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ストロングゼロ

もう、飲まないと何度思った事だろう

でも嫌なことがあると、つい手にとって次の日後悔してしまう

しかも絶対ロング缶

アル中と呼ぶなら呼んでくれ、
美味しい〜と思って飲んでいるつもりもない、身体に悪いのもすごーく感じている、のに、なんで手が伸びるんだろう、嫌なことが忘れられるわけでも無いのに、なんでなんだろう。

あれはアルコール度数以上に、なにか悪いものが入ってるに違いない。

おつまみはなんでもいい、なくてもいい。
だって、これは忘れるためのお酒だから。

ひと時だけでも、忘れたいだけなのに、忘れられるわけもないのに、むしろ、忘れたい思い出が増えるだけなのに、なぜお酒、いや、ゼロを、ストロングゼロを飲んでしまうんだろう。

コンビニで買えるから。

現実主義者は的確な答えを突きつけるだろう。

でも、わたしが求めてる答えは違う。
なぜ、人は後悔を繰り返すのか、恋かこれは、いや酒だ、安酒だ。

そうして、わたしは土曜の深夜の代々木公園のその暗闇に、どうにか辛いことを葬れないのかと、ストロングゼロと芝生に寝転がり、翌朝、圧迫される頭と、確かにある飲む前の辛い記憶に悩まされるのだ。

ストロングゼロを飲んでも消えるのは飲んでる最中の記憶だけ。

気をつけて、みなさん。
いくらストロングゼロを飲んだところで別れた恋人は別れたままよ。

さよなら、つかの間の恋人よ、こんなもんに一瞬でも恋ができると夢を見せてくれてありがとう。

#落花生 #日記 #エッセイ #コラム






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