見出し画像

#139 Q&Aの応答技術は武器になる 24/4/13

みなさん、こんにちは。
今日は、コミュニケーション上手になるには、どんなスキルの影響が大きいのか、を考えてみます。

先日来、評価キャリブレーション会議を取り上げることが多いのですが、またその一コマから考えてみたことがきっかけです。

ある課長が、自分の担当メンバーの等級昇格推薦の理由をプレゼンテーションをしていました。その説明に対して、その課長の上長である部長が質問をしていた際に、こんなやりとりがありました。

課長
「自分の担当しているサービス以外の周辺サービスを組み合わせたソリューションサービスを考えられるになりました。
これまでは、今までの経験で自分が関わったことのあるサービス単体を、お客様の問題解決に資する課題解決提案としてきました。
今期は、川上の企画・コンサルティングフェーズからアセスメントサービスを当て込み、川下のオンボーディング支援サービスまでを提案するに至りました。
結果としても、2社受注ができました。営業部門やアセスメント、オンボーディングサービス部門の課長層とも協力し、ラッキーパンチでないこともおよそ判断できたと思います」

部長「そうなのですね。現在担当しているサービスにほかのサービスを組み合わせてサービスの高度化戦略を考えられるレベルに至ったと思ってよいですか」

課長「サービス戦略、、、そうですね、受注2件の提案、ソリューション提案は○○さんが営業部門やアセスメントサービス部門、オンボーディングを担うカスタマーサクセス担当者ら関係者を主体的に巻き込んで、能動的に提案を進めてくれました」

部長「主体的に人を巻き込んで進められるように変わってきたのですね。今までは主体性が根本的な課題だったのでしょうか。次の等級に対しては」

課長「あ、いやもともと主体的に任されているプロジェクトマネージャーとして主体的にプロジェクトを推進できる能力のあるメンバーです」

部長「そうすると、等級昇格推薦をあげてくれた一番の理由はどんな点が今までと変わって成長したからですか」

課長「自分の担当サービス以外のサービスを組み合わせたクロスセルの受注が2件とれたからです。その提案を主体的に推進してくれたので、サービス戦略まで考えられるようになったのです」

部長「なるほど(どこがポイントかわからないな、かみ合わないな)、そうなのですね。わかりました」

以上が少しデフォルメしていますが、およその質疑応答のやりとりです。

これを読まれたみなさんも、どうも部長の質問に対して、課長がずれている回答をしていたり、しっくりこない、ちぐはぐな印象を持たれた方がほとんどではないか、と考えます。

過去にこんな記事も書きました。

仕事で成果を出すように進めていく、そのためにコミュニケーションを上達することが必須であることは言うまでもありません。なかでも、質疑応答の技術、質問にシンプルに答える、が実は相当に重要なスキルではないか、とこの会話から考えるに至りました。

みなさんは、質問にダイレクトに答えることができていますか。あるいはみなさんからの質問に、相手はダイレクトに答えるケースがどれくらいありますか。
それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?