radicalmannta

マンガ家を目指しています。将棋が好きです。 読んだ本のことも記事にしています。

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  • 将棋と漫画

  • 柳田國男読書記録

    日本民俗学の柳田國男さんの全集を読んだ記録を残します。

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遥か想望の竜王

    • どうにもならない自分の絵のクセ

      X(旧Twitter)のタイムラインには、いろんな人がリポストした美麗な絵が流れてきます。 流行の漫画のキャラクターに登場する美少女、美少年。 それが、原作よりもさらに美しい感じにイラスト化されて、なんと無料でタイムラインに流れてくるわけです。 ああ、眼福、眼福、と思いながら、自分もリポストしているわけですが。 俺もこういう絵が描きたいと。 そう思って、日々、トレーニングしているわけです。 休憩時間の三十分間、漫画を隅から隅まで丸写しにしたり。 背景の練習したり、筋肉のつき

      • わたしはどこまで走り続けられるだろう?

        夜、ふと時間ができたので、イラストを描いた。 一文の金にもならないのにね。 こんなことをしている暇があったら、資産運用とか、人生設計とか考えろとも思うが。 どうやら、わたしの脳の構造は、そういうふうにはできていないんだね。 現実よりも、夢の世界に足を突っ込んじまってる。 ボーッとしてて仕事も日常生活もあんまりできないけどね。 だから、よく奥さんに怒られるのよ。 冷凍しなきゃいけないものが冷蔵庫に入ってたり、保育園の準備で足りないものがあったりね。 それでも、家

        • 紫の夜の詩

          夜中、数学の問題を解いていると、不思議な感覚に襲われる。 静まり返った窓の外、誰かが立っているのではないか、と。 少しだけ、怖い。 だが、少しだけだ。 少しだけのはずだ。 わたしは数学の問題を解くのに集中する。 窓の外の気配はどんどん大きくなる。 まるで、ガラスに貼り付いた水滴が少しずつ大きくなっていくように。 そして、気配が、限界に達したとき。 わたしはカーテンの隙間から窓の外を見た。 ああ、いる。 窓の外には、確かに何かがいる。 形のない、私たちか

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        遥か想望の竜王

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        記事

          歴史物、歴史ファンタジーものが描きたい

          はい、表題のとおりなんです。 漫画家を志している以上、壮大な話が描いてみたいんですね。 色々、アイディアはあります。それぞれ、一言ずつ書いていきますね。 「モンゴル帝国時代に転生した男子高校生が、その気象知識を活かしてクビライ・カアンの覇業を支える話」 「王国を牛耳る老獪な宰相の不正を暴くよう名門貴族から依頼を受けた下級士族の主人公。しかし、調べれば調べるほど、宰相は質素な生活をしていて、むしろ王国再建のために尽力していることがわかってくる。主人公は『この宰相のために働

          歴史物、歴史ファンタジーものが描きたい

          貧乏神の将棋 リンク

          企画「わたしのマンガを見て」用のリンクです。

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          宮古島旅行記

          宮古島での体験は、私にとって異様なものだった。常に、草むらや森の暗がりから、何かがこちらを伺っているような、そういう異様さがあった。 旅行の企画をしたのは、妻だった。私は旅行が嫌いなのだが、それでも宮古島には興味があった。元々日本には属さず、それどころか、歴史書によれば、琉球王国とも言葉が通じない、離れた時代があったという。これは、行ってみるしかないと思った。 私には、子供が二人いる。 もうすぐ5歳になる長男と、もうすぐ1歳になる二男だ。 彼らの世話だけで相当苦労したのだ

          宮古島旅行記

          昔よく読んだ本について

          高校生から大学生時代、よく永井均氏や京極夏彦氏の著作を読んだ。 永井氏は哲学者、京極氏は小説家。違うジャンルの人だが、共通点がある。 彼らの書いた文章にハマってしまうと、その枠組みの中でしか考えられなくなる、ということだ。 永井氏の独我論、京極氏の妖怪シリーズは、難解だが魅力的な思弁が、幻覚パウダーのような文体で書かれていて、それに酔ってしまって、他の考え方が出来なくなってしまう。 だが、今、私は彼らの著作を全く読まない。 歳をとって、いろいろ人生経験を積んで、心の中に

