見出し画像

【指導者の作り方】 #573


指導者と呼ばれる側の人は
なぜ最前線に行かないのか?
心酔する若者が最前線に行き
短い人生を終わらせるのか

これは何もイスラエルやシリアなどの
過激派の話だけでは無い

日本だって
第二次世界大戦の最前線には
若者の命がいとも簡単に奪われた

金のある政治家や企業家はどうだろう
死ぬような所には行かない



現代の日本ではどうだろうか

命こそ奪わないが
生活を奪われている

こう書くとまるで上に立つ人間は
悪い奴らに見えてしまう
実際はどうかのだろうか



「なぁ
何で早期退職を募集してるんや?」


「そらアンタ
会社が傾きそうやからちゃいまっか?」


「せやけど
社長も部長も対象になってまへんやん」


「いや今回のは一応
社長以外の全ての従業員に向けてらしいで」


「そんなんどうせ表向きだけでっしゃろ」


「まぁそない言うたらそうかもしれへんけど」


「せやで」


「せやな」


とまぁ世の中そうなっている

そんな中
ある企業は


「社長早期退職します」


「部長全員早期退職します」


と宣言し話題となった

でもこれって実質倒産宣言なのではと思った

しかしそうでは無かった

実際には
役員報酬の見直しをし
従業員の無解雇
契約社員の正規雇用
アルバイトやパートの報酬の見直し
などを行った

これにより
アルバイトから社長まで
一日の報酬額を一定にした
それぞれの業務の見える化を行い
事細かに報酬手当をオプション化

例えば
現場には出ない部長は現場の手当は貰えないが部長としての責任報酬は支払われる
現場に行く社員は現場の手当が付き
その仕事の内容によってオプション額が変化する役職が無い場合には責任報酬は付かない

これら全てどの従業員でも確認できる
月給も全て見える化を行う
不平不満が出ないようにする為の策である

全ての業務に対してはAIを導入し不正が無いように徹底管理

他にも全従業員がいつでも収支を簡単に分かりやすく見れるようにもなっている


さぁ
これだけクリーンな企業は無いであろう
不平不満は無いだろう

そう幹部は思っていた

しかし現実はそんな簡単なものでは無かった

報酬額の見える化によって
プライバシーの侵害が発生したと
ストレスを訴える

責任報酬の金額に不透明さを感じると
訴える組合

非正規雇用の人間を正規雇用にした事で
正規雇用の人間からの不平不満

アルバイトやパートの時給が上がった事によって
かえって離職率が増加

結局のところ
内部からの崩壊が始まり
企業としては存続する使命があるので
元のカタチに戻さざるを得なくなった


女王アリは女王アリで
働きアリは働きアリとして機能している秩序の方がより安全で組織を強くすると言うのか




また地球の何処かで
最前線に送られる少年や若者が
犠牲となり続けるのか

極論に見えるだろうが
組織の構造理論には
そんなに違いは無いと
筆者は勝手に思うのだ

宗教で教祖様もカリスマ性よりも
信者がどれほどの神輿を用意するか
それにかかっている
神輿が大きければ大きいほど
人人は意味も考えず
良いモノであると判断し
引き寄せられて行く


毎日
食うために生きているのか
愛のために生きているのか
金のために生きているのか
尊厳のために生きているのか
世間体のために生きているのか



ほな!


注: 但しこれに当てはまらない場合もあります
紛争地によっては襲った村の女はレイプされその後殺害
使えない年寄りなどの男性も殺害
若者は無理矢理兵士にされ
襲った村の女を強制的にレイプさせるなどの高圧的服従もある
こういう例外的なものでは無く
あくまでも日本人から見た目線で描いております

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?