koeトモ民@デスゲーム❷
あれから何時間たっただろうか。
深く息を深く吸い、オレは考える。
オレはここから出られるのだろうか。
一抹の不安と恐怖は、やがて大きな波となって
オレの心を飲み込んだ。
「嫌だ、死にたくない」
思わず声に出していた。自分の声が部屋に虚しくこだまする。
「死にたくはないよな」
不意に後ろから声をかけられた
「誰だッ」
そう言って振り向くと小学校高学年くらいの少年がいた。
「僕は君と同じ コエトモ だよ。」
「どういうことだ、君も監禁されているのか。」
「違うよ、僕は君たちとは違