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MCU次世代ヒーローの“核”への第一歩、かな? マーベルズも見てきました。
今日の二本目はマーベルズ。MCU作品を見にきたのも久しぶりだなあ。
てんぐのお目当ては、若手ヒーローで一番の推しMs.マーベルことカマラ・カーン嬢です。
ちなみにてんぐはカマラって高校生ヒーローの存在は、アニメ「マーベル・ライジング」で初めて知りました。
もちろん、映画に直結するドラマの方も好きです。
コミックの方では最近出た「チーム・アップ」も買いました。
ピーター・パーカーと「君が僕で、僕が君で」状態になっちゃう展開は定番でしたが、カマラと入れ替わったピーターが生理痛だけでなく、学校でのムスリム弄りに対して本気で傷つき憤る展開は、パキスタン系移民がアメリカ社会に置かれた環境がどんなものかを伝えてくれました。
というか、こういうところでピーターの「親愛なる隣人」ぶりがわかるんですよね。
さて本題。映画マーベルズ。
突然出現したクリー帝国兵と瞬間転移し続ける三人の“マーベル”のバトルでカーン家は崩壊!
トランスフォーマー2010で見たような音楽惑星も登場! 絵面は完全にインド映画だ!
最恐クリーチャー軍団ニャーベルズ出現! S.A.B.E.R.は阿鼻叫喚! マーベルズもそれに加担!
……とまあ、そんな具合にですな。
とにかく考えてる暇なんか全然ないくらい忙しく、それがとても無邪気に楽しめる展開でした。
ゴジラ-1.0の後だったから、こういう軽いノリは特にありがたいです。
さて、てんぐは兼ねてから、スティーブ・ロジャースが去った後のMCUにおいて、誰が「アッセンブル!」の号令を発するのかと考えております。
かつてはアベンジャーズの名のもとに結集していた地球の超人ヒーローたちも、その背景や信条などの多様化にともない、いくつかのチームに分かれることが予想されます。
ヴィランよりのチーム「サンダーボルツ」もそのひとつでしょうか。
一方で、正統派かつ若手ヒーローチーム、即ちヤング・アベンジャーズの登場も待たれます。
このマーベルズでの冒険で、最推しキャプテン・マーベルが自らが過ちを犯した苦悩や葛藤を抱える生身の人だと理解して触れ合った経験は、カマラをファンガールから力に伴う責任を引き受けたヒーローとして成長させたことでしょう。
実際、冒頭とラストでカマラの表情、特に目つきが微妙に、でも確かに変わってるんですよ。カマラ役のイマン・ヴェラーニ嬢、絶叫系の特大芝居と「明らかに素だよね?」みたいなニヨニヨ笑いが印象に残りますが、こういう繊細な演技にも注目したいです。
そんな、次世代MCUヒーローの“核”への第一歩を踏んだかもしれない、生まれついての“Ms.Marvel”たるカマラ・カーン、もしMCUをこれから見るって人は、彼女にこそ注目していただきたいです。
余談:キャプテン・マーベルを召喚したくなるとき
以前、スターウォーズに関連してレジェンズ展開で登場したユージャン・ヴォングという種族について調べたことがあります。
そのときの感想。
「これがいまのカノン展開に出てきたら、恥も外聞も面目もかなぐり捨ててキャプテン・マーベルを召喚しよう」
いや、コイツら相手にするとフォースの直接攻撃も感覚による危険感知もままならないってんですし、キャプテン・マーベル呼んで頼っても恥にならないって、マジで。
メイス・ウィンドウの遺品整理しなおしたら、あのキャプテン・マーベル召喚ポケベルが見つかったりしないもんですかね?