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2018年7月の記事一覧
【祈りの文化】初めて誰かをお祈りした日のこと
「ねぇねぇ、いちちゃん。私、いちちゃんにお祈りして欲しいことがあるの。」
「ひとつは、幸せでありますように。
そして、もうひとつは、その幸せを感じられる人でありますように。ねぇ、お祈りしてくれる?」
そんな風に、誰かにお願いされたのは人生で初めてだった。でも、真剣な眼差しで私を見つめる彼女の瞳は、満天の夜空の下、綺麗に輝いていて、あぁ私も今まで、幾度となくこうやってお祈りしてきてもらったんだな
どうしていつも、あの人の隣にいるのは私じゃないんだろうって思ってた。
好きな人に愛されたいなら、見返りを求めないこと。
どこかで幾度となく聞いたこの言葉に、胸がちくり、と痛む。
誰だって、好きな人には優しくされたいし、甘やかしてほしいし、自分を一番大切だって思ってほしい。それって、当然の感情ではないのだろうか、と思っていた。
「いっちゃんっていつもぐいぐいなのに、変なところで遠慮するよね。」
たまに、私をよく知る友人に言われることがある。
そうだ、私は、変
残りの日数が、もしもみんな同じだったら。
泣いても笑っても同じ日数しか残されてなくて
泣いても笑ってもあと少しだって思ったら
どんなにかっこ悪くても
どんなに嫌われるのが怖くても
言いたいことは言って
やりたいことはやって
自分のこころに、素直に生きていきたいなぁ、と。
残された日数、と書くと大袈裟かもしれないが、自分の旅立ちが近付くと、本当にあっという間だなぁということを実感する。
帰る場所
だったはずの金谷