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イキって転職したら地獄を見た話【でも転職してよかった】

昨日どのようなスキルを身につけたらいいのか、ということを昨日書きましたが、約10年前に初めての転職をしたときの私の経験から言える一つのことは

挫折、自分の不足部分を強く感じたとき、必要なスキルがわかる

ということです。

私は2011年につとめていた一部上場企業を辞めてアメリカの会社で働くようになったのですが、そこで感じたことは、

自分雑魚だな

ということでした。

入社して最初にやったことが、シーズン商材のオーダー数量を決めるためにエクセルで作った発注シートをきれいにする(整理する)ことでした。

その当時の私は、アパレル企業の中でMD(マーチャンダイザー)という、主に数字を扱う職種をしていたので、正直エクセルには自信がありました。

ちょっとマクロも組めますよ、とかをイキってレジュメに書いてしまうような痛い人でした

しかしながら、そのシート整理に私は一晩かかりました。同時くらいに入社した同期?と、ボロボロになって朝仕上げ、次の日朝9時から会議に臨んだのですが、新しいボスに会議しょっぱな15分で

「なんだこのシートは、全然話にならん、やり直せ」

と一蹴され、自信をズタボロにされたことを覚えています。

 それは本当にいい経験でした、なぜかというと、鼻をへし折られる、地の底に落とされたことによって、同僚の人のエクセル 技術により注目するようになりました。その当時、私の入った会社の日本支社には、コンサル出身の方がたくさんいたのですが、彼らのエクセル 操作をみて、そのレベルの違いに驚きが隠せなかったことを覚えています。

もっというと、エクセルなんて使えてあたりまえ、それを使っていかにわかりやすく素早く分析をするかということが本質なのに、私はその100階層下の、ちょっとエクセル ができる ということに価値を見出せる(と思っている)、それくらいの雑魚だったということです。

そこからわたしはエクセルやショートカット等PCの技術を死ぬ気でまなびました、本を買って片っ端から学んだり、人に聞きまくったりして休日もエクセルの練習をしたりしていました。

今私はエクセルを、当時コンサルの人たち以上の速さで操ることができるようになり、なおかつそれを分析の効率をあげる道具として使うということができるようになったのですが、今のわたしから振り返ってみると

いやあ、ほんとに自分雑魚だったな

と思いますね。でも、その失敗がなかったら、分析力、それの道具としてのエクセル に気づけなかった、と思うので、やっぱり転職してよかったなと、

次回は、もう少し必要なスキルについて深掘りしてみたいと思います。


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