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Notion Meetup powered by ReDesigner に参加しました

こんばんは、良いイベントのレポートを書くのが趣味のスペースマーケットデザイン部新井です。今回はこちらのイベントに参加しました。

それぞれの課題に合わせてカスタマイズできるソフトウェア

Notion= All in one workspace

Notion は「すべての情報がやりとりでき、使う人が自在にカスタマイズできるツール」。

開発は日本で

Notion が京都で開発されたのは知りませんでした!ホスピタリティ、細部に関しては京都からインスピレーションを受けたとか。プロダクトとしても日本のビジネスを重要視されているそうです。

そんなNotionをもっとも使っているのは、デザイナー・エンジニア・プロダクトマネージャー 。そうです我々です。

Notionのデザイナーさんはどんな思いで仕事をしているのか気になるところですが、このイベントではなんと動画でのメッセージが流れました!

ほんの一部だけですが抜粋すると

・「なんでもできるようにデザインする」ことが難しい
・良いデザインはそれがデザインされていることに気づかれないもの
・設計の対象はすべてのユーザー。自分たちでまず試してみることを重要視している
・少人数だからこそ、いつもスピード感のある対応が行えている

といった感じでした。今回特別にとのことで、生の声が伺えて感動でした。

2021年、日本のツールへ

今後は日本語ベースで利用できるようにしたいとのこと。サポートや意見交換なども可能に。楽しみですね!春にはAPIのパブリックベータが公開予定とのことで、さまざまなツールとの連携も期待できそうです。

NotionTokyoCommunity

「自社に導入した時の感動が忘れられない」と近藤さん。いいな〜

各月でミートアップを行なったりされているそうです。知らなかった。NotionのSlackもあり、活発に意見交換がされています。

活用例

会社情報のサマリーから社員旅行のしおりもすべてNotionで。撮った写真もGoogle PhotoではなくNotionに貼って共有するという徹底ぶり。

社員一覧ページの例、笑いました。大喜利大好きなので私も怒られない範囲でやってみたいです。

もちろんプロジェクト管理もNotionで!使い心地が気になります。すべて統一できたらまさにAll in oneツールですね。活用ぶりから近藤さんの深いNotion愛が伝わってきました。

フリーランスの白鳥さんから活用例

YoutubeでもNotionの活用方法を紹介されていました。

管理

毎日のタスクだけではなく、持っている服やサブスクの合計額などもNotionで管理。

タスク
タスクは曜日で、公私含めて大から小までさまざまなタスクを管理しているそうです。一週間がすぎたらアーカイブして、また新たな一週間へ。どんな週にしたいかはアイコンで表現。(炎のアイコンで「やる気」など)


服は購入金額やブランドまで詳細に記載。入れ替える参考にしたり、コスト度合いを計ったりされているそう。捨てたものも別途管理をしていて、理由(ユニクロの服、着崩した など)なども書いたりするとか。自粛期間ついネットで服を買いすぎたりするのでこれは良いですね!まさに「家計簿がわり」に使えるそうです。

記録

読んだ本はNotionに記録されているそうです。本って何をいつ読んだか忘れてしまいがちですよね。ログを残すことで、成長や変化を把握する手がかりになりそうです。その当時何の課題を感じていたかなども思い出せるとのことで、漫画も実用書もすべて記録しているそうです。

分析も

それだけではなく、作業時間ログやYoutubeなどの再生・登録者数などの伸び具合=KPIもとっているとか。すごい...!反応をまとめて分析したり、フォロワーの伸び具合とツイートの因果関係をメモしたり。

使い回す

忘れっぽくてもへっちゃら!Notionは白鳥さんにとって秘書のような役割。

趣味の登山に必要な「持ち物リスト」をテンプレート化したり、引っ越しの時の申請方法や書類の取得方法など(分かります、あの苦労なぜ秒で忘れるのでしょうか)一度行ったことはセルフwikiとして活用。

また、仕事の意思決定リストまで。価値観マップのようなものを用意しているとか。「この仕事受けるかどうしようか」と迷う時、確かにこのような確固たる判断軸があると良いですね!

