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ボドゲ作家としての、自信がゆらぐ時!怖!CLOCKゲームの話(1)

私こと「ラジくまる」は、基本的には「アブストラクト系」のボードゲームが好きですが、ダイス(サイコロ)を使ったゲームにも、好きなものが結構たくさんあります。

だいいち、ラジくまる自作ゲームのなかにもいくつか「がっつりとダイスに依存した競争ゲーム」が、ちらほらあります。

その中で長年「自画自賛」してきたゲームがあるのです。
CLOCKと名付けた作品です。1980年ごろに創作したものです。

当時~2024年3月までの私は、「けっこう良い、独自のアイデアのゲーム」と自己評価し、自画自賛していました。

CLOCK   2 to 6 players
勝利条件:
いわゆる長針と短針とがあるCLOCKの写真?orイラストを用意する。
イラスト上でコマを進めて、誰よりも先に24時間(時計を2周)に到着した人が勝ち。
用具:
CLOCKの絵が描かれたゲーム盤
6種の異なる色のコマ 
ダイス3個
準備:
全てのコマを12時の場所に置く。
遊び方:
自分のターンでは、ダイス3個を振る。
たとえば12時から1時に進むためには、3個ふったダイスのなかに「1」がない場合は一歩も進めない。そのままターン終了になる。
あるいは別の例として3つのダイスは「1」「2」「6」と出たとする。
この場合は、1に進み、すぐに2にも進み、さらに3にも進むことができる。このゲームでは「複数のダイスの目を足し算」しても良いので。
しかしこの3つのダイス目の組み合わせからは4は作れないことから、そのターンでは1・2・3と一気に3まで進むだけでターン終了となる。
例に示したような要領で12まで進んでから、さらにもう一周行う。
時計を2周なので、合計24時間ぶんコマを進めたらゲーム終了。

***

さて、ラジくまるは最近になって急に思い立ち、noteで記事を書き始めたばかりの新人?です。
ボドゲに関する、いろいろな記事を書き始めています。

その影響から、ボードゲームの歴史勉強も、今ではすっかり「日常業務化」しており、日々過去の文献を読み漁っている今日この頃です。

そしたら、ほんとについ先日、「センテニアル」という伝統的な「ダイスゲーム」の記事を発見してしまいました。
「センテニアル」ゲームの基本動作は、ラジくまる1980年作品のCLOCKと類似性があります。

センテニアル

ラジくまるは、「へえーぇ!偶然ってあるもんですね!」と、この事件をさらっと流すことはできません。

なぜなら1980年当時は、ラジくまるが積極的に、数多くのボードゲームの情報収集を開始したころだったからです。
状況を考えるに、1980年頃のラジくまる少年は、センテンニアルのルール説明を、何かのゲーム関連本で読んだことがあった可能性が極めて大きいと推定できます。

*センテニアルは「伝統的な」ゲームですから、当時、図書館などで読破したゲーム紹介本に掲載されていた可能性が大。

それを読んだ時は、「フン!あんまりおもしろくないね、このゲーム。」などと、子供のくせに偉そうに評価して、何もメモを書かなかった。
そしてそのまま「センテニアル」を忘れてしまったのではないでしょうか。たぶん。

こんな風にして、表層意識としては完全にセンテニアルのことは忘れているのですが、深層意識のほうではちゃんと覚えていて、

「こういうゲームコンセプトだったら、ダイス3個使うといいよ。特にダイスの目を足し算して使うんだ。」

そんな「ヒラメキ」が、なんの前触れもなく、突然、脳内に浮かんできた。
ラジくまるは、それを 超すごいヒラメキだと勘違いして、CLOCKゲームに採用した。

・・・たぶん、真実は、こうだったんじゃないかな?
ほんとに、そうだったみたいな気がしてきた。

今、がっかりするやら、同時に「忘れる」ということに「恐怖」を感じるやら、複雑な思いです。

こわ!(怖)

ということで、明日に続きます。

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