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私にとってお金ってなに?と思って「マネーワーク」をやってみた感想

いま、フリーランスの大先輩から紹介してもらったこの本を読んでます。

正直いって、組織づくり系の本はこれまであまり読んだことがなくて、前半部分は難しい。まだ読み切れてないし、咀嚼に時間がかかりそう。

学んだことの実践結果をブログに書くのは2~3年かかりそうだけど、現時点で読んで感じたこと、とりあえずやってみると決めたことは、現時点で言葉にしてみたいと思ったので書いてみます。

ざっくり本の紹介

著者トム・ニクソンは2000年にもうパーパス志向型のビジネスで創業した人で、現在はパーパス思考型の創業者やチームに対してのコーチングやアドバイスをされています。

本の中の大半は、「ソース原理」というものを使ったチーム運営について書いてあります。

なんだけど、私がもともと興味を持ったポイントは、本の最後3章くらいで紹介されている「マネーワーク」でした。

私、社会人になってからずっと自分の中でお金という存在が大きくて、お金のために、とか、お金がないから、みたいな思考になることも多かったんですよね。

ここらのタイミングで本格的に「自分にとってのお金ってなんなのか」と向き合わないといけない気がしていたので、その思考のきっかけになりそうだと感じたのでした。

ちなみに本のメインテーマである「ソース原理」をひとことでいうと、トップダウン型の組織とボトムアップ型の組織のいいとこどりをしたようなシステム。

スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクみたいな強いリーダーシップ型のモデルは、もてはやされている人は生存者なので、影にそのスタイルを真似っこして失敗した人もたくさんいそうだよね、

それに対してパーパス志向型の組織がいいっていう雰囲気増えているけど、誰がイニシアチブとるの?みたいな話、生まれやすいよね。

それぞれのいいところを統合させて、「組織のあり方はパーパス型」かつ「強いエネルギーを持った人がひとりいる」みたいな感じはどう?っていうのが、すごいざっくり言って「ソース原理」なのかなととらえてます。

(あくまで私の受け取り方ですよ)

「マネーワーク」とはなんぞや

で、「マネーワーク」っていうのは、ソース原理とセットで効果を発揮すると書かれている内省ワークみたいなもの。

「自分にとってお金がどういう存在か」を考えることで、

・お金へのこだわり=自分がどんなことに執着しているかがわかる
・その執着から離れることで、活かすべき自分のすべての面が見えてくる

らっこなりの解釈

という感じです。

さっそく、30分のワークを書き出しワークを実践。

子どもの頃のお金の記憶があまりなかった。覚えていないということは恵まれていたのだと思う


私にとってのお金とは?

私にとってお金がなにを象徴していたかを書き出してみると、

  • パワー

  • 自由

  • 価値

  • 我慢に対しての対価

だった瞬間が多かったです。

学生時代までの私にとって、お金は「パワー」の象徴でした。親を見てそう感じることが多かったです。つまり私にとって親は権力を持った存在だったんだと思う。特に母親。

社会人以降の私にとっては、お金は「自由の象徴」でありながら「価値」で「我慢への対価」でした。

自由であるためにはお金がないといけないと思っていて、お金を稼げないと自分に価値がないように感じてしまう。さらにお金は嫌なことをする我慢に対する対価だと思っている、という感じ。

著者は「自分がお金にまつわる物語とは、結局のところ自分の物語に等しい」と言っています。

もう少し詳しく紹介すると、

私はお金という鏡の中に、パワー、自由、価値、我慢に対しての対価といった像を見ていて、お金とはそういうものだと思い込んでいる。(見ている像は人それぞれ異なる)

でもそれは自分が求めるアイデンティティをお金に投影しているだけに過ぎない。

お金から来る感覚は、自分が作り出した幻に過ぎない。お金を稼げば一時的には安心できるけど長続きしないし、常に「もっと稼がなければ」と追い立てられる。

お金を追い求めても自分が欲しいものを本当の意味で手に入れることはできないからこそ、自分とお金の関係という根源に目を向けて、自分の「アイデンティティ」を見つめなければならない。

