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身につけられないモノが欲しい

好きなものに囲まれて暮らしたい。

お金があったら、
北欧の素敵な家具を揃えたい。

だから誕生日とか記念日、自分へのご褒美も
雑貨やちょっとした家具が欲しくなる。

でもどうやらこれは他人とは違うのかも。

そう気づいたのは
最近の母との会話がきっかけだった。

「誕生日プレゼントはテーブルランプが欲しいと思ってるんだよね〜」

というと母は
驚いたような、呆れたような顔で

「えええ
ランプは身につけられないじゃん!」

と言うのだった。

!!!

驚いたのは私の方だ。

なるほど、
身につけることに価値を感じる人もいるのか。
有名ブランドのカバンやバッグは
身につけられるからこそ、求める人がいるんだよな。そうだよな。

街中でランプを持ち歩いていたら
なかなかの変人だものね。

でも私は身につけられないモノが欲しい。

ほの暗いお家にランプを灯し、
オレンジの光をうっとり眺めながら
金曜の夜に映画を観たい。
素敵な音楽を聴いたり、
美味しいご飯やコンビニデザートを食べたい。

それが最高に幸せだと思ってるから。

そしてその幸せは誰かに見せなくていい。
私だけが知っていれば十分だと思っているから。

どっちが良いとか悪いとかはないのだけど、
親子でもこんなにも考えることが違うのだな。

不思議である。

他人にプレゼントをするときは、
その人がどちらの価値観かちゃんと分かってないといけないな。

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