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ストリーマーの暴言問題は当事者意識の欠落が原因なので治療薬はありません
タイトルですべて言ってしまったのですが、Twitterで以下のようなことが流れてきました。
最近ゲームストリーマーのスポンサーしてる企業増えてますが
— せせり@1年前に質問箱を譲渡した人 (@_sesere) May 28, 2019
(さくらインターネットとかJINSメガネとか大手がスポンサーしてたりします)
配信見てると「クソ」とか「雑魚」とか「舌打ち」とか当たり前の人が大半で、ブランド毀損にしかなってないのでは?と疑問に思ってます
何かメリットあるのかな
例えばプロ野球選手が対戦相手の事を「糞雑魚」とか「キモい」とか、アウト取られる度に「死ねゴミ」とか言ってたら即刻解雇になるんですけど
— せせり@1年前に質問箱を譲渡した人 (@_sesere) May 28, 2019
ゲーム業界は「口悪くていい」みたいに思ってる人多いですよね
そういったプレイヤーに上場企業がスポンサーしてるのは本当に何のメリットがあるんだろう
これスポンサー側が配信内容を把握してないから放置されてるだけで、もし把握したら顔真っ青にして即スポンサー停止コースだと思うんです
— せせり@1年前に質問箱を譲渡した人 (@_sesere) May 28, 2019
スポンサー側のブランド毀損すごいし(契約内容によっては)損害賠償請求されるレベルの話なんですけど
スポンサー受けてる人達、すごく甘く考えてる気がする
要約すると「スポンサー得てるストリーマーが配信中に暴言吐くのはどうなのよ?」って話なのですが、これは昔日本のLoL業界でも一時話題になったこともあり、この業界に常にはびこってる問題の一つかと思います。
まず、この話題に触れる前にストリーマーってなんぞやってことから話します。
ストリーマーとはゲームなどの配信を行う人のこと
改めて書くことでもないですが、ストリーマーとは各プラットフォームを利用し、自分がプレイしているゲームなどの配信を行い、視聴者を集めている人たちのことを指します。
より多くの人の目に留まる場所に広告を出せれば、より効果が出るだろう、って考えのもと、視聴者の多いストリーマーには様々なスポンサーがつくことがあります。
広告業界でCVR(コンバージョンレート)って言葉があるのですが、これはアクセスに対してどれくらい成果(商品購入とか)が起きたのかってのを算出するものです。
「サービス利用者÷閲覧者」みたいな計算式で「どれくらいの人が広告を見ればいくら利益が出るのか」ってのが計算できます。
※細かい方法は調べてください。OKグーグル。
営利企業(スポンサー企業)は「より多くの利益を出す」ために存在しています。
そのためには、より多くの人にサービスや商品を利用してもらわなければなりません。単純ですね。
そこでストリーマーなど「多くの人」の目に入るところで広告を打つことで、CVRを高めようとします。数ありゃ当たるってやつです。
そのために、様々な企業がスポンサーという形でストリーマーにお金(対価)を払っています。
eスポーツ業界は口悪くていいのか
そんなことはない。
確かに、FPSなどのゲームの仕様上、暴言に近い言葉は出る可能性は高いけど、だからっといって口が悪くていいという免罪符にはならない。
では、なぜストリーマーの暴言問題が消えないのかというと、「本人の当事者意識が欠落している」からではないだろうか。
例えば、あなたが心底手に入れたいものを、多くの努力と犠牲と元に手に入れた場合、絶対それを手放さないですよね。
なのに、今回のようなストリーマーの暴言問題ってのは、その人が欲しかったであろう「スポンサー」というのを自ら手放そうとしてます。
それはなぜか。
答えは簡単で「自分の努力で得てない」もしくは「心底欲しいものではない」から。
自分で企業に営業をして、自分の力でスポンサーを得たのか。
元からスポンサーが付いているプロゲーミングチームに加入したり、チームの代表が営業をしてスポンサーを得たのか。
前者と後者でも「得るために払った犠牲」ってのは異なります。
後者の場合、自分の力でスポンサーを得ていない、言ってしまえば空から降ってきたものなので「当事者意識」が低くなりがちです。
実際には、スポンサーが空から降ってくるはずもなく、どこかの誰かが努力と犠牲を払ったから降ってきたものなのに、本人はそれを理解してない。
それはなぜか。
答えは簡単で「自分の努力で得てない」から当事者意識が低くなっている、もしくは「心底欲しいものではない」だから。
問題のあるストリーマーが当事者意識を持つには
無理じゃないですかね。
当事者意識ってのは他人が言ったところで身に付くものでもないですし、この記事を読んだからと言って「よっしゃー!今日から当事者意識バリバリでいくぜー!」ってなる訳でもないです。
そんな言葉一つで人を動かす文章力が自分にあったら別の道で使います。
とはいえ、誰かが行動をしないと物事は変わりません。
私が属しているPro eSports Team 思考行結のチーム方針に
8)否定だけに意味はない。否定と提案はセットである。
思考行結とは
という言葉があるので、それに則り「提案」をしたいと思います。
暴言問題は普段の言動から
今回、話題になっている暴言を言うストリーマーも「俺は今から暴言吐いてやるぜ!!ヒャッハー!!」って思って言ってないと思うんです。
つまり、「暴言を言うのが日ごろからクセ」になってるのだと思います。
当事者意識を持たせる方法は知りませんが、物事のクセを無くす方法は単純です。
今回に当てはめると「自分が言っている発言は暴言であることに気付く」ってことです。
自分で配信を見直すでもいいですし、仲間に配信を見てもらうでもいいですし、方法は様々です。
気づけば止められます。
気づいているのに止められないのは、別の治療法が必要になります。
数年、週十年単位でしみ込んでいるクセの場合、一朝一夕で無くすことはできませんが、それはまぁゲームにおける反復練習と同じで慣れましょうってことで。
まとめ
ストリーマーの暴言問題は今後もなくならないでしょうし、将来も大きな話題の一つとしてこのeスポーツの世界に舞い込んでくると思います。
その時が来たらまた何か記事を書こうと思います。
ぜひともみなさんが思う「治療薬」をTwitterで教えてください。
三人寄れば文殊の知恵とやらです。
よろしくお願いいたします。
頂いたサポートは血となり肉となり日本のeスポーツ業界へ落ちていきます。GG.