【大切なお知らせ】アパレル事業の縮小と今後について（RAHA KENYA）
こんにちは、RAHA KENYA代表の河野リエです。
いつもRAHA KENYAを見てくれ、応援してくださっているみなさま、ありがとうございます。
弊社商品をご購入くださる方がいること、そして励みになるお言葉をかけてくださる方がいること。これが心の支えとなり、RAHA KENYAは成長することができています。心より感謝いたします。
実はこの数ヶ月、会社の大きな方向性について考えていました。
色々整理して方向性が決まったので、RAHA KENYAを大切にし、応援してくださっている方々へお知らせいたします。
この度、RAHA KENYAはアパレル事業を縮小することにいたしました。
ここ2,3年は毎月のように新商品を発表してお届けしてきましたが、夏以降の製作および販売のスケジュールはまだ白紙です。
今回お話することは、以下の3つです。
・どうしてアパレルを縮小することになったのか
・私がRAHA KENYAで叶えたいこと
・これからのRAHA KENYAについて
長くなりますが、どうかお付き合いいただけると嬉しいです。
どうしてアパレルを縮小することになったのか
RAHA KENYAは「一歩踏み出すきっかけの」をコンセプトにアパレル事業から始まり、昨年からはゲストハウス、現地プログラム事業を始動しています。
3つの事業の中でもアパレルを主軸として、これまでお洋服や小物を通して「一歩踏み出すきっかけ」を届けることに重きを置いてきました。
ですが、ブランド設立から5年目を迎えた2023年。
製作を進めていくなかで、私が"RAHA KENYAを通して叶えたいこと"を見つめ直すことになるきっかけの出来事がありました。
振り返ってみれば、1人でも多くの人に届けようとすればするほど、本来届けたい価値を大切にできていないのでは？と思うことがありました。
「このままでいいのだろうか」
「私はどんなことを叶えたいのか」
「"一歩踏みだすきっかけ"という価値を、どう届けたいのか」
考えた先に、理想の形・やりたいことが見えてきました。
RAHA KENYAを通して、前向きな気持ちをつくり出し、一歩踏み出すきっかけをお届けしたい。
その気持ちは設立時から変わりません。
ただこれからは、もっと1人1人と向き合い、目の前にいる人を笑顔にすることに注力していきたいと思いました。
RAHA KENYAでつくりたいと思う未来のために「アパレルを縮小させよう」。そう決めました。
私がRAHA KENYAで叶えたいこと
ブランド設立から現在まで5年半の歩み
ブランドを設立して5年半、これまでたくさんの挑戦をさせていただき、RAHA KENYAの可能性を広げることができました。
数年後に、と思っていたPOPUPをブランド開始の半年後には開催できるようになりました。
1年後には仲間が増え、2年後には2都市でPOPUPを開催するようになりました。
3年後は月に1回新商品が出せるようになり、多くのメディアでも掲載いただくようになりました。
そして4年後には4都市でPOPUPを開催できるようになり、たくさんの方の人生に携わることができました。
「世間にありふれている服の種類、どこも同じような服ばっかり。おしゃれを諦めていたけれど心から『可愛い！』って思えることが嬉しかったです。」
「RAHA KENYAのアイテムを持っている日や着ている日は"私、今日はRAHA KENYAのものを持っているぞ！"という気持ちが湧いてくるんです。武装しているような感覚で、鎧を身に纏ったような気持ちです。」
「ここ最近、質の良いものや見栄えが良いものはあれど"着ていてテンションの上がる服"というものに出会えていませんでしたが、RAHA KENYAさんと出会い、久しぶりに魂が震える思いでした！」
これまで本当にたくさんの嬉しい言葉を頂戴し、やりがいに変えていくことができました。関わってくれたみなさま、本当にありがとうございます。
これからは"1人1人に寄り添ったモノづくり"を
ただその一方で。こんなリクエストが届くようになりました。
「やっと私に合うサイズのお洋服がRAHA KENYAさんで見つかったんです。どうか、他の柄でもオーダーで作っていただけませんか？」
「記事を拝見して興味を持ちました。サイトを拝見したところ、私に合いそうなお洋服がなくて…でも、身につけてみたいです。オーダーメイドは可能でしょうか？」
こうした声に応えたい。
ただ、商品をつくるには、たくさんの労力と時間が必要です。
今は3つの事業を抱えていることもあり、単純に人手が足りず、年間計画を進めることでいっぱいいっぱいです。リクエストを受けられず、お断りせざるを得ない現実があります。
目の前でRAHA KENYAを必要としてくださるお客さまがいるのに、その気持ちに寄り添えない。「このままでいいのか」とジレンマを抱えることも増えました。
