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#5 「好き」があれば大丈夫

趣味ってハードルが高い

最近同僚がこんなことを話してきた。

「私、趣味ないんですよね。
 趣味見つけたいんだけど、どうすればいいかわからなくて」

趣味がない。
そういう人は多い気がする。

けれど、noterの皆様の自己紹介記事を見ても趣味を書かれている方が多い。また、企業面接や初対面の人と話すときには大概趣味の話は持ち上がる。
会話のとっかかりに欠かせない存在といってもいい。
それなのに、趣味を見つけるとなると、これが意外と難しい。
世の中でフランクに使われている言葉ではあるが、「趣味がある」ということは割とハードルの高いものなのではないか。

「趣味」を言い換える

ふと思った。
企業面接とか初対面の人と話すときに使われる「趣味」という言葉って、「ライフワーク」とか「生きがい」というニュアンスが含まれているような気がする。
そうなってくると、確かにハードルが高いような気がする。
どうにかハードルの低い言葉に言い換えられないだろうか。

そもそも趣味って何なんだろう。
意外とこの言葉をしっかりと理解していない気がして、辞書で調べてみた。

しゅ‐み【趣味】 の解説
1 仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄。「—は読書です」「—と実益を兼ねる」「多—」

2 どういうものに美しさやおもしろさを感じるかという、その人の感覚のあり方。好みの傾向。「—の悪い飾り付け」「少女—」

3 物事のもっている味わい。おもむき。情趣。

「さびた眺望 (ながめ) で、また一種の—が有る」〈二葉亭・浮雲〉

デジタル大辞泉(小学館)

今ここで述べている趣味というのは、1の意味であろう。

個人が楽しみにしている事柄……
楽しいと思えること……
好きなこと……

ああ、「好きなこと」ねぇ。
とてつもなくシンプルだけど、どこかしっくり行く気がした。

後日、同僚に「趣味じゃなくて、好きなことってないの?」と尋ねた。
すると、あれよあれよと出てきた。
家にいること、寝ること、食べること、でも旅行行くのも好きだなぁ
同僚が旅行を趣味と捉えなかったのは、そこまで頻度が高くないからだという。
やはり「趣味」という言葉はハードルが高かったようだ。

「好きなこと」があればいい

僕も「趣味」という言葉に高いハードルを感じている人間の一人だ。
読書なら、
月に5冊しか読んでなくて趣味って言えるのだろうか……
と思ってしまう(SNSを見ると月に何十冊も読んでいる人が大勢いるから。やはり比較すると自信が持てない)。
相撲観戦なら、
まだ一度も両国で相撲を見たことがないのに趣味って言えるかな
と思ってしまう(これも数で比較している。やっぱり僕は比較が下手だ)。

だけど「好きなことは何?」と聞かれたら自信を持って言える。

読書が大好き!! 小説大好き!! 
音楽聴くのが大好き!! そんでもってライブ行くのも好き!!
自転車で走るのも好き!! 食べるの大好き! カレー大好き!
相撲観戦大好き! 歩くの大好き!!
文章書くのが大好き! 
おかげ様でnoteを書くのも好きになりました。

なので、無趣味であることに悩んでいる人がいたとしたら「好きなこと」を見つけることから始めるといいかもしれない。
その「好きなこと」がいつの日か、自分自身を助けてくれるかもしれない。

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