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何のために生きてるの?人生は楽しむためにあるんだよ。

62歳、再雇用中のおっさんです。

47歳で26年間のサラリーマン生活に終わりを告げ、脱サラし、単身中国に乗り込み一人で起業、その後タイへ渡り、電力インフラ機器を製造する工場を建設し、ついでに経営し、去年日本へ戻り1年が過ぎました。

これまでの人生で最も衝撃を受けたのが、タイで暮らした5年間の経験。

何に衝撃を受けたのか?

それは、東南アジアの人々の日常の過ごし方です。

先進国最下位の日本ですが、収入面ではまだ東南アジア諸国より恵まれている。

暮らしたタイでは、多くのタイ人が日本に憧れを持ち、一度でいいから日本へ行きたいというのが夢なのです。

タイの一般的ワーカーさんの月収は日本円で35,000円程度。

マネージャークラスで250,000円ほど。

しかしマネージャークラスに慣れる人は、現地の有名大学を出て、外資企業での勤務経験もあり、英語や日本語を話せることが条件となります。

狭き門ですね。

別格の富裕層クラスはどの国にもいますがね。

さて我がタイ工場で採用したワーカーさんたちの暮らしぶりを観察しました。

月収35,000円の生活とはどういうものか?

先ず朝食は近所の市場や露店で買った肉中心の揚げ物ともち米。

値段は100円~150円。

これを会社に着いてから食堂でムシャムシャ食べる。

メニューは毎日だいたい一緒。野菜とか味噌汁は飲まないの?

工場で提供している飲料水を飲んでます。

さてランチは?

これも朝に市場や露店で買ってきた揚げ物ともち米、たまにスープ。

スープも透明のビニール袋に入ったものを皿にあけて会社の電子レンジでチン。

こんな食事で一日働けるの?

みんな痩せてるの?

いやいやメタボのタイ人ワーカーもいますよ。

通勤手段は、ピックアップトラックかバイクの二択。

たまに奥さんのバイクで送り迎えしてもらっている者も。

ここで驚いたのが、ピックアップトラックの新車率が高い。

タイの車の値段は日本の1.3倍と割高なのに新車で買うんです。

タイはご存じのように日本車メーカーが多数進出しています。

トヨタ、ホンダ、三菱、いすゞ、マツダ、スズキ、日野。

日本車率も相当高いです。

タイ人は日本が好き、だから乗るのは日本車が多い。

でも最近では日本車を買えない人は中国製や韓国製の車を購入するようです。

でも月収35,000円で新車を買うのか?

当然ローンでの購入ですね。

ローン地獄が分かっているのか?

タイ人は車に金を掛ける傾向があります。

住んでいるアパートといえば家賃が3,000円~5,000円。

ここで家族と一緒に暮らしています。

先のことは考えないのでしょうね。

そして市場で見る光景で驚くのが、ほとんどのタイ人が勤務する会社の社服のまま買い物をしているのです。

特に日系の会社に勤務しているタイ人がその傾向にあります。

自分はホンダだ。私はトヨタよと言わんばかりに。

その社服が汚れてないのも驚きでした。

ひょっとして家に帰って着替えてから市場に来ているのか?

そして退勤後の市場で何を買っているのか?

殆どのタイ人が夕飯のおかずですね。

おいおい、タイ人は家で料理をしないのか?

はい、そのようです。

生まれた田舎で生活しているタイ人はさすがに料理はするようですが、

工業団地内の企業に勤めているタイ人は、三食、市場で調達みたいです。

さて夕食のおかずを買って妻と子供が待つお父さん、お母さんは家に帰る。

家族のいない若者たちは何してるの?

市場内の露店バーでビールを飲むんです。

同僚と、友人と、彼女、彼氏とトタン屋根と土の上に置かれた簡素なテーブルをはさんで、つまみは市場内の露店で買い、バーに持ち込み。

露店バーでは流行りの音楽が店内スピーカーからガンガン流れてきます。

数軒のバーではオーロラビジョンが設置されており、放映されているのは、

ヨーロッパサッカーの試合です。

時刻ではない、ヨーロッパプレミアムリーグのお気に入りのチームを奇声を発しながら、熱烈応援しているのです。

タイってサッカー強かった?

東南アジアの中では強いようです。

日韓戦ならどちらを応援してくれるのか?

はい、ご安心ください。親日国ですから当然日本を応援してくれています。

当時ですと、ホンダ~ カガワ~と連呼してくれていました。

実は私も会社帰りにこの市場の露店バーで飲むのが好きでした。

タイと言えばシンハーですが、ワーカー君たちはそれより安い、リオとかチャンを飲みますね。

なんのことか分からなかったらすいません。タイのビールのブランド名です。

話は外れますが、ローカル市場の露店バーで飲んでいる日本人は圧倒的に少数派です。

理由は衛生面と言葉の問題ですね。汚いし、日本語話せるお姉ちゃんもいない。そんなとこ行けるか!てな感じですね。

日本企業の駐在員は、日本人専用の和食店やカラオケへ行くのが普通です。

駐在員は一般的に海外勤務手当てが多いので、物価が安いタイでは、日本より贅沢な生活ができます。

さて話を戻しますが、そんなタイ人ワーカー君たちの日常をみて感じたのは、

人生を心から楽しんでいる。

ということなんです。

先のことは考えない、今日一日が楽しければそれでいい。

タイ語では、マイペンライと言います。ケセラセラと同じですかね。

お金がなくても、なんとかなる。

米や果物が豊富で安い。

温暖な気候なので家がなくてもトタン屋根で雨さえしのげればいい。

路肩で寝ていても、誰かが食べ物を恵んでくれる。

これらは実際にワーカー君たちが言っていた言葉です。

タイでの5年間で感じたこと。

人生は楽しまなきゃ損。

人生は楽しむためにあるのだ。

ずっとこのままタイで暮らしたい。

そう思い、タイ駐在生活を満喫していた頃。

私の母親が入院手術との連絡が奥さんから届き、やむなく帰国した私です。

金がなくても何とかなるさ。

人間最後は土に帰るのだ。

生きているだけで儲けもの。

日本でくすぶっている若者たちよ。

海外へ行こう!海外へ行けば幸せが見つかります。

そして最後に、人生は楽しむためにあるんだよ。

そんじゃまたね!

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