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「それは一筋の光が差した時に見えるホコリのような感じかもしれませんよね」

「気」って見た事あります?見えます? 私は見たことないんですけどね。

先日初めて「中医学気功整体」というものを受けてきたんです。50代後半になって身体のメンテナンスに気を使うようになりました。(あれ?ここにも「気」が出てきた!)

白髪染めから始まった頭皮ケア、虫歯治療からの歯のメンテナンス、肩こり改善などからの整体、肥満からのファスティング、ウツ気味・将来への不安改善からのココロのメンテナンス、などなど

今までどれだけ身体とココロ、つまり自分のメンテナンスを怠っていたことか。その怠慢だった時間を取り戻すべく奮闘しているのです。

「中医学気功整体」もその延長線上で、友人から紹介してもらいました。

「気功って、手をかざすだけのやつかな?」と思っていたら、「施術してる最中にね、先生がシュッ、シュッ、って言うからね」とだけ聞きました。

施術の日、先生の説明によると、人の身体は長年のクセでねじれてかまらっているそうです。例えば、電話受話器と本体をつなぐコード(若い人は分からんかな)ドライヤーのコードとか、使っていたら、いつの間にか、ねじれてしまっている。身体の中もそんな風になっているそうです。

ねじれ続けると、大きな玉のような塊になって、その上をどんなに指圧しても、ねじれはほどけないし、塊はとれません。
でも、その塊を取り除いてねじれをほどかなければ、身体は動きが悪くなって柔軟性がなくなって、気の流れが悪くなって、健康な身体を保つことが難しくなるそうです。

ねじれて絡まった受話器とかドライヤーは、重い部分を下にしてコードを持つと、自然に回転してねじれがほどけてしまいます。人間の身体もこんな風に簡単にねじれが自然にほどけるといいのですが、積み重なったねじれは簡単には解けないみたい。

ねじれて動かなくなって固くなった身体の中には「邪気」というものが溜まっているそうです。この「邪気」を気功で身体の外に出して、身体の中を回転させてねじれを取り除くのだそうです。
(わたしの記憶が正しければ・・・)

この「邪気」を身体の外に出す時に「シュッ、シュッ」と言いながら施術してました。

「先生には邪気が見えるんですか?」
「見えますよ」
「邪気ってどんな顔してるんですか?」
「顔はありません」
「何色なんですか?」
「色はないんですよ。敢えて言えば水蒸気のような、煙のような」
「水蒸気なんですか」
「たとえば、ココね。ここを押すと、ほら出てきたちゃったわ」

何も見えない私には、自分の身体の中から勢いよく出ちゃったという邪気というものがどんな風に見えるのか不思議でたまらない。
死ぬまでには見てみたい!

この話を、これまた「気」とか「オーラ」とか見えた事ありませんという知人に伝えたところ、こんなことを言ったんです。

「それって、最近ふと思ったんですけど、普段、空気中を舞っているホコリって見えませんよね。でも光の差し込む角度によっては見える時ありますよね。気ってそんな風に光の角度で見えるものなのかなって」

なるほどー、めちゃくちゃ腑に落ちました。

普段、自分の周りで飛び交っているのに見えないもの。ホコリってまさにそうだわ。プロジェクターの光とかの中に突如ホコリが舞ってるの見えるもんな。でも光の外側では見えない。

「気」が見えるという人は、「気」が見える光の角度を知っている人かもしれない。自分の周りにありものを、世界を、見えないと言う人が持っていない角度で見る事が出来る人なのかもしれない。

その角度のようなものを習得したら、見えないという人も見えるようになるのかもしれない。

「気」に限らず、人は多角的視点を持てば持つほど、世の中の色んなものが見えてくるということですね。

あまりにも腑に落ちた話だったので、noteに記しておきました。

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