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エジプト旅行記 Ⅰ (ルクソール)

さて、エジプトに一人旅をした時のことを書こうと思います

行ったのは2023年のゴールデンウィーク
10日間のお休みよー

会社員が長いお休み取れるのってゴールデンウィークと年末年始くらいしかないから、思い切って一人旅決めちゃいました

まず旅行記を書く前にお伝えしたいのが

  • エジプト観光は、基本的にはツアーで行った方がいいでしょう(1人で行っておいて笑)

  • ある程度旅行に慣れている人でも、観光地は添乗員付きのツアーに参加することをおすすめします(精神的に疲れます)

  • カイロのピラミッドを見るだけで十分なんて言わないで!ルクソール行ってこそエジプト

ということです


エジプト旅行のスケジュール

エジプト観光は
・遺跡都市
・地中海沿い
・紅海沿い

の大きく3つの区部に分かれる

今回は遺跡都市であるカイロ・ルクソール・アスワン・アブシンベル
地中海沿いのアレキサンドリアの合計5都市を選びました

パートナーや友達と行く人は、ハルガダ(紅海リゾートの中心地と呼ばれるところ)も良さそうなのでぜひ訪れてみてください
(私は日程も考慮して断念しました)

10日間の日程は以下の通り

  • 4月28日 羽田発

  • 4月29日 ミュンヘン着(1日観光)→ 夜便でカイロへ

  • 4月30日 深夜カイロ着 → 朝便でルクソールへ → ルクソール観光

  • 5月1日 昼過ぎまでルクソール観光 → タクシーでアスワンへ

  • 5月2日 アスワン → タクシーでアブシンベルへ → アスワンに戻り夜便でカイロへ

  • 5月3日 カイロ観光

  • 5月4日 カイロ観光

  • 5月5日 アレキサンドリア観光

  • 5月6日 深夜便でカイロ発 → ウィーン着(1日観光)

  • 5月7日 成田着

エジプトへの直行便はまだないみたいで
経由地として多いのは、ドーハ・ドバイ・アブダビの3空港

この3つの空港での乗り継ぎも退屈だなーと思った私は、行きはミュンヘン、帰りはウィーンによりました
時間に余裕のある人はヨーロッパ経由がおすすめ!

ミュンヘンのAugustiner-Kellerで飲んだビールは格別
ウィーンのホーフブルク王宮の中にある、世界一美しい図書館と言われるプルンクザール

ルクソール観光

さて本題のエジプト観光初日!
カイロから国内線でルクソールへ

ルクソールでは
1日目:カルナック神殿、王家の谷、ハトシェプスト女王の葬祭殿、ルクソール神殿
2日目:気球、ネフェルタリの墓

を観光しました

実際に行ってみて
ルクソールは1〜2泊(2日間午前中に観光できるくらい)で十分かな

ルクソールの空港には朝8時に到着

空港でのタクシー選びは、オラオラしつこく声をかけてくる人ではなくて
奥の方で静かにしている人に自分から声かけるのが私の中での鉄則

空港からタクシーに乗ってホテル(Sonesta St. George Hotel)へ

タクシーの天井派手だねっ

実は、空港でこのタクシードライバーのいとこと交渉していて
25ドルでルクソールの観光地4箇所回ってくれるとのこと
Whatapp聞いておいたよ

念の為ホテルのツアーデスクとホテル周辺のタクシードライバーとも話して交渉したけどね
空港で出会った人が一番安かったので連絡してホテルに迎えにきてもらいました

まず始めに到着したのが

カルナック神殿

カルナック神殿はアムン神をまつった神殿で、世界最大の神殿建造物と言われている

入口からスフィンクス参道
下から見るとこんな迫力!
この天井の穴は何を意味するのか気になる
よくSNSで見るこの大きな列柱廊

中は結構広いので、見所を事前にチェックしておくのがおすすめ

武器にもなる自撮り棒

今回の旅行の写真を撮るために、Amazonで折り畳み三脚付きの自撮り棒を買っていました

何が良いかって
150cmの高さまで三脚が伸びるので自然な写真が撮れることと
折り畳んだ時に28.3cmとコンパクト!(このゆるゆるズボンのポッケに入れても落ちない)

そして何より
自分を守る棒としてすごく良い!

一人旅の時は、万が一のことがあった時の行動をイメトレしておくのが大切です
(この自撮り棒を一瞬で150cmの長さにぴっと伸ばし、突っついて逃げるか、防御するのです笑)

これをポッケに入れられる安心感はすごかったー

今回は自撮る以外の用途で使うことはなかったですが

過去にモロッコのフェズ、メキシコのグアナファトで一人旅をしていた時の危ない体験もあり

今回のエジプトでは
都市間を長時間タクシー移動とか、運が悪ければ危なそうなプランも入っていたから自撮り棒で備えをしていたよ
(自撮り棒以上の武器になる系はポッケには入れられないので、最善の備えだったかと)

エジプト旅行記に戻ります!

タクシーで次の観光地へ
待ってましたー王家の谷!

