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最後の晩餐 -契約の血ってなんだ?- (マタイ 26:26-29)

今日のお話は、最後の晩餐と呼ばれている食事の様子です。つまり、イエス様と12人の弟子たちが地上で食べる最後の晩御飯。この食事は、ユダヤ教の大切なお祭りでの食事です。その祭りとは過越の祭。過越の祭とは、旧約聖書に書いてあるエジプトからの脱出を記念して行われる祭りです。過越の祭とは、神様がエジプトでの奴隷の苦しみから解放して下さった恵みを感謝するための祭りです。

エジプトから逃げる時、イスラエルの民は一つのことをしました。それは小羊が犠牲として殺され、小羊の血を家の門に塗りました。門に血の印のあるイスラエルの民は守られました。イスラエルの人々はエジプトで奴隷でしたが、小羊の血を門に塗ることで、神様はイスラエルをエジプトから脱出させてくださいました。

私たちも罪と悪の世界の中に生きています。こんな罪と悪の世界のから解放されたい。でも、人間の力では自由にはなれない。神様の力無しには自由になれない。だから、私たちに苦しみがあります。悲しみがあります。
イエス様は、あなたを罪と悪の世界の奴隷のままにしてはいられない。イエス様は出エジプトの小羊のように十字架で血を流されます。ご自身が流される血を「契約の血」と仰います

「契約」とはなんでしょうか。「契約」とは神様が私たちにしてくださった約束のこと。
その約束は、
1.   あなたを罪と悪の世界から救い出すという約束。
2.   あなたを神の国の民としてくださるという約束。

イエス様はこう仰るでしょう。「あなたは罪と悪の世界から自由になった。憎しみや暴力の世界はあなたにはふさわしくない。愛し合いながら生きよう。私の血によって、あなたは私の民となったのだから。あなたは私の友になったのだから。そして、お互いに愛し合う世界を一緒に作って行こう。」この契約、約束は、決して裏切られることはありません。

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