【まるでコントみたいな実話】初入院エピソード2~全身麻酔で手術検査~
はじめに
53歳の晩春にはじめて全身麻酔を伴う手術検査を受けることになりました。
静脈注射は全く効かずでしたので、結構勇気がいりました。
全身麻酔経験者の友人3名ぐらいにLINEして、「こわいよーどんな感じ?」と、聞きまくりました。
「寝て起きたら終わってるから大丈夫!」と、皆さんに勇気づけられましたよん!
*前回の「エピソード1 ~MRI検査~」に書きましたので、そちらもご覧ください♪
カンチョ―
前日の夜から粉薬の下剤と水を1リットル飲んでください。と、言われました。
きっちりしている私は2リットルの水を買ってきて、ちょうど半分飲みました。←さすがでございましょ?
夜中から朝にかけて4回ぐらいおトイレに行っていたので、ほぼお腹は空っぽでした。
小学生ぐらいのときに母にされたイチヂク浣腸以来の浣腸でござんした!
先輩看護師さん、新人看護師さん、さらには病院に併設の入学したての学生さんと3名の女性にしっかり見られながらの浣腸でした。
もう少し若かったら恥ずかしくて書けませんでしたが、今や書けてしまう自分がこわい・・・
母は四つん這いになって入れてくれていましたが、横を向いて、力を抜いたら入ってました。
そのあとがポイントです!
看護師さん「最低でも5分間耐えてから出してください。出したら呼び出しボタンを押して呼んでくださいね。」と、言われました。
すでにお腹はほぼ空っぽなのですが、もんのすごい便意!
ベッドで耐えてもおトイレで耐えてもいいとのことだったので、イヤホンを指したスマホをもってダッシュでトイレにいきました。
マイベストの曲の中から約5分の曲を選んで聴き終わるまでがんばりました!
スッキリした後、呼び出しボタンを押したら、浣腸をご見学になられた方々も来られて、せまいトイレで皆さんが私の便をのぞき込むという状況になりました。
学生さんはメモを取られていました。何を書かれていたのでしょうかねぇ~?(笑)
浣腸よりもそっちの方が恥ずかしいです~
先輩看護師さんのOKをもらって、ひとまず大きな行事は終わりました。
手術室に呼ばれるまで
大きな病院なので、かなりの手術室があるそうなのですが、その一番大きな番号の部屋で3番目とのことでした。
おおよそ午後3時頃からの予定です。と、言われていました。
なので、午後2時30分ぐらいから手術着に着替え、紙パンツをはきました。
これがまたひと騒動で、紙パンツのサイズが外から見る限りでは入らないかも?という感じだったんです。
看護師さんに聞いたところ「お相撲さんでも入るので、きっと大丈夫ですよ!(笑)」って何気に失礼だわぁ~
新幹線の新大阪駅で当時大関だったお相撲さんと一緒に階段を下りる感じになったときに、目が合ってしばらく見つめ合ったぐらいの体格なものですから、とっても焦りましたが、無事に入りました!
午後5時頃のことです。まだ呼ばれずに音楽を聴きながらぼーっと待ってました。
すると、別の科の2名の男性の先生が回診に来られました。
2人の先生が同時に「手術お疲れ様でした!」っておっしゃって、顔を見合わせて笑ってらっしゃいました。
それよりも、私は酸素マスクもしてませんし、何よりもベッドに寝ていませんので、どうみても手術終わってませんよぉ~
私「ありがとうございます。。。ってまだですけど?」
先生「あっ、失礼しました。この時間なのでてっきり終わったかと・・・」
(見てから言ってよー)
午後5時30分ぐらいに呼ばれて手術室に歩いて向かったのでした・・・
ちょうど看護師さんの交代時間だったみたいで、バッタバタされていました。
同行してくださった看護師さんに病院のシフトについてお話を伺いつつ、手術着がはだけてはだけて仕方がないのを直して、直して、手術室前につきました。
手術室に行って
まずは院内携帯で担当者の方を呼び出されていました。
そして、案内されて入った手術室。
なめまわすように室内を見回して、うながされるまま座りました。
私「わーーードラマと一緒ですね!」(って、ドラマが本物をマネしていることに後で気づいた私です・・・)
麻酔科医さん「そうですね^^。アレルギーを教えてください。」
私「カロナール以外の鎮痛剤、貝の牡蠣、汗、金属、スギ、ヒノキ、ハウスダスト、漆です。」
麻酔科医さん「なるほど。紙テープやチューブなどでかぶれることはありますか?」
私「汗をかくと蕁麻疹が出ることがあります。」
麻酔科医さん「わかりました。ありがとうございます。では、ベッドに上を向いて寝てください。」
(私が動いている間に執刀医の先生に)「寝る位置をご指示をお願いします。」
(オペ看護師さんに)「こことここのチューブの設定をお願いします」
「(心音を取る機械)これを付けてください。」
などなど、各所に指示をしておられました。
ベッドに寝た後のことです。
私「呼吸器がとっても苦しいです。」
麻酔科医さん「肺にはこの濃度がよいのですが、少し息苦しいですよね?すぐに意識がなくなりますので、大丈夫ですよ。」と、わかりやすく寄り添ってくださいましたので、安心して手術を受けることができました!
めっちゃかっこいい女医さんでした!
ドクターXの内田有紀さんのリアル先生!っていう感じでした。
後日談ですが、本格的な手術が決まったときの面談で、別の麻酔科医の方に「麻酔科医さんって手術室で指示される姿がかっこいいですね!」と、お伝えしたところ、「いえいえ、外科医の方がおられての私たちですから・・・」と、おっしゃっていました。
手術が終わった直後
気づいたら左肩をたたかれて、名前を呼ばれて起きました。
その瞬間、これもテレビでよくみる「ピ・ピ・ピ・ピーーーーーーー」と、鳴り響きまして、私は今違う世界に行ってしまったのかと思って、左上の音の鳴った方を目を見張って見上げたところ、
「大丈夫ですよ。心音を取る機械を外しただけですから。」と、言われて、少し笑っておられました。
それからストレッチャーで部屋に戻って、時計をみたら19時頃で、爆睡をして起きたら23時ぐらいで、まじめな私は21時の消灯時間を過ぎていたので、何もせずにずーっと天井を見て過ごしました。
これもよく考えたら私以外の方は退院されていて、ちょうど個室状態だったのになぜにくそまじめなことをしていたのかしらん?と、思ってしまいました。
足には血栓ができなくする膨らんだり、しぼんだりする機械がついていて、尿管も入っていて、酸素マスクもしているのでなーんにもすることがないんですよねぇ~
そして、朝5時になりまして、看護師さんが来られて、点滴を触られたので、しずかーに目を見開いて、
私「何を入れてもらっていますか?」
看護師さん「わっ!びっくり!今から鎮痛剤を入れますね。」
私「ありがとうございます。とっても退屈なんですが・・・」
看護師さん「スマホとか見てもいいですよぉ~」
(早く言ってよぉ~by 豊さん)
退院までのバタバタ
スマホをなんとなくみてたら、6時頃になって離床して歩きましょうと、なりました。
ゆっくりですが、すぐに歩けました。
そこからが怒涛の時間でした。
はい、すぐにご飯食べて!
退院なので、着替えて!片づけて!
入院費用が算出されたから確認して!
はい、サヨウナラ!
っていうような感じで帰宅の途につきました。
次は本格的な手術のための入院です。
また面白いことがあるかな?と、少し楽しみです。
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