          昔よく読んだ本について

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          イマイチうまくいかなかったイラスト

          イマイチうまくいかなかったイラスト

          わたしの画力は、4年でどの程度上がったか。

          そこそこ納得のいく絵が描けるようになってきました。何年も漫画模写を続けて、苦節8年。まだまだ、プロには及びませんが、少しずつ進歩しています。 自分が進歩しているとわかっているのなら、描き続けることができる、そう思います。 過去に描いた絵を見ると、ずいぶん変わったな、と思います。 以下は、4年前に描いた漫画の一コマ。 これはこれで、面白い絵です。ギャグ漫画としてなら、これは悪くない絵でしょう。ですが、漫画雑誌の編集者には認められなかった。 次の絵は、今日描いたもの。 だ

          わたしの画力は、4年でどの程度上がったか。

          このままだと、漫画も妖怪研究も数学もその他諸々、中途半端なままになってしまう。 ただ、やりたくない仕事を生きるためにするような姿だけを、子供に見せたくない。 やはり、同人誌を出すか。

          このままだと、漫画も妖怪研究も数学もその他諸々、中途半端なままになってしまう。 ただ、やりたくない仕事を生きるためにするような姿だけを、子供に見せたくない。 やはり、同人誌を出すか。

          漫画を描いてます。

          漫画を描いてます。

          「宗歩の角行」読書記録

          谷津矢車「宗歩の角行」を読んだ。 まさに、「天才の栄光と挫折」だろう。天才は、普通の人とは違う世界に住んでいて、すごい実績を残しても、結局孤独のうちに死んでいく。そういう話だ。 谷津さんはずっと歴史小説を書いている。全てを読んだわけではないが、その多くの作品で、才能ある人と、そうでない人の対比が鮮やかに描かれている。 「宗歩の角行」の主人公、天野宗歩は幕末の将棋指しだ。後に「棋聖」「実力十三段」と称される天才棋士。 わたしは小学校時代から将棋を指していたから、名前は知っ

          「宗歩の角行」読書記録

          遠野物語と南米の鬼女

          令和5年度 佐々木喜善賞 落選作 を公開します。 遠野物語と似通った神話が南米にあり、驚いたことがあります。 そのことをイラストにしました。 作品の主題 遠野物語と南米の神話 作品解説 柳田國男の遠野物語を初めて読んだのは2021年〜2022年だったと思う。当時私は、「定本 柳田國男集」を最初から読んでいこうと計画しており、その中に遠野物語が含まれていた。 レヴィ=ストロースの「神話論理 Ⅰ」を読んだのは、その少し前だった。構造主義とは何か、

          遠野物語と南米の鬼女

          柳田國男「遠野物語」

          「遠野物語」の模写が終わった。 ノートにシャーペンで写していた。半年以上かかったかな。 仕事の休み時間とか、家に帰って子供が寝た後とか、時間を見つけて模写していた。 それで、俺の中で何か変わったかな? 少しは成長したかな。 文章は上手くなったと思う。 よく、小説家になるために「小説を丸写しにする」練習方法があると聞くが。 それの、ごく短いバージョンだね。 それでも、半年かかった。 さて、模写していて色々気がついたことがある。 遠野物語は、「お化け話」が多い。名前のないお化

          柳田國男「遠野物語」

          酒呑童子描きました。

          酒呑童子ってのは、いろんなフィクションやゲームの題材になっている、鬼の頭目ですな。 わたしがここでダラダラ説明を書くより、Wikipediaを読んだ方が、適切な知識が得られるでしょう。 最近も、某ゲームに登場しているそうですが、それとは関係なく、自分の想像するままに描きました。 データを書き出ししてから、なんかデッサン狂ってるなと思いましたが、もう、修正する気力はありませんので、ここにアップします。 まだまだ修行は必要ですが、下手なりに頑張って描きました。よろしくお願いい

          酒呑童子描きました。