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筋肉の霜降り化と死亡リスク、ポリフェノールとフレイル、運動と慢性ストレス|7/13(木)医学論文&健康関連ニュースまとめ

7/13(木)にラハール公式Twitterで紹介した、医学論文や健康関連ニュースをまとめました。

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【論文紹介】筋肉の霜降り化と死亡リスク

『AI-based CT Body Composition Identifies Myosteatosis as Key Mortality Predictor in Asymptomatic Adults』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37191484/

筋肉の中に脂肪が貯まる筋内脂肪(筋肉の霜降り化)がある人は、内臓脂肪型肥満や脂肪肝の人よりも死亡リスクが高いという報告です。この脂肪を取り除く方法はまだ明確にはなっていないものの、有識者は減量と運動が役立つのではと述べています。

💭この筋内脂肪はBMIでは痩せている人でも存在するようなので、太い人も細い人も、まずは運動をして余分な脂肪を燃やすことに取り組むと良さそうですね🏋️

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【論文紹介】ポリフェノールとフレイル発症リスク


『Higher intake of dietary flavonols, specifically dietary quercetin, is associated with lower odds of frailty onset over 12 years of follow-up among adults in the Framingham Heart Study』
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0002916523468426

ポリフェノールの一種のフラボノールの摂取量が多いほど、フレイル発症のリスクが低下したという論文です。フラボノール類の中でも特にケルセチンの摂取とフレイルリスクの低下が関連したとのことでした。

💭フレイルとは、筋力が低下したり心肺機能や運動機能が低下した虚弱な状態のことです。
ケルセチンは玉ねぎ(特に外皮に多い)やリンゴ、ブロッコリー、モロヘイヤなどに多く含まれているので、これらの食べ物をフレイル予防のために、普段から意識して摂って行けると良いですね🧅

元ツイート▼



運動と慢性ストレス


『運動で慢性ストレスによる高血圧を予防・改善できる仕組み 順天堂大学が解明』
https://univ-journal.jp/231190/

✅ストレスによって血中の炎症が増えると、それが脳に移行して炎症を誘発する
✅同じストレスでも、運動ができる環境のラットでは脳の炎症が抑制
✅炎症が抑えられることによって、ストレス依存性高血圧症が予防される可能性が示唆
✅パーキンソン病、アルツハイマー病、うつ病など脳の炎症により発症する他の病気への効果も期待される

💭日常の中のストレスを減らすことは大事ですが、状況的に減らせない場合には、次善の策として運動習慣を持つ、というのも良いかもしれません🏃

元ツイート▼



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