それは確かに「僕"ら"の走ってきた道」だった――沼津地元愛まつり2024
こんにちは。かみなりひめです。
この土曜・日曜は連日の勤務でございました。
毎年のことですが、どうしても疲労は募る一方。
本日は、その連日の激務を脱して、
久方ぶりの聖地へと赴くことができました。
ラブライブ!サンシャイン!!
沼津地元愛まつり2024 Day.3
お疲れさまでした!
Aqours FINALE LoveLive! 発表後では
初となるAqoursのイベント参加となりました。
とはいえ今回はDay.3昼公演のみでしたが‥‥。
正直、楽しみではありましたが、
いっぽうで一抹の不安や怖さもありました。
刻一刻と "FINALE" へと向かっていってしまう
ことへの恐れともいうべき感情でしょうか。
また、渡辺曜役の斉藤朱夏さんがお休みとあり、
小宮有紗さんと伊波杏樹さんでの二人体制。
この二人ってどんな絡みしてたっけ‥‥?なんて
思いながら開演のその時を待っていました。
そして、小宮さんと伊波さんの影ナレを経て、
きらびやかに上がっていく地元愛まつりの幕。
あっという間の2時間半を経て、
私の胸にはある想いが去来していました。
――ああ、Aqoursが物語を創る理由はもうないな。
1. だれが物語を創るのか?
私は、以前より「物語」の存在こそが
コンテンツの訴求力の源であると考えています。
であるからこそ、「幻日のヨハネ」の面白さという
ポイントについては度外視していました。
正直、「物語」がありさえすればよいので。
そして、Aqoursのキャストの皆さんも、
「物語」を創ることだったり、そのものを欲したり
していたことは上の記事でも述べたとおりです。
しかし、この「物語」を創り出すのは、
なにも公式やキャストでなくたって良いのです。
Day.3昼公演の投書箱コーナーでのひとコマ。
ここ四か月でAqoursのテレビアニメのみならず、
ライブも一通り鑑賞して、Aqoursにドハマりした
という方からのおたよりが届いていました。
友人に強く勧められるかたちで鑑賞したその方は、
もはやAqoursは「本当になくてはならない存在」に
なったのだと綴っていました。
きっと、その友人にとってのAqoursも、
かけがえのない大切な存在であるのでしょう。
そうでなければ、他人に勧めませんからね。
その時、ふと感じたのです。
Aqoursが創った「物語」を誰かに共有することで、
その誰かにとっての新たな「物語」が始まる。
ということは、共有したその人物こそが、
その誰かの「物語」の創り手になったわけです。
つまり、Aqoursの「物語」というものは、
ファンの間からも創られていくものであって、
それはFINALEを目前にしようと変わることはない。
これを敷衍していえば、
Aqoursに感銘を受けた者がそれを伝えていく限り、
Aqoursの「物語」は決して終わらないのです。
私が毎度引用する伊波杏樹さんのことばのなかに、
以下のようなものがあります。
ついにこの境地に達したのだ、
と感じずにはいられませんでした。やりました。
メンバーに会いたい!と思うファンがいても、
Aqours "9人" でのライブはFINALEを迎えます。
でも、このファンたちなら、
伊波杏樹さんが願った「物語の先の先の先」を
創っていってくれることでしょう。
そう、あらためて強く確信できました。
そして、そうある限りにおいて、
Aqoursとファンたちの「物語」は、今後も
連綿と紡がれていくことでしょう。
2. ナミオトリフレイン
ここまで、Aqoursとファンとで創ってきた
(そしてこれからも紡がれる)「物語」へと
想いを馳せてまいりました。
そしてやってきましたライブパート!
「今年はどんな盛り上がりを見せるのか?」
「斉藤さんの穴をどう埋めてくるのか?」
気になることが多すぎてもうワクワクです。
‥‥ですが、そんな私のワクワクは、
一瞬にして波にさらわれてしまいました。
高海千歌「ナミオトリフレイン」
決して敬虔なファンではない私は、
推し以外のソロアルバムを買っていません。
ゆえに、今日この日に初めて聴いたわけです。
メインモニターには歌詞が字幕表示されており、
その歌詞世界が伊波杏樹さんの歌声とともに、
しっかりと耳へ、そして胸の奥に響きました。
いや、響きすぎてしまいました。
なんですか最初のこの歌詞。
特に、FINALE LoveLive! という文脈のせいで、
単なる「高海千歌が過去を振り返る」なんて
内容にとどまらなくなってしまっています。
アニメでの千歌のセリフ、歌詞のワンフレーズ、
そして伊波杏樹さんのMCであった言葉の数々を
想起せずにはいられません。
そして迎える曲のフィナーレ。
伊波さんの歌い方にも熱がこもります。
「だいじな日々」――自分にとってはどれだろう?
Aqoursが発表されたあの日。
μ's解散はあまりにも大きくて、なかなか
Aqoursを認められなかったあの日。
でも、1期9話でいっきに心を掴まれたあの日。
念願叶って東京ドームの舞台を踏んだあの日。
推しユニットだけどうしてもメンバーが揃わず、
コロナにも阻まれながらもライブにこぎつけて
くれたあの日。
ぜんぶが、自分にとって大切な日々。
AqoursがFINALEを迎えようと、
それを伝えていくファンがいる限り、
9人のAqoursの物語は続いていきます。
もちろん、消えるはずもないのです。
そんなことを考えながら聴いていたら、
早々に涙がこぼれてしまいました。
楽曲投票企画や、ロックアレンジアルバムを
音源に持ってきての歌唱などなど、
見どころは他にもたくさんあれど、私には
「ナミオトリフレイン」が一番でした。
3. おわりに
今回の沼津訪問にて、行きたかったお店に
やっと行くことができました。
桃屋さんのメンチカツサンド、
イベントで沼津に来てもお店の定休日に当たり、
なかなか食べられなかったのでした。
わたしはくりょしゃわりゅびぃなので、
あまくちをたのんでみることにしました。
「甘口」の名のごとく、しっかりとした甘さと、
メンチカツの肉々しさが合わさって大洪水。
パンを口に運ぶ手が止まりません。こまった。
そしてあっという間に完食です。まだたべたい。
まだまだ行きたいお店は積もるばかり。
心の故郷・沼津にこれからも帰ってくる所存です。