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肩こり症状で困っていませんか?

本日のテーマは「肩こり」について掘り下げて行きたいと思います。

国民病とも呼ばれ多くの方が肩こりの症状を自覚されると思います。

そんな単純そうで単純ではない肩こりの機序と簡単に行える効果的なアプローチ方法をご紹介しますので、是非最後まで見ていただければと思います。

肩こりの病態とは

肩こりを自覚するまでには多くの要因がある

肩こりに限らず、筋肉の痛みの機序とも捉えることができますが

筋収縮の持続が血流循環を阻害して代謝産物が蓄積して筋肉が硬くなり痛みを引き起こすことになります。

色々な手段があるとは思いますが、鍼灸治療や徒手治療によって、この虚血状態(血が巡っていない)を改善して症状改善に導いていることになります。

肩こりの主な原因とは

●上肢の一定肢位での運動
日常例 窓掃除/天井掃除/お風呂掃除など

●デスクワーカーやオーバーヘッドワーカー
日常例 パソコン作業/腕をよく挙げる動作が多い職業(学校の先生など)

●精神的ストレスも肩こりに影響


簡単に纏めてみても様々な理由で肩こりの原因が考えられ特定することが難しいです。

肩こりを引き起こす原因を患者さんに伝えて、理解してもらうことが重要になると思います。

姿勢性肩こり症

一般的に多いのはデスクワークなどでFHP(頭が前方に下がる)姿勢からの影響になります。

不良姿勢からのタイピング動作やペンを握り書く動作などが加わり続けることで、頭部⇒脊柱⇒肩甲骨⇒上肢と波及して症状が生まれます。

肩こりだけに限らずですが治療POINTは
脊柱・肩甲骨・骨盤・胸郭・各関節と評価しながらになります。

評価せずに硬い所だけ闇雲に鍼を打ったり、揉みほぐしても根本的解決に至ることは少なく、時間が経てば元に戻るのはそういった理由があります。

留意すべき肩こり症とは

臨床上多い留意すべき肩こり症状になります。

横隔神経隣接臓器は鍼灸治療においてキーパーソンになるのでまた別で掘り下げたいと思いますが、内臓の状態が肩こりにも影響されると考えてもらえればと思います

後は、眼鏡が合わない、歯の治療中でも肩こり症状は強くでる傾向です。

初診の段階での聞き漏れが無い様に、経過を追っても変わらない場合は上記の内容を念頭に置く必要があります。

頸部痛&肩こり症への遠隔介入方法

🔴をPOINTに

頸部痛&肩こりの遠隔介入として上記スライドの内容で介入します。

慢性的な痛みや、疼痛を伴う時には局所的に診ることも重要になりますが遠隔介入も改善率を高めてくれます。

第3指のDIP関節・PIP関節上の皮膚を徒手で滑らしたり軽く摩擦刺激を加えると効果的です。

鍼灸師の方は、かっさ等の摩擦鍼をここに実施しても良いと思います。

痛気持ち良いレベルで時間をかけて(目安30~60秒)実施してみてください。

セルフケアでも簡単にできますので是非試してみてください。


本日の内容は以上になります。
また頸部痛・肩こり症状は違う観点から掘り下げて行きたいと思いますので宜しくお願い致します。

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それではまた次回よろしくお願いいたします。

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