というようなことが書いてあります(独断と偏見でまとめたりしています)

過去を振り返ってみたときの私

過去の私にとって、お金は、

  • パワー

  • 自由

  • 価値

  • 我慢に対しての対価

でした。

現時点では少し変わっていて、

  • 自由

という感覚だけが残っています。

他に、新しく加わった感覚もある気がするけど、まだ言葉にならない。もう少し時間がかかりそう。

会社員だった時代には、お金を稼げたほうがすごいとか、時短で働く給料の減った自分にがっかりしていたし、そのことで自己肯定感が削られていた時代が長かったです。

ただフリーランスになろうと思う頃には、考えが変わっていました。

お金を稼ぐというのはスキルのひとつであり、その人が稼いでいるか稼いでいないかはその人の人間性とは関係ないし、稼ぐ金額がその人の価値を表すものでもない

と思えるようになってきました。

少し前までの私は、大企業で働くこと=親から言われていた「幸せな人生」に耐えられなかったことへの劣等感がすごく強かったです。

お金=パワー、価値だと思っていたので、大企業にいなくても稼げることを証明しなくては(他界した親に、昔の自分に)と思っていた気がします。

同時に、お金は「我慢への対価」でもあったので、働くということは我慢でしかありませんでした。嫌なことだけどやらなきゃいけないこと、みたいなイメージです。

極論いうと、嫌なことをやりながら、自分ではない誰かに評価されないと年収が増えていかないクソゲーみたいな感覚でした。(もちろん、やりながら楽しいと感じる瞬間はあったけど、我慢をしている感覚の方が強かったです)

なんだけど、会社員を辞める頃には、お金は別に我慢への対価ではなさそうだ、というのがぼんやり見えてきました(体感まではいってないけど)

楽しそうに仕事をする経営者を間近で見る時間が長かったので「どうすればあんなに楽しそうに仕事ができるんだろう」と思うようになっていきました。

そして「楽しそうなのは、すべてを自分で決めているからだ。すべての責任を負う代わりに」ということに気づき、どうしてもその感覚を味わいたくなって、衝動的に会社を辞めます。

で、フリーランスになってからそろそろ1年経つ今は、また少し印象が変わりました。どう変わったのかは、まだ発酵させている最中なんだけど、

「やりたい仕事をする」ことと「お金を稼ぐ」は同時に成立する

という感じな気がします。

最終的には、「お金=〇〇」という価値観をなくしていって、アイデンティティをお金から切り離して独立させられると、もう少し生きやすくなるのかもしれません。なんか、難しそうだけど。

お金に対する不安の原因を突き止めたかった

「お金」というキーワードに強い興味を持って、こんなワークまでやってみたのは、私の感じている不安の原因を突き止めたかったからでした。

今年の夏は仕事をセーブして勉強したり研究しようと思っていたのに、お金を稼いでいない自分に不安が生じて、急きょ稼働を増やすことにした出来事があって。自分の中のお金ってなんなんだろう?というのと向き合ってみたくなったんです。

そんなときにたまたまオススメいただいた本にマネーワークのことが書いてあったので、さっそく実践してみました。(ここで紹介したのは一番最初のマネーワークだけで、他にもいくつか本の中で紹介されています。ご興味ある方はどうぞ。)

まだ実践して数日なので、正直「ふーん」という感じです。
不安の原因と思われるものは、仮説は立てたけど、どうなんかなあ、よくわからん!という感じで、まだ自分のものになっていない感覚。

ここから時間をかけて、他のインプットと結び付けたりして「本当にそうだったっけ?」「他にもあったの思い出したぞ」を無数に繰り返して、内省を深めていこうと思います。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
どなたかの思考のきっかけになれば嬉しいです。

今回読んだこの本。まだ全部が頭の中に入っていないので、少しずつ読み進めて、理解を深めていきたいです。

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