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【旅#005】蟹と民藝を求めて@鳥取旅2023冬①

旅のメインのことを、私はミッションと呼ぶ。「必ずココに行く!」や「必ずコレを食べる!」といったもので、それ中心の行程になるのは当然のこと。

そして「ココにも行けたらいいな」「コレも食べられたら嬉しい」というサブミッションを決めて行くことも、あったりなかったり。

そんなことを、今後書いていく旅行記には載せていきたいなと思います。



鳥取 2023冬①

旅のミッション

①味暦あんべさんの「親がに丼」を食べる
②因州中井窯さんを訪ねる
③特急「スーパーはくと」に乗る

2023年12月9-10日 1泊2日

カニを食べることは、私にとって非日常で特別なことです。

味暦あんべさんの「親がに丼」というものを、2年前くらいにネット上で見かけました。そして、いろんな人のレビューを見るたびに、めちゃめちゃ食べたくなりました。

2022年10月に、サイコロきっぷで当たった餘部から足を伸ばして鳥取まで行ったのですが、「親がに丼」は11〜1月の親がにが解禁になる時期にしかいただけないということで、タイミングが合わず。

その話を友人にしたところ、来期ぜひ食べに行こう!となり、友人と私のスケジュールが合う、2023年12月の2週目の、週末に行くことになりました。

泊:ホテルモナーク鳥取

ユニットバスが苦手なので、ここ最近はなるべく内湯・大浴場のある宿に泊まりがち。今回は、ホテルモナーク鳥取さんに1泊しました。

京都 → 鳥取(スーパーはくと3号)

あんべさんは、親がにの時期だけランチ営業してくれるので、まずはそこを予約して、それに間に合うように鳥取入りせねばなりません。

鳥取市には過去2回訪れていますが、いずれも山陰本線利用。今回初めて因美線からの鳥取入り…ずっと乗りたかった「特急スーパーはくと」に、この旅でやっと乗ることができました。

スーパーはくとの個人的な魅力としては、まず京都始発であること。地元から目的地まで乗り換え無しで行けるなんて最高!
そして因州中井窯の洗面器が使われているところ。中井窯の洗面器自体は、たくみ割烹店で見たことはあるんですが、先に知ったのはこちらなので、やっぱり見てみたい。

あんべさんは12時半の予約が取れたので、余裕をもってスーパーはくと1号で行くつもりが、私が予約を誤って3号になってしまいました(鳥取11:58着)。それでも十分間に合いましたし、結果的に前日飲み会だった友人は「朝一じゃなくてよかった〜」と言ってくれました。


京都8:51発 スーパーはくと3号

私は京都から、大阪に住む友人は新大阪から乗車。
京都〜鳥取は、途中智頭急行経由で、約3時間です。

気動車ということで、あのゴーっという音、というか振動がたまらなく良かった!山間部を走る時の揺れも、私はテンション上がりましたが、友人は酔い止め薬をあらかじめ飲んで乗車していて、なんだか申し訳ない。

車両内1番前の席だと、なんとなく見づらい💦

途中で気付いたんですが、車内の案内表示器には「右手に流れる川は…」みたいな、今通ってるところの注目ポイントが流れていました。案内表示器横のモニターには、先頭車両から映されたリアルタイムの景色が見られて、これは乗車したときから気付いていたけど、友人との会話が弾んで、ほとんど見てませんでした。

鳥取駅に定刻で到着。ホテルに荷物を預けて、いざ🦀へ。


味暦あんべ

予約した人ばかりだからか、お店の前には、列にはなっていない、何組かの客がワラワラと集まっていました。私達も時間前でしたが「来てます」と伝えるために、一度店内に入って名前を告げる。他の方たち同様“外で待っててください”となったけど、12時半ちょい前には店内に、そしてカウンター席に着くことができました。

贅沢の極み “親がに丼(極)”

もちろんお目当ての「親がに丼」、しかもノーマルより蟹の量が多いという「極」をオーダーしました。年々値上がりしているとのことですが、ここまで来て後悔したくない!という思いの下、奮発しました。

デデン!!

①内子塩ゆで(甲羅に乗ってる)
②プレーンのかに身(画像左側)
③生外子醤油漬け(中央の上に乗ってる)
④生内子醤油漬け(中央の下に敷いてある)
⑤かに味噌󠄀で和えたかに身(画像右側)

メニュー表の中に、美味しい食べ方を載せていてくれていて、それによると…写真を撮ったりSNSにアップするはOK(むしろ歓迎?)。そして、丼はどこから食べても、混ぜて食べても違う味が楽しめるよ、とスパイスカレーのような食べ方をオススメされてました。それから、かに汁はおかわり自由なので、どんとこい!みたいです。(←過去最高は7杯らしい)

①&④や、⑤&②、また①&②&③など、ホント自分でいろいろ試せるのが楽しい。丼+かに汁2杯目、ぺろりといただきました。

大満足すぎて、私の今シーズンの蟹は、これで終わりでもいいかも、と本気で思いました。


因州中井窯

私が民藝に魅せられたきっかけは、初めての鳥取旅(2015年夏)のときに鳥取民藝美術館に行ったことなんですが、そこからいろいろ民藝の情報を辿るようになり、因州中井窯さんのことを知りました。

10年近く前に買った山陰旅の本に、“鳥取・島根の窯元を巡る”というページがあって、他の窯元とあわせて行ってみたいなぁと思ってはいたのですが、でもこれは車で行くところだよなぁ…と、なかなか行く計画を具体化&実行することができませんでした。

でも、今回一緒に行ってくれた友人が「行きたいところがあるなら行こう&車運転するよ〜」と言ってくれたので、お言葉に甘えさせてもらいました。

あんべさんの予約が取れてすぐくらいに中井窯さんへ電話をして、私達が行く週末は、日曜日に用事があってCLOSEにすることを確認。ということで土曜日、蟹に満足したすぐ後にレンタカーを借りて、一路、中井窯さんのある集落へと向かいました。

隣を流れる川の水がキレイでした

お店に常駐されているわけではなく、お店の扉を開けたら、それに気づいて、母屋から出てきてくださいました。
おじゃまいたします!
憧れていたあの景色が、目の前に☆
染め分け皿以外の作品も。

カップ&ソーサーと、三色の染め分け皿は今すぐ購入できないけど、それ以外はこの場で購入できるとのことで、悩みに悩んで4枚購入しました。

↑購入した4枚。丸、四角、八角☆

今すぐ購入できない三色染め分け皿は、春にたくみ工芸店で開催の企画展で購入するか、順番待ちしてお取り寄せできるということも伺う。企画展は初日に行ける可能性が低い(お目当てのものが売り切れの可能性が大いにある)ので、送っていただくことにしました。

半年待ちか、それ以上か。ワクワクしながら待ちます。

↑もともと好きな鳥取が更に好きになった水丸さんの本


〜②へつづく

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