その前に

「僕の知り合いのお店行く?」

王家の谷に向かっている途中で
現地のタクシーチャーターあるある「僕の知り合い」

ドライバー:「お腹空いたでしょ?僕の知り合いが美味しいレストランを経営しているからどうだい?」

”僕の知り合い”ってよく聞くよね

要するに、観光客向けのビジネス仲間です
こういう所行っちゃうとふっかけられることが多いから基本行かない方がいいんですよ

私:「お腹空いてないからいいよ」と渋りつつ
実は少しお腹空いてたから、王家の谷までの道中の飲食店をGoogle Mapで確認

うん、もう王家の谷近くまで来ていたから飲食店はあまりないなー
行ってもいいかなーと思っていたら

ドライバー:「王家の谷は時間がかかるからちょっとでも食べておいた方がいいよ!もう少しでレストランに着くよ」
と言われてレストランに到着

そのレストランにあった唯一のメニューがこちら

野菜がたくさんで美味しい

フルコースメニューしかないなんて

女性一人が食べれる量じゃないわ、と思いつつ
なぜか他の観光客が食べているのを見たら急にお腹が空いてきて
美味しくいただきました
たしか12ドルくらいで高かったけど、まぁ良いでしょう

5月でもルクソールは日中37°近くあってね
外歩きっぱなしで体力もっていかれるから食べれるだけ食べました

さて、

王家の谷

新王国時代のファラオ(王)のお墓が密集する、王家の谷
64個のお墓が見つかっているのだとか

王家の谷が作られるまでのファラオのお墓ってピラミッドだったりで、あまりにも目立って盗難が後を絶たなかったから
お墓を隠すためにね、ここに作られたんだと

この王家の谷も結局ほとんど盗掘の被害にあってしまったみたいだけど

ほぼ手付かずの状態で発見されたのが
かのツタンカーメンのお墓!

ツタンカーメンは病弱で
統治していた期間が短くお墓も小さかったから
盗賊たちに発見されずに副葬品がほとんど残っていたって有名な話よね

小学生のときに『世界ふしぎ発見』で見たのを思い出します

ツタンカーメンの黄金のマスクが出土したお墓を見てからカイロのエジプト考古学博物館に行くなんて
なんて最高の流れなの!

さて、王家の谷のエントランス着

私は、エリアチケット(このチケットで3つのお墓に入れると言われていた)と、ツタンカーメンのお墓の別チケットを購入

ぜひ行く人は、ラムセス5世・6世のお墓のチケットもエントランスで買って行ってください


※公開されるお墓は日によって違うこともあるみたいだから、要注意

エントランスからはこのカーターで王墓群まで移動

なぜか1人で乗らされた ※降りる時チップを要求する人もいるので注意
王家の谷到着!

きゃー興奮冷めやらず
入れそうなお墓から入っちゃった
(後から痛い目を見るのを知らずに・・)

お墓に入る手前に門番がいて、チケットにスタンプを押された

ツタンカーメンのお墓 小さなお墓だから5分位で見終わるよ
ミイラも!
エメルエンプタハのお墓
おいでと言われてこの小道を通るw

あんまり詳細は話さないでおこう
完全なるチップ社会だ
墓の中に入るという体験をさせてもらった

私はエリアチケットを使って、ラムセス3世、ラムセス9世、メルエンプタハの3つのお墓に入っていた

そして次に
ラムセス4世のお墓に入ろうと門番へ

「お前もう3つスタンプ押されてるじゃないか、入れないぞ」

「えっ!?!?!?入れない!!!!???」

一旦門番から離れて私は考えた

そして思い出した
3つまでしか入れないということを

興奮して忘れてたー泣

もう一度門番に行く
「ここでお金払うから入れてくれない?」

断られた・・

どうやったら入れるのか門番に聞いたら
カートに乗ってエントランスに戻って、再度エリアチケットを買えと

そうだよね

タクシー待っているから時間もないし、また3つ入れるチケットを買うなんて

私は考えた

そして、近くにいたエジプト人のツアーガイドっぽい人に
すごい困っているんだと話しかけた

門番に何かアラビア語で話してくれている

ツアーガイド:「入っていいってよ」

ありがとー泣 ツアーガイドにチップを渡して中に入りました

絵が剥げているけど美しいー!
これ見れなかったら泣いてた

大満足な私は、帰りに門番にも大感謝
チップを渡して急いでタクシーに戻りました

次の目的地

ハトシェプスト女王の葬祭殿

古代エジプトで唯一ファラオになった女性、ハトシェプストのために作られた葬祭殿
髭をつけて男装をして統治していた彼女のレリーフが残っているよ
時間がある方はじっくりとレリーフを見て浸ってください

エントランスからカートに乗って
三階建のテラス 美しすぎる

修復・復元されているとはいえ、この建物は3500年くらい前にできたのよね
あまりにも素敵すぎて

ひたすら美しい

次に向かったのは

ルクソール神殿

ルクソール神殿は、カルナック神殿の副神殿として建てられたもの

正面入り口 左側のオベリスクのみ残っている
右側のオベリスクはパリのコンコルド広場に建っている
「王家のカァ」の彫像
タクシードライバーに夕方のこの時間に来ると美しいと言われていたがまさに

無事に4箇所の観光を終え
ホテルに戻り近くのイタリアンで晩御飯をいただきました

ラザニア

ホテルから徒歩3分のお店に行く間でタクシードライバーたちにたくさん声をかけられるのはもちろん

馬車乗りにも「フェラーリフェラーリ」と声をかけられます
この活気嫌いじゃないです

念願のエジプトに来れた興奮で疲れ知らずだったけど
移動で3日間くらいベッドで寝ていないことを思い出しました

ホテルに戻って、翌日のアスワンへの移動の最終計画と写真の整理で結局12時頃に就寝

翌日は朝4時起きで気球ツアーとネフェルタリのお墓!

続編へ続く


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