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四苦八苦と煩悩 保存版



四苦八苦について


四苦八苦とは何か?


 なぜハッピーハックはこの言葉をよく使うのか?

それは、幸せを考えるにこれを避けることはできないから。

人間の苦しみを大きく8つに分けている。


 

八つの苦しみとは?

  

生・    老・    病・    死    

愛別離苦・ 怨憎会苦・

求不足苦・五蘊盛苦

 以下WIKIより抜粋

四苦八苦(しくはっく)とは、仏教における苦(dukkha)の分類。

根本的なドゥッカを生老病死(しょう・ろう・びょう・し)の四苦とし

· 生苦(しょうく)生まれることに起因する苦しみ。

· 老苦(ろうく)- 衆生の老いていくことに起因する苦しみ。体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる。

· 病苦(びょうく)- 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる仏教問題。

· 死苦(しく) - 死ぬことへの恐怖、その先の不安などの自覚。衆生が免れることのできない死という苦しみ。また、死ぬときの苦しみ、あるいは死によって生ずるさまざまな苦しみなど。

根本的な四つの苦に加え、

· 愛別離苦(あいべつりく)- 親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。愛する者と別離すること

· 怨憎会苦(おんぞうえく)- 怨み憎んでいる者に会う苦しみ

· 求不得苦(ぐふとくく)- 求める物が思うように得られない苦しみ

· 五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならない苦しみ

の四つの苦を合わせて八苦と呼ぶ。


釈迦は諸天宝輪において四諦を説き、その中では苦諦として四苦八苦を説いた。

比丘等よ、苦聖諦とは、此の如し、
生は苦なり、老は苦なり、病は苦なり、死は苦なり、
怨憎するものに曾ふは苦なり、愛するものと別離するは苦なり、求めて得ざるは苦なり、
略説するに五蘊取蘊は苦なり。


説明を加えよう。

生苦 生まれるときの苦しみ。胎児は400本の骨を持ち、人は202本程度。身体がにぎり痛されるかのような産道を通り抜ける恐怖と苦痛。皮膚や肺の環境変化。これ以上の苦しみは人生において他にないというわけだ。街を行く、全ての人間がここをクリアしていることはありがたい。


老苦 お釈迦様は80歳まで生きられて、多くの高弟が先に逝かれたわけ。そういう意味の苦しみもあっただろう。身体の機能が衰えるのも、我慢が辛いのもある。体力気力の低下。容姿の醜さ。執着が強くなる部分もある。若くありたいのも良いが、諦めるのも必要だろうか。


病苦 病気の苦しみは説明も無用。大昔から病気は苦しみなのだ。


死苦 死の恐怖や苦痛が苦しみであると。


面白いのは、普通四苦八苦を言う時は愛別離苦が怨憎会苦よりも先に来るのにここでは(タイミングとしては初期には)怨憎会苦が先に来る。ハッピーハックの人間関係シートの並び方を見ると、確かに『嫌い』の方がクッキリと『知は情を・情は意を・意は知を』嫌っている。実際にも『愛するものと別れる』よりも『憎い人と会わねばならない』方が明確に苦しくはあるまいか?あなたはどちらが苦しいと思うか?


愛するものとの別れは、『感謝』に変化できる。その点、怨憎会苦は身体を強く蝕み、好転することがらは少ない。『どこへ行っても嫌な奴がいるものだよなあ。』そんな気持ちになったことはないだろうか?


ハーバード大学においても、人生の幸不幸は人間関係に左右されると結論が出たようだ。

人間関係が上手であったとしたら、健康面・経済面にも良い状況を得られるだろう。


一方で、死ぬ時には人間関係もお金も、もちろん健康もなくなるのだ。だから、人間関係がうまくいってなくても大丈夫。そういう境地を持っておこう。


大昔、150人の村にいた頃は人間関係の悪化は死を招いた。『間引き』『村八』が怖いので、皆に承認されるように頑張らないと。現代日本では、他人とボツ交渉でもすぐに身に危険が迫るわけではない。だから昔ほど神経は使わなくて良いと思われる。ただ、ほとんどの仕事が組織やチームで成り立っている。家庭・元請・スタッフ・・・ハッピーハックを活用して、お声がけで彼らを喜ばせることもやっておこう。人間関係が下手でも、殺されはしなくとも生きにくくはあるのだ。嫌われてもいいから、簡単に出来ることはあるのだ。

