌声を作るソフトです。
音階と歌詞を入力することで童謡でもJPOPでも何でも歌ってくれます。
※曲のジャンルによっては「調教(調声)」と呼ばれるパラメータの調整が必要です。
ただし、VOCALOID単体は「歌声ライブラリ」と呼ばれる通り、「歌声しか作れません」。
ピアノなどの楽器を使った伴奏は別のソフトで作る必要があります。
アカペラでもない限りはVOCALOIDだけでは曲は作れないわけです。
VOCALOIDを購入したいと考えている場合はご注意ください。
「初音ミク」や「KAITO」などのクリプトン製VOCALOIDの「V3」や「V4X」には無料でDAW(作曲ソフト)がついてくるので、すぐに作曲を始められるためオススメです。
伴奏と歌声をDAWで合成し、完成した曲に動画をつけて「ニコニコ動画」や「Youtube」などの動画サイトに投稿するのが一般的なVOCALOIDの楽しまれ方です。
このようなVOCALOIDで曲を作るボカロユーザーは「ボカロP」と呼ばれています。
ボカロPって何者さ?
前述の通りVOCALOIDを使って楽曲を作るボカロユーザーは「ボカロP」と呼ばれています。
Pは「プロデューサー」を指しており、VOCALOIDに曲を歌わせることでVOCALOIDをプロデュースする、という意味合いのようです。
この場合の曲はボカロPがオリジナルで作った曲のみならず、他のボカロPが作った歌やボカロ曲以外のJPOPなどをVOCALOIDに歌わせてカバー曲として発表するボカロPもいます。
VOCALOIDに関する創作としてはイラスト(漫画)、音楽、動画、3Dモデリングなど様々なものがありますが、基本的には音楽に関する創作をするユーザーを「ボカロP」と呼称する場合が多いです。
VOCALOIDの一部をご紹介
VOCALOIDは現在たくさんの種類が存在します。
この記事ではすべてのVOCALOIDを網羅することは出来ません。
のでVOCALOIDを一部だけご紹介します。
気になる子がいたら検索してみてください。
・初音ミク
VOCALOIDの中でおそらく最も有名で代表的な存在ではないかと思われる電子の歌姫。ボカロブームの火付け役とされる。
数あるVOCALOIDの中でも絶大な人気を誇り、数多のボカロPたちによって作られた持ち歌は10万曲以上あるとも言われている伝説の歌姫。
テレビなどでは「バーチャルアイドル」と紹介されることが多いが、Vtuber(バーチャルYoutuber)ではないので注意されたし。
初音ミクが開発されたクリプトンという会社は北海道札幌市にあり、初音ミクも北海道生まれと言える。ちなみに札幌観光大使にも任命されているらしい。
北海道で冬に開催される「さっぽろ雪まつり」では「雪ミク」という姿でPRし雪像などになることで有名。
クリプトンで販売されている「MEIKO」「KAITO」「初音ミク」「鏡音リン・レン」「巡音ルカ」の6体のVOCALOIDを総称してファンの間では「クリプトン6兄弟」、公式では「ピアプロキャラクターズ」と呼ばれている。
※この6体には兄弟という公式設定はない。そもそも単体でも年齢や性別以外にはほとんど公式設定がなく、ユーザーの想像に委ねる部分がある。それにより様々な二次創作が生まれた。
・結月ゆかり
株式会社AHSが開発、販売するVOCALOID。
もともとは「VOICEROID(ボイスロイド)」と呼ばれる入力した文字を読み上げるソフトだったのだが、のちにVOCALOIDとして歌をうたうことも出来るようになった。
・歌愛ユキ
株式会社AHS製のVOCALOID。「ボカロ小学生」というキャッチコピーを持つ。
本物の女子小学生の声をもとにして作られたVOCALOIDである。
彼女の担任の先生として「ボカロ先生」の氷山キヨテルというVOCALOIDも存在する。
・Sachiko
日本を代表する大物歌手、小林幸子さんの声をもとにして開発されたVOCALOID。
ちなみに小林幸子さんはニコニコ動画で活動しており、Sachikoと一緒に歌った動画も投稿されている。豪華な共演。
・がくっぽいど
株式会社インターネットで開発、販売されているVOCALOID。
日本を代表するアーティスト、Gacktさんの声をもとにして開発されたVOCALOID。愛称は「がくぽ」。
パッケージのキャラクターイラストは漫画家の三浦建太郎氏が描いている。
ちなみにVOCALOIDでは男性ボカロは現状では数少なく珍しい。
・ガチャッポイド
株式会社インターネット製のVOCALOID。
国民的人気キャラクター、ガチャピンさんの声をもとにして作られたVOCALOID。
パッケージのキャラクターデザインも全体的にガチャピンさんを意識した意匠になっている。ショタ。
他にもVY1、VY2のようにキャラクターデザインや設定が一切ないVOCALOIDや、v flowerのように中性的な歌声のVOCALOIDなどバリエーション豊富なので、興味があればVOCALOID一覧などで検索してみてください。
また、イギリスやスウェーデン、中国など、海外でもVOCALOIDは開発、販売されています。
蛇足
VOCALOIDとよく似た無料で使える歌声合成ソフトに「UTAU」というものがあります。
厳密にはUTAUはVOCALOIDではありません。UTAUを使って曲を作るユーザーは「UTAUP」と呼ばれ区別されます。
VOCALOIDのように数多くの歌声ライブラリが有志によって作られています。「重音テト」などが有名です。自分の歌声をライブラリとして作ることも出来ます。
フリーソフトなのでVOCALOIDの代わりに使うユーザーも多いですが、VOCALOIDとは操作方法がまるで違うので混乱するかもしれません。
当記事は必要に応じて加筆・修正する場合があります。