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「記憶と音楽」 by マツオカ

初めまして。
熊本でバンド活動を始めました、Rain after Frogs.Gt.Vo.の松岡聖馬(まつおかしょうま)です。
一つのテーマに沿って順番でコラムを書いていく企画。
トップバッターは僕と言うことで、緊張のあまり夜しか眠れません。←

さて、今回のテーマは「記憶と音楽。」
自分語り(笑)をしていくにあたり、テーマに沿って2つに分け紐解いて行きたいと思います。先ずは「音楽」。

正直なところ、自分にとっての音楽は、「俺にはこれしかねぇんだ!!これ一本しかない!!!」と言われれば、そうとは言い切れない部分があります。

それは何故か?

自分にとって音楽は、"100%の表現の手段ではない"からです。

表現と一口に言っても、多岐に渡ります。
絵を描いて表現をする人、ダンスで表現をする人、自分の趣味を謳歌することで表現とする人etc.....

今の時点では、あくまでも自分の思いの丈が際限無く表現しうる一つの方法として音楽があると自分なりに解釈しているわけです。

では、何故「音楽」をしているのか?

そこで、「記憶」に遡ります。

遡ること11年前、まだ僕が中学3年生だった頃、お袋に無理強いしてギターを買って貰ったのでした。当時(というか今も)好きだった60〜70'sのHR/HMバンドに倣ってレスポール。それもどのモデルがいい!とか、どのブランドがいい!とか分かる訳もなく、よく分からないまま購入した、所謂初心者モデルでした。

それでもワクワクして家に持ち帰って、初心者セットに付属していた小さーいアンプに繋いで弾くと、あれ???????????

CDで聴くような音が出ないゾ!?!?!?

どう強く弾いてもペラい音ばかり。その時酷く落胆したのを覚えています。

ヤケクソになって全てのボリュームを上げ、ありとあらゆるボタンを押すと、次の瞬間、

「ジャガジャーーーーーン!!!!!」

今思い返して見れば、チューニングもぐちゃぐちゃ。コードもぐちゃぐちゃ。
それでも、自分は何者にでもなれる気がしてならなかったのでした。
その時の感動は今でも忘れられません。

もしかしたら僕は、その"記憶"に匹敵する、刺激的な瞬間を求めて、音楽をしているのかも知れません。

自分の実体験に基づいての表現ができるとすれば、果たして自分の「あの時の感動」に勝るような表現があるのでしょうか。

それに出会うことができるまで、僕は音楽を通して自己表現をしたいと考えています。

そんな音楽の楽しさに魅せられた一人間の表現をこれからして行ければと思いますのでどうぞ良しなに。

Rain after Frogs. Gt.Vo. 松岡 聖馬

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