怖いもの知らずだけれど蓋がない/暮田真名

シリーズ・現代川柳と短文NEO/134

 昼、学食でうどん。なぜか卓上の七味唐辛子の小びんのふたがなかった。ふたを取るアクションが省略されたため、ふだんより早く七味唐辛子をふりかけることができた。ふう。気分は西部劇で早撃ち式の決闘に勝利したガンマン。うどんの器の表面は敵の鮮血で真っ赤。

【きょうの現代川柳】
怖いもの知らずだけれど蓋がない
/暮田真名

▼出典


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