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書くことが好きになる分岐点

フリースクールから帰ってきた小4長男と話していたら「今日作文でじいじの家に行った話を書いたよ!」らしい。

フリースクールでときどき作文を書いているのは知っていたけど、作文に苦手意識のある長男が自分から作文の話をするのはめずらしい。

なんとなく、ちょっと聞いてほしそうな雰囲気を感じたので「どんなこと書いたの〜?」と聞いたら、作文を読みあげるように、ところどころ臨場感や感情をこめて書いた内容を教えてくれた。

こんなにしっかり文章を覚えているくらい、一生懸命考えて書いていたんだろうなぁとひそやかに感動する。

じいじの家での次男とじいじとばあばとのやりとりが目に浮かびイキイキ伝わってくる文があり、長男の素直な気持ちが伝わってくる文があり、なんとも成長を感じた。

聞き終わって、いいなぁと思ったところをいくつかピックアップして伝えたら、それは○○先生にも言われた、読んだ○○先生には〜〜って言われたと今度はもらった感想がでてきた。

あぁうれしかったんだろうなぁと思う。


文章を書く作業は孤独だ。

自分が言いたいことを探し、それを言葉にするプロセスはひとりだし、伝わるかなと不安になったりすることもある。

書いたその先にまた書こうと思えるかという分岐点は、ひとつが自分で書けたという手応えがあること、もうひとつがだれかから感想をもらえることだと、わたしは思う。

今回の作文を通して、長男はきっとそのふたつを体験できたんじゃないだろうか。

うまい作文や゙いい文章を書くことより、書くことを好きになることがずっと大切でむずかしいのだ。



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