Goodpatch Anywhere 齋藤さん

齋藤さんはアプリのウィジェットを使われており、iPadとMac OSも欲しい!と。アップデートが待たれますね。

Goodpatch Anywhereのチームでの使用ツールについて。デザインはFigma、Slackとzoomで雑談はDiscord。

環境が人を形作る
そんなツールの中で Notion=Office という立ち位置であり、Anywhere Officeの設計思想は「コニュニケーションとナレッジ」。嫌いなものは真面目な会社感。コラボレーションのための自由な発想を失わない風土を作るため、真面目になりすぎることを意識的に回避されているそうです。Notionの構造も言うなれば「オフィスごっこ」のような感覚で設計。

なぜNotionなのか

仕事の質を上げたいから。また馴染みやすさ・プロジェクトにデータベースを活かしていきたいという考えから。

紹介いただいた事例では、デザインの参考データベースなども作成されていました。各プロジェクトのポータルページから各ページにリンクが置かれ、再利用性のある設計が成されています。

図書館
本に関する情報の整理もNotionで行なっています。感想文データベースには各プロジェクトからリンクが貼られ、その案件によって必要なものが見つかるようになっているそうです。会社として共有できる、このような情報を貯めていくことは重要。

1on1の記録
また、1on1の内容も(書ける範囲で)オープンに記録。メンター以外とは「御指名」という制度があり、指名で1on1で好きな人に話を聞きにいける・話してもらえる気軽な仕組みを作っているそうです。面白そう!

議事録テンプレート化
議事録の統一化もDBを使用して行なっています。予めテンプレートを使うことにしておき、その形式を統一することで啓蒙が楽に。逐一指摘せずともテンプレートを改善していけば皆がそれに自然と従ってくれるので、自ずと全体が良くなっていく構造。

案件共有会から生成した新たなナレッジはすぐに参照できるように「エントランス」ページへ置かれます。発表からナレッジの生成までが非常にスムーズですね。

組織への浸透方法

どんなに良いツールでも浸透方法を間違えると広まらなかったり、アレルギー反応が出ることを忘れてはなりません。

給湯室
スレッドを立ててコメントでやりとりしていくページのこと。本文はなく、掲示板スペースのような感じで気軽に誰でもやりとりができます。更新はプッシュで通知が来るのでリテンションは高く、Notionへの帰属意識が増える役割も。

このように、ラフな取っ掛かりを設けてツールとの距離感を近くすることも重要とのこと。

他にも「おはよう」を言い合うページなどがあるそう。気軽さをもって、Notionの中でコミュニケーションを巻き込んでいくようです。

またイベントの後半にも浸透方法に関する質問がありましたが

「全体に一度に公開するのではなく、徐々に行なっていく。コアなファン層から広める思想で、最初は委員会の少人数で使ってみる。難しい機能も最初から使いに行かないことが大事。」

と回答されていました。

浸透を考えるのはデザイナーの仕事。まさに日頃UIやUXで考えているところですね。仕組みだけでは回らないところは地道に行うほかありませんが、フィードバック機能も今後充実していくとより浸透しやすくなっていきそう、とのことでした。

(余談)私の使い方

私は現在個人アカウントで日頃学んだことメモ・カンバン形式でやりたいことリストを管理する感じで使っています。が、今回参加してみてこれだけだともったいない気がしてきました。もっと上手に活用していきたいです。

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本当に余談になりますが、やりたいことリストはつけるのが楽しいのでおすすめです。

自粛期間で趣味に意欲が無くなっていく気配を感じた頃から思いつく限りつけています。規模の大きさで分けて終わったものはDONEへ。自分だけの物なので思いついた時、好きな内容を自由に足しています。

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何だ その欲求

まとめ・自由さがNotionの魅力!

これほどまでに自在にカスタマイズできるツールだからこそ、使い込むほどに新たな発見がありますね。自分に馴染んていく感覚は他のツールではなかなか無いのではないでしょうか。この魅力はファンの多い理由のひとつだと思います。
私たち個人個人の使い方の発信が誰かのヒントとなり、さらには、ひょっとしたら開発者の目にも留まるかもしれません。

これからNotionをどんどん使い込んでいきたいなと思えるイベントでした。ありがとうございました!


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