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小3長男の不安の乗り越え方

先月、小3長男と一緒にはじめて親子ランの大会に参加して1キロを無事に完走した。

走ることに自信をつけた長男は、「ママと一緒じゃなくひとりで走りたい」「もっと距離を長くしたい」と言う。

完走打ち上げで、ランニングシューズを買ったこともあり、調べたらちょうどよさそうな大会が見つかったので、長男は1.5キロ、わたしは3キロにエントリ。

わたしは制限時間内で走れるか不安で、1ヶ月走る頻度を増やして走ってきたのだけど、ここ1ヶ月のんびりモードで低エネルギー期だった長男は誘っても「今日はやめとくー」という返事が続く。

1週間前になってカレンダーを見ながら大会の日を確認して、「わかったー」と言っていたけど、数日後「ひとりで走るのちょっとこわい…」「ビリになったらどうしよう…不安…」と教えてくれた。


大会1日前、本番のウエアを長男と一緒に決めてゼッケンをつけたり準備をしていたら夕方になって「ママ、走りに行こう」という。

もう夕飯食べようというタイミングなんだけど…と思いつつ、本人がやる気になったタイミングを逃してはいけない。

次男を夫に託してふたりでランニング。

まずは片道1キロ走り、帰りの1キロはスタートの練習を兼ねて「よーいどん」でダッシュと歩きを繰り返しながら帰宅。

走りながら長男は「楽しいね」「気持ちいいね」と何度も言っていて、いやはんと走るのって走り出すまでは気が重くても走ると気持ちいいんだよなぁと思う。

家につく頃、長男が「明日、走れる気がする」とつぶやいた。

今日走ってみて、1.5キロ走りきれるイメージがもてて、なんなら体力的にはまだ元気が残っているという体感がもてたようだった。

長男のいわく全力モードは3回使えそうというので、その3回をどのタイミングでつかう?と作戦会議。

前回は親子ランで一緒に走ったのでペース調整をしてあげられたけど、今回はひとりなので長男が自分で考えておくのがよいだろうと思ったのだけど、最初につかうとつかれちゃうかもしれないから最後に3回使うらしい。

前回はスタートと同時に猛ダッシュだったので、長男なりに前回の振り返りをしっかり意識しているんだなぁと思う。


小さく頃から長男は不安が強いタイプだった。はじめての場所やこと、発表会などの緊張感が強い場面も。

泣いてしまったり、大人の足につかまってテコでも動かなかったり、行きたくないというようなことがよくあった。

だから、ひとりで大会に出ると言ったのもほんとうにびっくりしたのたけど、頭の中で想像して出てくる不安に対して、実際に走ってみて走れるイメージをつくって不安を解消するというのを自分で考えて実行してクリアしていて、なによりそれにおどろいた。

生きていると、はじめてのことだったり、ちょっと挑戦的なことだったり、不安を感じる場面は定期的にある。

そんなときにどう不安と付き合うか、どう解消するか。

その対処の方法というか引き出しを複数もっておけると、きっと対処がしやすくなる。


まだ本番はこれからだけど、長男は大会に出るときめたことで走る前からもうすでに新しい不安解消の方法を獲得するという変化をみせた。

自分で決めてなにかに挑戦するという機会は、人を成長させるなぁと思う。

明日はふたりで楽しく走ってきたい。

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