そして、このままアパレル事業を主軸として継続していくと、スタッフ全員が目の前のやることに追われ、本来届けたい価値を大切に考えることができないのではないか。
そう感じるようになりました。
アパレルを通して「一歩踏み出すきっかけ」を届けられていることを実感している今、継続したい気持ちは変わりません。
ただ闇雲にたくさんの商品を生み出し、より多くの人にお届けしたいとは思っていません。
私たちが届けたいのは、お客さまに寄り添ったモノづくりです。お客さま1人1人が特別だと思えるモノを作りたいと思っています。
思い切ってアパレル事業を縮小する決断をすることで、1人1人に寄り添ったモノづくりをし、特別な1着をお届けすることを叶えていきたいです。
私たちの「一歩踏みだすきっかけの」でありたい
ブランドが順調に成長し、終わりのない仕事に日々取り組むなかで、私の内ではモヤモヤが浮かんできました。
「私は今、ワクワクできているんだっけ」
「やりたいことができているんだっけ」
「私自身は、成長できてるんだっけ」
ブランド設立した当初の私はとんでもなく無知で、無計画で、将来なんて一切考えてなかったけど、「自分を成長させること、楽しませること」に必死でした。
でも今は、日々こなす仕事があることを言い訳にして、やりたいことと向き合えてないと感じることが増えました。
「もっと外に出ていろんな人と触れ合い、刺激を受けたい！」
「ゲストハウスに泊まってくださっているお客さんとお話がしたい！」
「ケニアで子どもたちが楽しめるイベントをやりたい！」
でも、今はそんな時間ないから…と、目の前にある業務に取りかかる。
いつしか自分のやりたいことを後回しにし、自分を成長させ、楽しませる機会を失っていたことに気づきました。
ブランド設立当初に書いたnoteには、こう記しています。
自分のブランド「RAHA KENYA」を通して成長したい、もっと自信をもった人になりたい。
あわよくば、私と同じような気持ちをもった人が、自信をもつきっかけに「RAHAKENYA」を利用してくれたら嬉しい。
RAHA KENYAは、「自分のため」にもつくったブランドでした。
私自身がRAHA KENYAを通して一歩踏み出すことで成長し、自信を持てるようになりたい。目の前にあるワクワクに飛びつき、楽しみ、人生を充実させたい。そんな私の行動が、誰かの一歩踏み出すきっかけにもつながったら嬉しい。
今も、あの頃と変わってない自分の気持ちがあることに気づきました。
RAHA KENYAは「一歩踏み出すきっかけの」をお届けしているブランドです。そのためにも私たちメンバーが一歩踏み出し続ける必要があると思っています。私だけでなく、メンバー全員もそうであってほしいです。
5年走り続け、また原点に戻ってきて、自分が「一歩踏み出す」ことが必要なのだと気づきました。
そしてそのために、私は何がやりたいのか、楽しいのかを考えてみました。
年に1回、日本でPOPUPを通してお客さまと直接お会いする時間はとても尊く、POPUP終了後は「こんなお客さまがいてね…！」とケニアにいるスタッフに興奮気味に話してしまいます。
DMやメールで個人的にやりとりをさせていただく機会では、「この先にいるお客さまに喜んでいただきたい」という気持ちで、向き合えている自分に嬉しさを感じています。
プログラムにきてくれた方々と共に濃い時間を過ごし、「ケニアに来てよかったです！」と笑顔で言っていただけた日には、安堵感と喜びでいっぱいになります。
ゲストハウスに泊まっているお客さんと一緒にご飯を食べている時は、「幸せ〜」と思います。
私がやりたいことって、目の前の人と向き合い、笑顔にすることなのだと気づきました。
だからこれからは、目の前にいる人を笑顔にすることに時間を注いでいきます。
これからのRAHA KEYAについて
これからRAHA KENYAは、「一歩踏み出すきっかけの」を軸に、新しいことに挑戦します。
現地プログラム・ゲストハウスに注力
これまで主軸としてきたアパレル事業を縮小し、ケニア現地のゲストハウス・プログラムに来てくださった方との時間を増やすことに注力をします。
訪れてくださった方との出会いを喜び、一緒の時を楽しみ、別れを惜しみつつも笑顔で応援できる関係を築いていきたいです。
そしてその時間が、「一歩踏み出すきっかけ」につながることに繋がったら嬉しいです。
▼ゲストハウスの詳細はコチラ
▼現地プログラムの詳細はコチラ
そのためにも、これから下記4つのことに挑戦します。
①ショート動画コンテンツ発信の始動
これまでRAHA KENYAはTwitter・InstagramのSNSのみ行ってきましたが、新しい媒体・TikTok、YouTube、そしてInstagramの新アカウントにてリール動画発信を始動します。
アフリカ・ケニアの地で、バッググランドが異なる7名と子ども1名の共同生活で楽しむ様子。
ケニアの方々にインタビューしたり、楽しく交流する様子をあげています。
