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【アート展】BANKSYからのメッセージ

『バンクシー展 天才か反逆者か』を観に行ってきた。

政治や倫理、戦争などのテーマを皮肉的かつシンプルに表現するバンクシー
正体不明という話題性も手伝って、名前だけは知っている人も多いのではないだろうか。

展示品は、絵や映像、写真など様々な種類のものが見られた。各所にしっかりと説明書きもあり、(各作品については、アプリで説明が聞ける仕様)バンクシーの皮肉的かつシンプルな作品を楽しむことができた。

作品を観ていると、うっすら思って消えていく、消しているような思考をアートとして突きつけられていると感じがして、胸の奥がギュッと痛くなった。

私の胸に1番痛みを走らせたのは、消費主義についてのアート。

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(※作品はこれだけではありません)

「欲しいなら買えばいいんじゃない?」
私はたまに、ほんのたまにだが、この言葉を怖く思うことがある。
お金さえ払えば、ある程度のモノが何でも手に入る社会にいるのかと。

普段の97%は、先人達が作り出してくれた便利なシステムに感謝しているし、そんな世界を謳歌している。だけど、3%ぐらいのタイミングで欲しいものが簡単に手に入るという現実に恐怖を覚えるのだ。

このような何となく思っていることをアートという言語で、視覚化させている作品を多く見られる展示会。

メッセージをストレートに訴えている作品ばかりで、1周まわり終えると、身体が疲れていると感じるぐらい見ごたえがある展示会であった。

バンクシーの視点を借りて、自分自身の視野も広げられたと思う。

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*館内は作品も含め、写真撮影が可能でした。
*入場には事前購入が必要です。

『バンクシー展 天才か反逆者か』
https://banksyexhibition.jp/


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