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息子から学ぶこと

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子育てをする中で考えたこと、感じたことのマガジンです。
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#小学生

フリースクールに通う小4の息子が、絵画展にインスパイアされてLINEスタンプをつくった話

小4長男が「観にいきたい」と言うので家族で「成長する絵画展」を観に行った。 「成長する絵画」は、脳性まひ、肢体不自由の若者たちが独自の造形表現を続けているアトリエでのグループ展で、長男が通うフリースクールの先生の息子さんの作品も展示されているとのことだった。 長男は小1の頃から自分で描いた絵のお店を運営していることもあり、車椅子に乗りながら作品をつくっているそのお兄さんになんとなくの親近感とリスペクトを感じているようだった。 当日作家さんが在廊しているかはわからなかった

ちいさな「できる」を積み重ねよう。

算数は得意だけど、国語に苦手意識のある小2長男。 とくに漢字が好きじゃない。 漢字はいまも、なつかしき「漢字ドリル」があり、漢字ドリル用のノートに、ひたすら書くという学習方法なのだ。 なんでこんなに何回も書かなきゃいけないのかわからない。めんどくさい。書きたくない。と言う。 漢字自体がきらいなのではなく、漢字を学習するプロセスがいやで漢字の宿題自体をものすごくエネルギーをつかってやっている。 そして、国語きらい!漢字もきらい!になってしまった。 かなしい。 そし

小1息子に音読が上手くなった理由をインタビューしてみたら。

小1の息子は、毎日音読の宿題がでる。 わたしが小学生のときからかわらない「音読カード」に、読んだ回数や◎○△のチェックと保護者のサインをするやつ。 音読してたなー。いつも母に聞いてもらってて何回も読んだなー。 と、なつかしい気持ちになったのは最初だけで、息子は音読の宿題がきらいで読みたくなるように気持ちを盛り上げていくのに一苦労。 ひらがなは読めるけれど、文章を読むにはすこし時間かかかる。 せっかちな息子ははやくお話が知りたくて、そのすこしの時間がストレスなようだっ

息子と手をつないで歩く日。

こんな風に手をつないで歩けるのもあと少しなのかもしれない。 小学生男子は親と手をつないいだり一緒に出かけたりしなくなっていく、ということはもちろん知っている。 それはもちろんひとつの成長として喜ばしいことなのだけど、それが我が家にもそろそろやってくるというのをリアルに感じたのははじめてだったかもしれない。 2学期になって小1の息子はひとりで登校するようになった。 6年近く毎日していた保育園の送り迎えがなくなるのはとても不思議な感じで息子も大きくなったんだなぁとしみじみ

子どもにとってはふつうの公園も特別な場所になる。

「あのこうえんであそびたい!」 言ったかと思うと小1息子が走り出す。ねぇまだ返事してないよ。待ってくれ。 「ねぇママはやく!こっちきて!」 やっとすこしだけ気温がさがった夕方の公園でちょこちょこちょこちょこ走り回って遊具を制覇していく。 周りをキョロキョロみて、にやっとしたかと思うと一転真剣な表情になって滑り台を下からかけ登る。 THE小学生男子というハイテンションで駆け回っている。その元気はどこから湧いてくるのかね。 そろそろ帰ろう。何度か声をかけてやっと帰路につ

小1息子が自分で描いた絵で初めてお金をもらった日。

先日、小1の息子が自分のお店を開いた。 息子がiPadで描いた絵のオリジナルグッズが買えるお店。その名も「がかがかがか屋」。 「だれかかってくれるかなぁ」と言いながら、息子の顔は期待と不安が88対12くらいでゆるんでいる。というかニヤニヤしている。 とりあえず最初のお客さんは母である。 「ママこれほしいから買ってもいい?」と聞きながら、お気に入りだったごろごろの巾着袋を購入。「ふふふ〜いいでしょ〜」と得意気な店長。 お店のオープンをSNSでお知らせしたら、なんとおふ

「きれいに、丁寧に」が、上達の邪魔をしているかもしれない。

スポーツにも、勉強にも、基礎練習というようなものは存在する。 技術を身につけるための土台となる筋肉をつくる基礎練習は大切だけど、筋肉はすぐには身につかない。一定の量と継続が必要だ。 だから、基礎練習はハードルを下げて失敗体験をさせないこと。 「できる」の積み重ねによって継続性がうまれるのだと息子のひらがなの練習をしながら気がついた。 ひらがなの練習は、きれいに丁寧に書かなくていいのだ。 *** 息子は小さい頃から、絵を描くのも字を書くのもいやがった。 「自分が思うよ

「めんどくさい」の対処法

小1息子は学校がはじまって毎日「めんどくさい」と言いながら宿題をやっていた。 そして1学期の終わり、学校から帰ってきた息子に宿題いつやる〜?と聞くと「もう終わってる!」と得意気に言う。 終わってるって君いま帰ってきたばっかりじゃん! なんと学校でやってきたらしい。ランドセルの中ををごそごそ探してみるとたしかに宿題のプリントは終わっていてとりあえず親タスクである丸付けをする。 話を聞いてみると、宿題はめんどくさいし、家に帰ってきたときにはつかれてるし、家でやると遊ぶ時間

学び方が選べるなら、楽しく学べた方がいい。

「なんで宿題やらなきゃいけないの」 「勉強なんてつまんない」 ぶつぶつ言いながら宿題の足し算引き算のプリントをやる小1息子。 プリントが終わると「やっとおわった〜」とタブレットで遊びだす。 画面を覗き込むと、やっているのは足し算引き算のゲームアプリ。 さっきまでさんざんめんどくさい、やりたくない、と足し算引き算をしていたのに、息子はそのゲームアプリでなぜか大量の計算問題を自主的に解いている。 やっていることは全く同じ足し算引き算なのに、 その違いはなんなんだろう。

息子の創作意欲の芽をつぶさない。

今日は朝から家族で近場へお出かけ。たくさん歩いて、いつも平気で遅寝な小1長男が珍しく夕方ソファーで寝落ちしていた。明日雪でも降るかもしれない。というか雪でも降ってちょっと涼しくなるといいのにな。 小1息子が自分のお店を開いて1日、なんでsuzuriでお店を開こうと思ったの?絵を描くことはどうサポートしてるの?と質問をもらって、改めて息子のクリエイティビティとの関わり方について考えたので今日はそのことについて。 昨日のnoteでこんな風に書いた。 うまく描こうではなく、た

小1男子、自分のお店をはじめる。

新しいiPadとApplepencilを手に入れた息子が、ものすごい勢いで絵や漫画を描く。 どんどん新しい作品ができていく。 わたしは息子の作品が好きだ。 そして彼が自分の作品について語るのを聞くのが好きだ。 うまく描こうではなく、ただただ自分が表現したいものをまっすぐ作っていることが彼らしいなぁと感じるし、実はちょっとうらやましい。 いいなぁと思う絵について、これ好きだなぁと言ったら、息子が自分が描いた絵のTシャツつくりたい!と言ってふたりで盛り上がったのでせっかく