この動画きっかけに、アフリカを身近に感じ、ゲストハウスやプログラムに来てくださる方が増えたら嬉しいです。
見ている方が前向きな気持ちになるよう、毎日発信していきます！
ぜひフォローを、お願いします！
▼Instagram (ケニアの河野家 @kenya_kawanofamily)
▼TikTok (@kenya_kawano_family)
▼YouTube
今はショート動画のみですが、今後長めの動画もだしていく予定です^^
②info・kenya-ケニアの情報まとめ- を設立
ケニアの情報をまとめたInstagramアカウントを設立しました。
レストランやカフェ、観光地の紹介をはじめ、スワヒリ語の紹介や渡航に際する注意点など。
ケニアの情報を動画でわかりやすくまとめています。
まだまだ情報が少ないケニア。
訪れるのにためらいを感じてしまう方、せっかく来ても楽しむ方法が分からない方などが参考になるような情報を発信していきます！
このアカウントがきっかけで、ゲストハウスやプログラムに来てくださる方が増えたら嬉しいです。
皆さまのフォロー、お待ちしております！
③アパレル在庫をSALEでお届け
6月17日（土）より、2022年までに発売した商品全ての価格をSALE価格でお届けいたします。
「セールはモノの価値を下げている感じがして、やりたくない」そんな理由から、RAHA KENYAはこれまで、SALEをやらない方針できました。
RAHA KENYAの商品は、決して安いとはいえません。
でも、ゼロからのモノづくり。こだわればこだわるほどかかる時間と工数。それらを加味し、数ヶ月かけてやっと出来上がる商品たちは高いとは思えず、むしろ適正な価格であると信じています。
職人さんと日々の積み上げで出来上がる作品たち、いくらでも語れるほどのストーリーと、想いを込めた商品一つ一つ。それらの価値が下がるとは思えず、なるべくセールはしない意向でいました。
でもRAHA KENYAでこれからつくりたいと思う未来のため、ゲストハウスとプログラムに注力するには、会社として生き抜くための資金が必要です。
今回の売上はゲストハウスやプログラムが軌道に乗るまでの資金とさせていただきたいです。
④1人1人に寄り添ったモノづくり
これからアパレルでは、今いる専属テイラー・Hydonと共に、1人1人に寄り添ったモノづくりをしていきます。
・オーダーメイド受注
必要な時に、必要な方に、必要なお洋服をお届けすることに特化します。
少し時間がかかってしまいますが…
「こんな特別な1着がほしい！」という想いを抱えていらっしゃる方、是非ご連絡ください。
・思いつきの製作と販売
お客さまのリクエストや自分達の想いから、「届けたい！」と思えるものができ、それがお客さまに寄り添えるアイテムになると確信した時は商品を作っていきたいです。
どのくらいの頻度でお出しできるかまだわかりませんが…その時はよかったら見ていただけると嬉しいです。
最後に
改めてになりますが、これまでRAHA KENYAを見てくれ、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございます。
ケニア移住当初は「できることが何もない」という無力感に駆られ、引きこもっていた私でしたが、今ではたくさんの仲間とお客さまに支えられ、前を向いて歩くことができています。
ブランドを設立して、5年半。
SNSを見てくださる方のおかげで、RAHA KENYAは広まることができました。
ご購入くださるお客さまのおかげで、ここまで成長できました。
応援のお言葉をかけてくださるお客さまのおかげで、何度も救われ、壁を乗り越え続けることができました。
心より感謝しています。
RAHA KENYAの商品を楽しみにしてくださっている方にとって、今回の発表は残念なことだと思います。ご期待に添えず、申し訳ございません。
ただ、これから事業のバランスは変わっていくものの、ブランド設立当初から描いているビジョン、気持ちは変わっていません。
もっと自信がもてますように。
もっと個性が広がりますように。
そのために、一歩踏み出すきっかけがつくれたら。
RAHA KENYA・noteより引用
今後は、アパレルの枠に留まらず「一歩踏み出すきっかけ」をつくり続けるブランドにしていきます。
どうか引き続き見守っていただけると嬉しいです。
RAHA KENYA代表
河野リエ
【ご案内】
この夏、RAHA KENYAでは4都市でPOPUPを開催します。
"お揃い"をテーマにした新商品と、在庫SALE品を販売いたします。
アパレル縮小前の大切なPOPUP。
私は終日在中しております。
どうか、直接お礼をお伝えさせてください。そしてお客さま1人1人と向き合い、濃い時間を過ごし、新たな挑戦への活力に変えさせていただきたく思っています。
ご来店、心よりお待ちしております。
▼詳細はコチラ