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つながる。――にじよん あにめーしょん2 第10話「ミアと侑とスクールコンサート」

こんにちは。かみなりひめです。

病魔から蘇って職場に参りますと、
職場でも発熱だの体調不良だのが広がりつつ
ある模様でございました。

季節の変わり目、気温の変化も著しいこの頃、
皆様もどうかご自愛くださいませね。

さて、そんな病み上がりを待ち受けていたのは、
またしてもこのアニメでございました。

にじよん あにめーしょん2
第10話「ミアと侑とスクールコンサート」

先に感想を申し上げておきます。

やればできるじゃん公式おい最高だよ!!!!

安易に「繚乱!ビクトリーロード」なんかに
頼らなくても良いエピソード作れるじゃん!!

正直なところ、
そもそも「にじよん」は物語として期待できるか?
というとビミョーなわけなのですが、、、
今回だけは別格です。ホントに最高でした。

そんなこの第10話を、
印象に残った曲とともに振り返ってまいります。


1. I'm Still…

タイトルにもある「スクールコンサート」の
ステージにて、ミアが発表するシーンから開幕。

(まぁ自信ありげに弾きますわね)

ミアと「ステージ」といえば、
アニガサキ2期9話で描かれていた、
幼少期のミアのトラウマが思い浮かびますね。

テイラー家という音楽の名家に生まれたことの
重圧を思い知ってしまったミアが、ステージ上で
歌えなくなってしまった、という話でした。

(ビビるロリ時代のミア・テイラー)

最終的には、璃奈に導かれるかたちで
「歌いたい!」という本当の気持ちを解放し、
スクールアイドルへの道を進んでいくミア。

彼女が歩んできた歴史をあらためて見てみると、
なんと堂々とピアノを弾いていることでしょう。
(もちろん歌うのと弾くのとでは違うでしょうが)

彼女が弾いていた「I'm Still…」は、
そんなミアの姿と重なり、響き合うものでした。

特に次の歌詞です。

No one can stop me from being who I am.

(ミア・テイラー「I'm Still…」)

私が私であることを誰も止められない。
そんな歌詞を持つこの曲を凛と弾いているミアは
幼少期のミアとはまるで別人であるわけです。

アニガサキの歴史とも響き合い、
繋がっていくことを予感させるスタートでした。

2. Hurray Hurray

さて、そんな堂々たるミアとは対照的に
ガチガチに緊張しまくっている高咲の侑ちゃん。

(What's the matter???)

普段は同好会のみんながいてくれるから
ステージだって乗り切れるけど、一人だけでの
舞台となるとさすがに緊張する模様。

あまりのナーバスっぷりに見かねたミアが
侑ちゃんの耳へとイヤホンを差し込みます。

(ぼくも未だに有線派です)

その耳から流れていた楽曲こそが、
この「Hurray Hurray」でございました。

ちょうどサビの以下の歌詞が流れていました。

Hurray! Hurray! 伝えたい
楽しもう All Right?
支え合ってきた僕らなら
(君ならば 僕らならば)
辿りつけるから信じて!

(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「Hurray Hurray」)

歌詞の上からも、侑ちゃんを励まそうとする
ミアの気遣いが伝わってきます。

ここでいう「支え合ってきた僕ら」とは、
まさに侑ちゃんと同好会メンバーのみんなに
他なりません。「君」と「僕ら」なのも胸アツ。

ただ、「Hurray Hurray」といえば、
これ以外の文脈も想起できてしまいます。

そう、それはファンミーティングツアー
「にじたび」の愛知公演での出来事でした。

幕間映像にて、各メンバーがお題に沿った曲を
紹介するという企画がありました。

そのときのテーマは、
「『あなたのことが大切です』という言葉の
 代わりに贈りたい曲」でございました。

このとき、林鼓子さんと小泉萌香さんが
挙げてくれた曲こそ、「Hurray Hurray」でした。

ここで、「Hurray Hurray」をリクエストした
小泉萌香さんのコメントを紹介します。

私が悩む時、私が挑戦する時、
大事な時にはいつもあなたがそばにいてくれた。
あなたがいてくれたから今の私がいます。
今度は私が、あなたの背中を押す番です!

(にじたび!TOKIMEKI FAN MEETING TOURでのコメント)

このようなメッセージを込められる楽曲が
この「Hurray Hurray」であるわけです。

ミアからの
「今度は私が、あなたの背中を押す番です!」
というエールを受けた侑ちゃんは、
自信を取り戻してステージへと向かうのでした。

3. 虹色Passions!

晴れやかな顔でステージに立った侑ちゃん。
そんな彼女のシーンにも果てしない既視感が。

(煌めく光の渦)

このシーンの客席の光ですが、
アニガサキ2期8話にて侑ちゃんがピアノを弾く
あの名シーンと似通っているのです。

(ここからのトキランは泣くってマジで)

アニガサキでは、虹ヶ咲はじめての曲である
「TOKIMEKI Runners」を披露するシーンでしたが、
今回のにじよんでは「虹色Passions!」でした。

虹ヶ咲のはじまりの曲からアニガサキへ、
そしてアニガサキからにじよんへと繋がっていく
その一本の糸を見出すのは容易でしょう。

もちろん、歌詞の上でも重なる部分もありまして。

溢れだす この気持ち
胸の奥 もう止まらない
虹色Passions!
勇気に染まるColors
果てしない 空のむこう
ミライへと橋をかけよう
高鳴るシンパシー
キセキ 咲いてくよ
いこう! 明日へ光れMelodies

(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「虹色Passions!」)

「シンパシー」には、共感・共鳴の意があります。
侑ちゃんのピアノの演奏に心動かされているのは、
その空間にいる音楽科の生徒だけではありません。

(幼馴染を応援しているよう🥰)

同好会のみんなにも、侑ちゃんの演奏は
たしかに届いていたわけです。
見えないところでも繋がっていたのでした。

4. おわりに(過去記事)

(9話分となると流石に多いですね)

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