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Ⅴ DAY1/大熊町内見学/【大熊若者サミット2022】@大熊インキュベーションセンター

2022/09/23
#大熊若者サミット

大熊walkers主催の「大熊若者サミット2022」が9月23日(金)~9月25日(日)に開催されました。
1日目の23日は、KUMA・PREでの大熊町の取り組みの学びとサイバー・ボッチャ体験、大熊町内見学、振り返りセッションをしました。

1.大熊町での取組みについて @KUMA・PRE

KUMA・PREは町の情報発信を行い、コミュニティ、地域交流の場としても活用されています。

KMA・PREスタッフ、UR都市機構の栗城英雄さんからお話をお聞きしたり、KUMA・PRE内でサイバー・ボッチャを体験しました。

関連リンク

▼ここから始まる!「KUMA・PRE」が地域の活動拠点に
会場となった「KUMA・PRE」についての記事です。「KUMA・PRE」は民間企業と連携しながら、まちのにぎわい再生や人づくり、情報発信などに取り組んでいくための場として開設されました。立ち寄って休憩をしたり、スタッフと町の様子を話したり、テレワークや会議、イベントなどにも利用されています。

▼『KUMA・PRE』メンバー紹介②
栗城さんの自己紹介が掲載された記事です。復興にかかわりたい、もっと大熊町のことを知って繋がりたい、という熱い思いを持った方々が様々な地域から集まり活動されています。

▼大熊町とキウイ
栗城さんが代表を務めていらっしゃる「おおくまキウイ再生クラブ」の活動の様子です。キウイは震災前の町の名産品でした。キウイを復活させ、町の人たちと協同で復興に取り組む環境をつくろうと、町の有志が集い、「おおくまキウイ再生クラブ」が設立されました。(「”フルーツの香り漂うロマンの里”再生へ進む大熊町を歩く」参考)

▼「”フルーツの香り漂うロマンの里”再生へ進む大熊町を歩く」
「おおくまキウイ再生クラブ」で活動される栗城さんのインタビュー記事です。震災前「フルーツの香り漂うロマンの里」のキャッチフレーズで親しまれてきた大熊町。その復興のためイチゴのハウス栽培に取り組まれている「ネクサスファームおおくま」、「おおくまキウイ再生クラブ」が紹介されています。

▼UR都市機構

2.大熊町内見学

福島第一原子力発電所の中間貯蔵施設を中心に、おおくままちづくり公社の事務局次長、山崎大輔さんにご案内頂き町内見学をしました。

大熊町水産振興公社大熊ヒラメ養殖施設
中間貯蔵施設 ベルトコンベア
中間貯蔵施設 土壌貯蔵施設

ベルトコンベアで除去土壌が運び込まれ分別されたうえで東京都渋谷区と同じぐらいの面積の土壌埋蔵施設に埋め立てられます。これまでに除去土壌の93~94%が埋め立てられています。これら中間貯蔵施設で保管された土壌は2045年までに福島県外で最終処分が行われることとされています。

福島第一原子力発電所

今回福島第一原子力発電所は高台からの見学となりましたが、福島県で活動されている団体、フクシマ部が主催の「GSC福島スタディプログラム」では発電所の施設内の視察も実施しています。

▼フクシマ部
フクシマ部はglobal Shapers Communityの融資メンバーによって運営されています。Global Shapers Communityは、世界経済フォーラム(ダボス会議)により組織された、多様なバックグラウンドを有する20-30代の次世代リーダーによるコミュニティです。
福島県に「いってみる」「つながり、かんがえる」「えがく」のステップで福島県を知り、楽しむ、福島を軸に人と人がつながるコミュニティーを目指して活動されています。

熊川地区海岸

大熊町は山と海が楽しめる豊かな自然環境に恵まれた地域でした。震災後はそのどちらも立ち入ることができなくなりました。現在も復興作業が続けられていて、全面復旧は半世紀後になるともお聞きしましたが、段階的に立ち入り可能になるとのことです。

おおくままちづくり公社の山崎大輔さん

3.振り返りセッション @大熊インキュベーションセンター

振り返りセッションでは、大熊町に来る前に自分が抱いていた大熊町に対するイメージと、町内見学をした後のイメージを比較しながら参加者のチームごとに共有しました。

私は大熊町に対して震災の影響で人やお店、施設が少なく、静かで自然豊かな環境をイメージしていました。また、おおくまwalkersの吉田幸希さんから事前学習として大熊町の取り組みや新しい施設についての記事を共有頂き、そこから町外、県外から来た街づくりのために頑張る元気な人たちが多そう、と想像していました。

そして、実際に大熊町を見学し、町内の一つ一つの施設が点在していて車移動出ないと生活ができない現状や、ネットで取り上げられている大熊町の新しい取り組みは町の一部分で、震災当時のままの様子が多く残されていることを知りました。また、大熊町の海岸や山では除染作業が続けられていて震災前のように自然に触れることはまだ難しい状況でした。一方で、今町ができ始めている時だからこそ、ほかの地域ではできないことにも挑戦できるというポジティブな面も見えてきました。

また、チームでは町の人を増やすことに焦点を当てて話し合いました。町の人口が増えることでコミュニティーができ、より便利な生活になることが期待できるけれど暮らすには不便なところが多い。だからこそ、まずは観光客をターゲットにして観光から何度も訪れる場所へ、そして関係人口へという道筋を考えました。

また、大熊町には住民にも観光客にも娯楽が少ないことにも注目し、娯楽が提供できれば大熊町に訪れるきっかけになり、町の人も来たくなる。そして、そこから交流が生まれるのではないかという仮説を立てました。

利便性やテーマパークのような娯楽を追求しても都市圏に近づけることは難しいです。だからこそ、「都市圏ではできない、大熊町でしか体験できないこと」が大熊町を価値づけるキーワードになるのではとチームで話し合う中できづきが得られました。


1日目の夜は交流施設「linkる大熊」のクッキングスタジオでカレー作りをしました!初対面の人が多かったですが、カレー作りで協力し合う中でたくさんお話しをすることができました。また、linkる大熊内の多目的ホールで卓球やバトミントンを楽しむことも出来ました。宿泊・温泉施設「ほっと大熊」で温泉を楽しみ、ほっと大熊とキャンピングカーに宿泊しました。

4.関連リンク

私がオンラインかばん持ちをさせていただいている山田崇さんが昨年大熊町に行かれた時の「山田崇オンラインラジオ」とその回のnoteを掲載します!こちらのnoteはマガジンも販売しているのでぜひご購読ください!

山田ラジオ#133 Youtube/note

▼山田崇ラジオ#134 Youtube/note

▼山田崇ラジオ#120~ マガジン


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