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#117 多様な働き方に必修のテキストコミュニケーション 24/3/22

みなさん、こんにちは。
今日は、リモートワークをはじめとする多様な働き方の環境下で成果を出すための要素を考えてみます。

以前から、広義の生産性を上げる、時間軸の長い課題だなと考えていたことを言語化して整理してみようとしたのが考えるきっかけです。

なぜ問題と考えるか、といえば、一般的な仕事のできる人≒パフォーマンスの高い人が、コミュニケーションの生産性が低い人に、時間とパワーを奪われていると感じるからです。コミュニケーションの生産性とビッグワードを使っているため、ここから分解して考えていきます。

この逆パレート法則(パフォーマンス高い2割の人の時間が、8割のコミュニケーションの生産性の低い人のために浪費されている)的な問題が、これから先、より顕著になるだろうと、わたしは考えています。

なぜなら、ますます働き方は多様になることが1つです。
国内外のリモートワーク、オフィス出社、フルタイム週5日8時間でない勤務形態、ワーケーションなどが複合的な組み合わせに変化すると考えます。
次に、仕事のそのものが、組織機能単位から、プロジェクト型の割合が増えていくと考えます。
最後に、そうなると一緒に働くチームメンバーも、所属チーム内、部門を超えてのタスクフォース、社外パートナーとの混成プロジェクトと多様にマッチアップして、人が折り重なることが進んでいくと考えています。

簡単に言えば、阿吽の呼吸、空気を読む、が通用しづらい仕事環境の変化におかれることです。多様になる、からです。

その多様な環境に適応していくために、ビジネスパーソン個人はどのような準備をしておくとよいか、です。アプリーケーションとしてのスキル、仕事のスタイルから考察してみます。

まず1つめは、テキストコミュニケーションのスキルです。
今や、仕事のコミュニケーションツールに、Teams、slackなどチャットツールは欠かせません。Zoomなどオンライン会議ツールも同様です。
メールよりカジュアルに使えるこれらのツールを上手に使いこなすスキルが、スムーズに仕事が進められる人の必要条件になると考えます。

これらのコミュニケーションツールは、カジュアルであるがゆえに、短文、タイムリー、頻繁な、会話のキャッチボールになります。
良くも悪くも、要約に要約を重ねた、ときに言葉足らず、のコミュニケーションが生まれます。カジュアルであるために、行き過ぎたラフになったり、雑になるリスクも高まります。
UIがSNSサービスに限りなく近いですから、ときに荒れたやり取りになる性質も持ち合わせています。X(Twitter)の即物的な投稿、炎上のイメージです。

一方で、だからといってチャットコミュニケーションツールで、1つの投稿のボリュームが多いと、そのメッセージをちゃんと見てもらうことは難しいでしょう。タイパ志向も重なり、コメントを見た瞬間、読む気力を失いかねません。そもそものSNS的なUIからも、1投稿の分量が多いと、とても見づらくなり、その点においても、見る気をなくす可能性大です。

ですから、パフォーマンスの高い人ほど、そうでない人に伝わるように、短文で、解釈の余地が生まれにくい、投稿を突き詰めて考えることになります。ですから、仕事のできる人ほど、そうでない人のために時間とパワーを使うことになると考えます。

チャットツールでなく、メールや対面コミュニケーションでも同様です。
この場合、ある程度の分量を記述しても、チャットツール日比べると相対的には堪えられます。その場合は、目的や背景から詳細に咀嚼して、論理的にわかりやすく順を追って表したり、事実と解釈を区分して記したりします。

この場合もやはり、パフォーマンスの高い人が、気と時間を使い、そうでない人に伝わる労力を費やします。

この時間と労力の使う具合が、およそチームメンバー、プロジェクトメンバー同士で均衡すれば、多様な働き方環境下の仕事は、その働き方の優位性を最大限に生かすことにつながると考えます。

ゆえに、「テキストコミュニケーション」が、1つの必修スキルになるのではないか、と考えます。

次回2つめのスキルについて書いてみます。
みなさんは、多様な環境下に求められるスキルはどんなものだと思われますか。
それでは、また。

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