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MAJIでテンパる5秒前

 たいへんだ。
  泉さん が開催されている「a little」にお誘いいただいた。

 そもそもわたしはこの「a little」というのがどういうものか知らず、再開しますよ、という下記のnote で初めて知ったのです。

 これを拝読して興味を持って、「参加してみたいな~」と言ってみたところ、なんとゲスト枠で呼んでいただいたのです。温度感もよくわからないしわたしで大丈夫なのかと不安もありますが、映画の話をしましょう、というお誘いで、映画の話ならまぁなんとかなるんではないかと、朗らかに思っておるところです。

 ところでどんな人が来られるのだろうかとドキドキしているのですが、ツイッターでの告知noteシェアに反応してくださった方々が…。けっこう知らない人多いゾ…。

 もしかして「こいつ誰やねん」状態かもしれないと思い、映画の話をするという観点から一応自己紹介的なnote を書いておこうかなと思い立った次第でござる。ます。文体も混乱する緊張感である。ます。

涼雨の映画履歴的なるなにか

 初めて見た映画が何であったかはよく覚えていない。幼稚園の年長だか小学校の一年ぐらいの頃に「スターウォーズ」(いわゆるEP4)を、近所で唯一ビデオデッキを所有していた家にお邪魔して見せてもらったのを覚えている。それと相前後して「キン肉マン」の映画、宇宙野武士のやつをテレビで見た。どっちが先だったか覚えていない。

 初めて映画館に行った作品は覚えている。「2010」。映画史に残る金字塔的作品、「2001年宇宙の旅」の続編で、あまりにも影の薄い作品。歴史に残る一作目と歴史の闇に消えた続編。今もって、なぜわたしの父は、息子の初めての映画館体験にこの映画を選んだのか謎だ。この体験によってわたしは完全にSFにのめり込み、「スタートレック」と出会ったことでSF小説の世界に沈む。その結果、今のような大人になってしまったのだ。父よ、ありがとう。

 わたしの小学生時代はハリウッド映画黄金時代であった。スターウォーズ、インディ・ジョーンズ、E.T.、バックトゥザフューチャー。なにもかも小学生の頃で、火曜ビッグシアター、水曜ロードショー、木曜洋画劇場、金曜ロードショー、ゴールデン洋画劇場(土曜日)、日曜洋画劇場と、実に月曜日以外毎日なにかしら映画の番組があった。ひたすらテレビで映画を見た。「ランボー」でマッチョにハマり、「コマンドー」でマッチョならシュワだと思った。「コナン・ザ・グレート」は小学生が見てもアホで、大好きだった。

 小学校高学年の頃、父と祖父と3人で「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」を見に行った。奇しくもこの映画は父と子の物語だった。

 小学生の頃、将来の夢は「ジョージ・ルーカスになること」だった。映画を作る人はみんなひげを生やしていると思っていた。(ルーカスとスピルバーグしか映画監督を知らなかった)
 思えばわたしは映画を作る人になりたかったのだ。それから20数年、32歳の時に初めて劇場映画のエンドテロップに名前が載る仕事をした。監督にこそなれなかったが、一応映画を作る人にはなった。

 20代の頃、一人暮らしを始めてから、週に2~3回、レイトショーで映画を見るようになった。年間120本ぐらい、映画館で映画を見ていた。28歳のとき北海道へ移住し、移住してすぐに映画の同人誌を作っている人たちと仲良くなった。(当時わたしは個人ブログで映画レビューを書きまくっていて、そこに「札幌に移住した」と書いたところ、「札幌で映画同人を作っている」と名乗る人から連絡が来たのだ。すごい)

 この同人誌はイカレまくりのぶっ飛んだ内容で、映画云々以前に文章力の高さとか書いてある内容のイカレ度などに衝撃を受けた。即仲間になり、15年ぐらい一緒に活動した。今は休刊中。

 その同人誌を持って地域のミニコミ誌を作っている編集部に突撃したところ、映画のコラムを連載することになった。今もその連載を続けていて、もう12年になる。えらいことだ。いつの間にかかなり映画の人だ。

 映像クリエイターを志す若者たちの学ぶ専門学校で、映像演出の授業を受け持ったりもした。これも8年ぐらいやっていた。映画から切り出した映像を見せて、そのシーンの演出を解説する、という内容だった。

 今は前述のミニコミ誌に掲載する映画コラムを連載しながら、個人でPodcast やnote などで映画レビューをやっている。基本的に嫌いな映画は無い。どんな作品でも見れば楽しめるので、こう見ると楽しいという方向で記事を書くことが多い。

 noteに書いた映画の記事はマガジンにまとめてあるので興味のある人はぜひどうぞ。

  一時期U-NEXT に加入し、「今日のU-NEXT」と題して毎日のように映画を見てはnoteを書く、ということをやっていた。なんのことはない。ヒマだったのだ。

 Podcast の方は映画の話と限定しているわけではないのだけれど、このところ映画の話をすることが増えている。今回泉さんがわたしと映画の話をしたいと思ってくれたのは「ドライブ・マイ・カー」についてのPodcast を聞いてくれたのがきっかけだそうだ。

 これと「カモンカモン」の回を気に入っていただいた模様。

 という具合に、思った以上に映画にどっぷりなのであった。今は一時期ほど本数は見ておらず、週に1本映画館に見に行く程度。週に1本だと年間50本程度で、100本見るというのはなかなかハードだと感じる。かつては平気で年間100本以上映画館で見ていたのに…。要するにヒマだったのだ。

 というわけでこんなわたしが泉さんの「a little」にお邪魔して映画の話をします。あまり道筋を決めずに出たとこ勝負でゆるゆると話すので、興味ある方はぜひご参加くださいませ。参加方法は泉さんのnoteに書かれています。

 夏の終わりにぜひ、ゆるりとおしゃべりを楽しみましょう。

いただいたサポートはお茶代にしたり、他の人のサポートに回したりします。