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【科学】快楽の喜びは、視覚情報を脳に無意識に記憶させることができる

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マサチューセッツ総合病院、ルーヴェン・カトリック大学とハーバードによる共同研究がNeuronに掲載されました。動物が、潜在意識の視覚刺激から学習する際の脳の動きを解明しました。この知識は多くの状態の新しい治療法につながる可能性があります。

視覚情報に対して脳が快楽物質のドーパミンを分泌して快楽を感じた場合、視覚情報が驚くべきスピードで脳に記憶されることが判明しました。

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普通のアカゲサルと、快楽物質を出すよう電気刺激したアカゲサルの視界に「ぼやけた人型」の画像を見せて比較を行いました。すると普通のサルは画像を記憶することができませんでしたが、快楽中枢を刺激されたサルは画像を記憶することができました。

この結果は、脳内ドーパミンの分泌と視覚刺激の潜在意識学習との関連の可能性を実証しています。快楽中枢を刺激されている時は、意識や努力を必要とせず視覚情報を無意識に記憶することが可能であることを示しています。

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また実験を終えたアカゲサルの脳の状態をスキャンした結果、快楽中枢を刺激されたアカゲサルの脳は血流が増加し、より脳が活発に働いていたことが実証されました。これらの技術は、パーキンソン病などの治療に応用できる可能性があります。

ソース(KU Leuven)https://nieuws.kuleuven.be/en/content/2021/researchers-discover-how-the-brain-learns-from-subconscious-stimuli

大きな快楽をその行為自体から得るためには、その行為の最中に、階段を上りつつある時に感じる喜びと、将来に感じるであろう想い出とを意識する必要があります。
さらにこの技術は、起こった事件を記憶する良い方法でもあるのです。これによれば、ちょっとそのことを考えるだけで、それが生じた時とほとんど同じくらい強烈に、その事件を再現することができます。


       (ハーモニーメディテーション「「瞬間」を捉える」より)
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