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小1息子が自分のお店を開いて15日で起きた変化。

短い夏休み、小1息子の「自分が描いた絵のTシャツがほしい」という願いを発端に、息子は自分で描いた絵のグッズを売るお店をはじめ、おどろくことに身内以外にもお客さんがあらわれた。

そこから15日。

店長である息子のいくつかの変化について。

たくさん絵を描くように

もともと絵を描くことに苦手意識があり、絵を描きたくないということが多かった息子。


だけど、お店をはじめてからiPadで新しい絵を描くと「これもお店で売りたい」と店長さんは意欲的に新商品を増やしていった。

楽しそうでなりよりである。

営業をはじめる

小学校の先生に残暑見舞いを書こうとしていたら、「ほいくえんのせんせいと、ほいくえんのみんなにもかきたい。じいじとばあばもでしょ。プールとろぼっときょうしつのせんせいにもだしたらいいんじゃない?○○ちゃんと○○くんにも。みんなにもおみせのこと、おしえてあげたらうれしいんじゃない?」

店長さんは営業にも余念がない。

ということで、たくさん残暑見舞いを出すことになった。お店のQRコード付で。
知ってる?それ、ダイレクトメールっていうんだよ。

お店のことをしってほしい。
知ってくれたら喜んでもらえるんじゃないか。

そういう気持ちが商いのキホンだよなぁ。

お店の本をつくろう

学校がはじまる前「せんせいにお店をみてほしい」「お店やさんのほんをつくろう!」と言い出した。

息子は本をつくるのが好きだ。
わたしが仕事で本をつくっていたとき、当時4歳だった息子は「ぼくも本をつくる!」とお気に入りのウルトラマン辞典のお気に入りのページをプリンタでコピーしてホチキスでとめて自作の本をつくっていた。(いつか著作権について教えなければならない)

お店をそのまま見せたいということだったので、お店のページのスクリーンショットを切り貼りして、載せたいことを最後のページに書いて完成。

学校いきくないな〜と言いながら登校した息子は、帰ってくるなり「せんせいがね、ぼくのおみせのことをみんなにおしえたんだよ。みんなぼくのおみせでかいたいって。かえりみちがいっしょのこにもね、なにをうってるかおしえてあげてね、そのこもかいたいっていってた……」とおしゃべりがとまらない。

学校のことを聞いても、いつも帰り道の話ばかりしてるのに。

こんなに楽しそうに教室での出来事を話しているのを聴くのははじめてだった。(先生ありがとうございます)

「絵をかくこと」は好きなことに変わった

明日の時間割を一緒に準備しながら、国語のノートをパラパラと見ていたら「すきなもの」について作文を書いていた。

「ぼくのすきなものは、おえかきです」と書いてあった。

今までずっと、うまく描けないから絵を描くのは好きじゃないって言ってたのに。


お店をはじめたことをきっかけに、どんどんやりたいことを広げ、人とつながり、自信をつけていった息子。

絵の技術が向上したわけじゃない。

でも、他者からフィードバックをもらったことで小さな苦手意識が「好き」に変わる。


せっかくなにかをつくったら、だれかにみてもらおう。

下手でも、苦手でも、やってみたら好きになれることがあるかもしれない。


そんなことを息子の姿から、感じさせられた夏休みでした。


店長さんが自分で注文した商品(売上からは除外)と、母が注文した商品が届きさっそく明日着ていくようです。わたしもTシャツ買えばよかったな。




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