挨拶や、ちょっとしたお声がけで人間関係を随分と楽にできるのだから使わないと大損だ。


巨人の星


 記憶に間違いがなければ、星一徹が野球のボールには108の縫い目があり除夜の鐘を叩くのは108の煩悩を断つためだと言っていた。これ、本当のようだ。いや、ボール縫い目が決められていること。この縫い目数が最もボールを強くするのだそう。生まれてこの方、半世紀を有に超えてこの108についての具体的なことは知らなかった。


諸説あるものの、きちんと108個を具体的に示してあるものを見つけたので紹介しておく。これらを暗記したいところだが読むだけでも大変だ。冷蔵庫にでも貼っておかれると良いのかも。何か怒りが出たらこのリストを眺めているだけでも落ち着くだろう。


これは貴重な資料だ。




108個の煩悩 

目・耳・鼻・舌・身・意
良・悪・平
浄・染
前世・今世・来世

で6✖️3✖️2✖️3=108 とも言われるが

何が何だかわからない。

以下に素晴らしい資料を見つけたので記載する。


執筆者:岡本一志さんより無断転載

名称                    意味

1苦締貪(くたいとん)        執着する心

2苦締瞋(くたいしん)        許せない怒り

3苦締癡(くたいち)         道理が分からず愚痴を言う

4苦締慢(くたいまん)        おごり、高ぶり

5苦締疑(くたいぎ)         正しい事を疑う

6苦締有身見(くたいうけんしん)   身体への執着

7苦締辺執見(くたいへんじっけん)  極端な思考

8苦締邪見(くたいじゃけん)     因果応報を知らない

9苦締見取見(くたいけんしゅけん)  間違いを正しいと思い込む

10苦締戒禁取見(くたいかいごんしゅけん)誤った考えを信じる

11集締貪(じったいとん)      欲望

12集締瞋(じったいしん)      憎しみ

13集締癡(じったいち)       悪行を行う

14集締慢(じったいまん)      他人に誇りたがる

15集締疑(じったいぎ)       真実を疑う

16集締邪見(じったいじゃけん )   果報は無いと思う

17集締見取見(じったいけんしゅけん)  自分が最も優れていると思う

18滅締貪(めったいとん)       激しい欲求

19滅締瞋(めったいしん)       いら立ち

20滅締癡(めったいち)        無知による愚行

21滅締慢(めったいまん)       傲慢

22滅締疑(めったいぎ)        正しいことを信じられない

23滅締邪見(めったいじゃけん)    因果関係を認めない

24滅締見取見(めったいけんしゅけん) 誤った見解を信じ込む

25道締貪 (どうたいとん)        何かを求める心

26道締瞋(どうたいしん).                        怒りで心が不安定になる

27道締癡(どうたいち).                            愚かな行為

28道締慢(どうたいまん).                        自慢したがる

29道締疑(どうたいぎ ).                           真実を信じれない

30道締邪見(どうたいじゃけん).             自分の行いに果報は無いとする心

31道締見取見(どうたいけんしゅけん).   間違った考えに執着する

32道締戒禁取見(どうたいかいごんしゅけん)誤った事を信じ込む

33色界苦締貪(しきかいくたいとん).     魂からの欲望

34色界苦締癡(しきかいつたいち).         愚かな行為

35色界苦締慢(しきかいくたいまん).     自身の凄さを誇りたがる

36色界苦締疑(しきかいくたいぎ).         正しい教えを疑う

37色界苦締有身見(しきかいくたいうしんけん)  身体への執着

38色界苦締辺執見(しきかいくたいへんじっけん)極端な考え方

39色界苦締邪見(しきかいくたいじゃけん)因果応報は無いとする


40色界苦締見取見(しきかいくたいけんしゅけん)自分だけが正しい

41色界苦締戒禁取見(しきかいくたいかいごんしゅけん)誤ったことを正しい事と勘違いする
42色界集締貪(しきかいじったいとん)  必要以上に欲する

43色界集締癡(しきかいじったいち)   愚かな行い

44色界集締慢(しきかいじったいまん )   他者に誇りたがる

45色界集締疑(しきかいじったいぎ).         正しい事を信じられない

46色界集締邪見(しきかいじったいじゃけん)善悪の果報を認めない

47色界集締見取見(しきかいじったいけんしゅけん)自分が正しく他が間違っている

