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Mutureへ入った理由

この度、株式会社MutureにUIデザイナーとして入社しました。
せっかくの機会なのでMutureを選んだ理由と3ヶ月働いてみての感想を書いてみます。
(ちなみに画像は飼い猫の手と似てると言う理由で選んだMutureのオブジェです。名刺の裏に印刷されてます。)

嬉しさから珍しく自然に笑えている

転職を決めた一番の理由は「相利共生」

Mutureに入った理由は色々あるのですが、一番は目指す未来への共感です。

「相利共生」とは、クマノミとイソギンチャクのように互いにとって利益を得ることができる共生関係のことを指す言葉です。

会社設立のnoteを読んでから、この言葉はずっと心に残っていました。
声の大きい人や多数派の意見が多く採用されるのが世の常ですが、せめて自分の周りだけでも控えめな人・少数派の人々が生きやすい世界にしたいと、漠然と以前から考えていたからです(大層なことを言うようですが、要は自分がもう少し生きやすくなりたいと思ってます)。

互いに依存せず、ただ共にいるだけで、すこやかな関係でいられる。
互いが異なる姿・カタチをしていても相思相敬し、共生していける。

まさにこの言葉は、5人にとって社会・組織・事業・ビジネス・デザインとあらゆる物事において実現していきたい未来であり、そして社会に対して広げていきたい理想の姿だったのです。

社名には、相利共生(mutualism)に未来(future)をかけ合わせた造語、Muture(ミューチュア)をかかげました。

この思想の追求を、Mutureだけではなくクライアント・さらには社会へ働きかけていく意志に非常に魅力を感じました。

正直私はまだ目指すべき状態についてズバッと言語化はできませんが、例えばクライアントワークでの受託・委託関係における双方の利益を「報酬が得られれば良い」「納品してもらえれば良い」とだけ定義してしまうのはやや短絡的だとは思います。
相手への向き合い方はもちろん、自分たちの「利」も追求していく必要があるのが特に難しいポイントです。単なる自己犠牲は相利共生ではないからです。

語られる対立構造を鵜呑みにしない

またやや穿った見方ですが、社会には実際は違うのに扱いやすくするために対立構造にされる物もある気がしています。例えば会社で言うとビジネス職と開発チームの二項対立とか、部署間の敵対関係などが挙げられます。(逆に単純な対立の方がレアなのでは?と思ってしまうほどには視点も捉え方も色々あるし、世の中複雑だし、変化が目まぐるしい…。)

相利共生の追求は、対立や競争の本質について深く考えることにもつながりそうです。これはMutureを卒業してもずっと考えていくような、大きくて難しいテーマだと思っています。

一次面談の時点で感じた、相思相敬な採用

相利共生の未来を実現するミューチュアは、企業と求職者の間にある情報の非対称性をなくし、均衡のとれた採用活動を基本とします。より良い未来を実現する仲間として、互いに相手を思い、相手を敬う関係を築きましょう。

一般的に、会社として掲げているキーワードが魅力的であっても形骸化しているケースも少なくないと思います。
しかし採用時のカジュアル面談〜一次面談の時点で、私はMutureでは上記の姿勢が体現されていると強く感じました。

今回初めてデザイナーとして転職活動をやってみて分かったのですが、採用一次〜二次面談では大体ポートフォリオを見せて説明→スキルチェック、入社後予定されている業務の具体的な話をする会社がほとんどでした。

それに対してMutureの最初の面談で聞かれたのは、大事にしていること・苦手なことなど価値観の話がほとんど。想定していた内容と全く違っていたので、正直言葉に詰まってあまりうまく話せませんでした。
しかし、どの会社よりも取り繕うことなく本心を伝えられたと感じました。一方的な審査ではない対等な話し合いだったと思います。

色々やるけど、肩書きはUIデザイナーのまま

5年もいた会社からせっかく転職するので、環境には大きな変化を求めていました。
これは理念への共感以外の志望理由になりますが、デザイン以外に事業や経営の知識をつけたり、プロダクトマネジメントにも挑戦してみたいと考えていたので、それらすべてが叶えられるMutureの環境は非常に魅力的でした。

丸井とグッドパッチの共創による成り立ちも興味深かったですし、クライアントである丸井の組織自体に切り込んでいく活動も気になりました。
入社後に感じましたが、情報が非常にオープンなのでインプットに事欠きません。また自分が求めれば専門外であってもかなり多くの領域に関わっていける環境です。

(余談ですが、1週間のスケジュールはこんな感じです↓)

このように色々な領域を担うのであれば、肩書きの先頭に「UI」といった担当業務を限定するようなワードをつけない方が良いのではないか?という考え方もあると思います。
個人的には「あらゆるインプットは結果より良いユーザーインターフェースの実現につながる」という思想を持っているので、積極的につけておきたいと考えています。
今回運良く「UIデザイナー」の募集があったのでそのまますんなり自分の意向通りの肩書きになり、特に話す機会もなかったのですが。

と、理想は語れますがデザインスキル自体が本当にまだまだなので、もっと頑張ります。

入社後も特にギャップは感じない

3ヶ月経ちましたが、現状最初の印象とギャップは感じていません。事前に難しい課題に取り組んでいると聞いてはいたので、自分の能力不足から苦労することはあっても「話が違う!」といった不満や違和感は特に無いです。

3ヶ月を振り返った感想

長くなるので私が関わるプロジェクトの詳細はまた別の記事で書きますが、個人的な課題は毎日のようにあれよあれよと出てきます。
そのため楽しい気持ちだけではやっていけないのが正直な感想ですが、転職前の「何が課題がわからない不安」や「漠然とした手詰まり感」は無くなりました。
他のメンバーに早く追いつきたいと焦る気持ちはありますが、そう思えるほど優秀な人たちと一緒に働けて幸せです。

また私のような性格の人間は自分の長所を自覚するのが難しいのですが、Peer(メンター役)や周りのメンバーが積極的に良かった点を伝えてくれたり、感謝のメッセージ(Slack上で飴が送られてくる🍬)を送ってくれるので有り難いです。

総じて、環境要因での悩みはほぼ感じていません。
強いて言えばこれから作っていったり見直される制度が多々あるので、Mutureの一員として一緒により良い形を考えていきたいです。

私の立場だからできそうなこと

今無い知識が圧倒的に多い分、得た学びを初見でもわかるように・かつ体系化して残すことはできそうだと勝手に前向きに考えています。自分とこれから入ってくるメンバーのために是非やっていきたいです。
プロジェクト内では前職でのガイドライン作りの経験を活かし、徐々にドキュメントやルールの整備を進めています。

とにかく今は周りに助けられてばかりなので、貢献できる領域を1mmでも増やしたいというのが目下の目標です。とはいえ今日できないことが突然明日できるようにはなりませんから、焦り過ぎずに今の私にできることから小さく実践していきたいです。

そして未来の私にできる最大をもって、相利共生な世界の実現へ近づけたらと思っています。



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