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【ウィキペディア】2023/11/22 佐倉市 令和5年度千葉県公共図書館協会第4 ブロック研修会/ウィキペディアに見る「図書館員が知っておきたい情報リテラシー」

この時の講演と、後日の小倉南での講演はとても自分でも手ごたえがあり、ああ、伝えたいことを伝えられているかも、と自覚できました。
プレゼンテーションや話し方などの訓練も勉強もしていないので、積み重ねとは大事なものだなと思いました。
気づくと、人前でウィキペディアの話をする機会は160回を超えています。

内容

時間と人数と環境

14:00-16:00

  • 公共図書館協会に所属する職員 24名

  • 山武市 夢咲くら館1階 ゆめ・さくら広場


事前打ち合わせ

  • 市民カレッジは午前中だから、午後なんかやっちゃう?

  • 「情報リテラシー講義+ウィキペディアに関する講演」を行う

目的

  • 図書館員として、情報リテラシーについて考える

  • 最近の事例を使用し、ネットや情報を扱う・取り入れる・発信する際の注意点を共有してもらう。

  • ウィキペディアに対する理解を深めていただく



最低限の自己紹介スライドからスタート

講義1:情報リテラシー

マクラから、情報リテラシーのスライド

  • 知識を得るのは何のため(鯉のぼりとポケモン事例)

  • 生成AIの仕組みと現状と未来。

  • ディープフェイク。アンジェリーナ・ジョリーと内田有紀さんの動画

  • アンジェリーナ・ジョリーと新垣結衣さんの動画

  • ホラン千秋さんの声の生成動画

  • ディープフェイク+AI 存在しない女性を生成して動かす動画

  • 笑福亭鶴瓶さんのフェイクニュース

情報を取り入れるとき:
おにぎり🍙 どれなら食べますか? 人にあげますか?
カレーの王子様のアレルゲン表
食べ物はあなたのからだを作る 情報はあなたの考え方を作る
真実と事実
情報を多角的に見る要素
見る方向 〇にも▢にも△にも見える立体
教育時期による常識の違い
キャッチフレーズに見る表現と誘導
目に見えやすい数字。アテンションエコノミー
真偽を見分けるにはコストがかかる
自分が情報を採用した理由を意識する

情報を発信するとき:
ローマの休日 人には(無意識であっても)悪い心がある
やらかしの種類
ポテトチップの袋
サーバーやほかの端末に残る
善意でも誰かが傷つく。個人情報を発信しない
ドイツテレコムの動画
メディアの常識を疑う
匿名性がいくら金を積んでも買えない(ジェーン・スーさん)
紅白出場者の3組は素顔をさらしていない時代
羽生結弦さんの入籍に関するニュースの扱われ方

休憩


ウィキペディアに関する講義

休憩を挟んで、ウィキペディアに関する講義

オープンデータとしてのウィキペディア
2023年10月のページビューランキングで4位になったアニメ作品は何か?
ウィキペディアも基本情報とクイズの答え
信頼性と、どのように信頼性を担保しているか
通常の書籍の信頼性との比較
ティラノザウルス事例
ボランティアと性善説
編集の三大方針
採用できる出典
美藝公の記事を開いて説明(ページの内容、履歴表示など)
「佐倉市」の記事に出典を付けるデモンストレーション
ウィキペディアでできること
やってはいけないこと
町とウィキペディア 陵雲閣の遺構の画像
スマホネイティヴ世代の検索
佐倉市と阪神タイガースの関連性 
ウィキペディアタウンの説明
市民カレッジで作成された記事の紹介
ウィキペディアを編集のメリット
ウィキペディアの大きな目的
経過がすべて記録されていることが財産
UDフォントの説明

寄せられた感想より抜粋

(アンケート回収24人中20人)

講演内容全体について

・大変貴重、興味深い、勉強になった 学びの多い
・楽しく聞けた わかりやすい、聞きごたえがあり
・使用フォントの選択理由の説明が良かった
・中高生向けに講義をお願いしたい

リテラシーの講義

・リアルな事例でわかりやすく面白い
・情報は更新される可能性がある点について、改めて考えさせられた
・情報の出所ははっきりしているものを使っていきたいと思った
・フェイクニュースには注意したい
・「わかるけどわからなかったこと」が、少しだけ近くに感じられた
・漠然と「危ないもの」と思っていたことがはっきりした
・ネット上の情報の仕組みや信ぴょう性について、よく理解できた
・非常に怖い話だった
・共有していきたい
・意識の遅れを感じた
・おにぎりがわかりやすい

ウィキペディアについて

・信頼性に対する認識や印象が変わった
・ウィキペディアの見方が変わった
・細部まで見てみようと思った
・出典を確認することでレファレンス利用できることを感じた
・信頼性や編集やライセンスについてついて知ることができてよかった
・地域で作成し共有する、図書館が主体でできることだと思った
・図書館員の役割があることを知って驚いた
・実は近しいものであったことに驚かされた
・イベント(ウィキペディアタウン)も興味深く、面白く感じた
・図書館資料の活用と地域のPR につながるという発見があった。
・図書館との親和性があることは発見だった
・出典追加してみたくなった
・出典情報が見つかったら編集を検討していきたい

担当の方や、館長さんたちが喜んでくださったのが何よりうれしかったです。

お昼はお蕎麦屋さんでたまごとじをご馳走になりました。ありがとうございました。

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