48色界滅締貪(しきかいめったいとん).    欲が湧いてくる

49色界滅締癡(しきかいめったいち)         愚行

50色界滅締慢(しきかいめったいまん).    優越感

51色界滅締疑(しきかいめったいぎ).       何も信じない

52色界滅締邪見(しきかいめったいじゃけん)因果応報を認めない

53色界滅締見取見(しきかいめったいけんしゅけん)誤った教えに執着する

54色界道締貪(しきかいどうたいとん)     精神的な欲求

55色界道締癡(しきかいどうたいち).        悪い考え

56色界道締慢(しきかいどうたいまん).    他人に自慢したがる

57色界道締疑( しきかいどうたいぎ).       真実を疑う

58色界道締邪見(しきかいどうたいじゃけん)善悪の果報は無いとする心

59色界道締見取見(しきかいどうたいけんしゅけん)自分が正しく、他が間違っている
60色界道締戒禁取見(しきかいどうたいかいごんしゅけん)間違った教えに執着する

61無色界苦締貪(むしきかいくたいとん)精神的な欲望

62無色界苦締癡 (むしきかいくたいち)怒りからの憎しみ



63無色界苦締慢 (むしきかいくたいまん)自分が優れている事を知らしめたい

64無色界苦締疑(むしきかいくたいぎ)正しい道を信じれない

65無色界苦締有身見 (むしきかいくたいうしんけん)心身を思い通りにできる

66無色界苦締 辺執見(むしきかいくたいへんじっけん)バランスを欠いた思考

67無色界苦締 邪見(むしきかいくたいじゃけん)因果応報は無いとする

68無色界苦締 見取見(むしきかいくたいけんしゅけん)誤った見解を正しいと思い込む
69無色界苦締戒禁取見(むしきかいくたいかいごんしゅけん)誤った見解に固執する

70無色界集締貪(むしきかいじったいとん)魂からの激しい欲望

71無色界集締癡 (むしきかいじったいち)愚かな行為

72無色界集締慢 (むしきかいじったいまん)慢心

73無色界集締疑(むしきかいじったいぎ)真理を疑う

74無色界集締邪見(むしきかいじったいじゃけん)自分の行いが自分に帰ってくることを信じない
75無色界集締見取見(むしきかいじったいけんしゅけん)自分が正しく、皆が間違っている
76無色界滅締貪(むしきかいめったいとん)無意識に生まれるの欲求

77無色界滅締癡 (むしきかいめったいち)真理に対する無知

78無色界滅締慢(むしきかいめったいまん)己の凄さを誇りたがる

79無色界滅締疑(むしきかいめったいぎ)正しい教えに疑問を持つ

80無色界滅締邪見(むしきかいめったいじゃけん)罪・公徳による果報を信じない

81無色界滅締見取見(むしきかいめったいけんしゅけん)間違いを正しいと信じ込む

82無色界道締貪(むしきかいどうたいとん)欲求

83無色界道締癡(むしきかいどうたいち)悪行

84無色界道締慢(むしきかいどうたいまん)悪意

85無色界道締疑(むしきかいどうたいぎ)疑心

86無色界道締邪見(むしきかいどうたいじゃけん)果報が自分に帰ってくると知らない
87無色界道締戒見取見(むしきかいどうたいけんしゅけん)間違いに執着する

88無色界道締戒禁取見 (むしきかいだうたいかいごんしゅけん)妄信

89修惑欲界貪(しゅわくよくかいとん)生来持っている欲求

90修惑欲界瞋 (しゅわくよくかいしん)生来持っている怒り

91修惑欲界癡 (しゅわくよくかいち)生来持っている悪行

92修惑欲界慢(しゅわくよくかいまん)生来持っている慢心

93修惑色界貪(しゅわくしきかいとん)制御しがたい欲望

94修惑色界癡 (しゅわくしきかいち)制御しがたい愚行

95修惑色界慢 (しゅわくしきかいまん)制御しがたい慢心

96修惑無色界貪(しゅわくむしきかいとん)抑えられない欲

97修惑無色界癡 (しゅわくむしきかいち)抑えられない悪行

98修惑無色界慢 (しゅわくむしきかいまん)抑えられない慢心

99十纏無慚(じってんむざん)自分に対して恥じないこと

100十纏無愧(じってんむき)他者に恥じないこと

101十纏嫉(じってんしつ)ねたみ・嫉妬

102十纏慳 (じってんけん)物惜しみ

103十纏悔 (じってんけ)後悔

104十纏眠 (じってんめん)自由に身体が動かない

105十纏掉挙 (じってんじょうこ)心が騒がしくて静まらない

106十纏惘沈(じってんこんじん)心が滅入ってふさぎ込む

107十纏忿(じってんふん)憤怒

108十纏覆 (じってんふく)罪を隠そうとする

 


最後まで、お読みくださりありがとうございました。








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