あけましておめでとうの音。
たん たたたたたたたた たん たたたたたたたた
たたー たーたらたんたんたー
あけましておめでとうございます。
正月シーズンによく聞く、琴と尺八のメロディー。
今日も各所でこの曲を聞いたのではないでしょうか。
この曲は、1929年(昭和4年)に宮城道雄さんという方が、作曲した『春の海』という曲です。
約100年前につくられた曲だと思うとなんだか感慨ぶかいです。
私は、今年も変わらず流れてくるこの曲を聞きふと思いました。
「この曲、ちゃんと聞いたことないな。」と。
いつも、BGMとして流れてくるこの曲。
1曲の曲として聞くと、思ったよりも尺八さんが主役なのだと知ることができました。そして、厳かな部分だけでなく、愉快な部分も多いなと感じました。正月のイメージに大分ひっぱられていました。
やはり冒頭部分の印象がつよく、琴に少しさわったことがあったため、今まで琴にフォーカスして聞いていたのだと実感しました。
私はまたこの曲を聞き、ふと思ったことがあります。
和楽器で演奏された曲を聞くと、あなたは日本味を感じますか?
私は感じるのですが、よく考えると不思議な感じがします。
私は、普段日本で生活していますが、和楽器音をきく機会はあまりありません。それなのに、和楽器の音色で日本味を感じるからです。
ある曲の和楽器コラボバージョンと通常の和楽器コラボではないバージョンを聞き比べましたが、やはり日本味を感じてしまいました。これは、私だけなのでしょうか。
もしかしたら、お着物や袴を着た人を見ながら和楽器音を何十年と聞いているのが原因なのでは、と思ってしまいます。
『春の海』を聞いてスタートした2021年。
今年は、去年の自粛期間に興味を持って始めたことを継続し、『春の海』のように自分の中で引っかかったことを、自然消滅させることなく、積極的につっついていきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
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