らっこ

プロフィールに書くことがない人/育休中

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最近の記事

己を正当化する保活の振り返り

1歳の娘の慣らし保育が始まった。 お陰ですっかり放置気味だったnoteを久々に書いてみる気になり、何を書こうかと思ったのだが、今しか書けない保活のことにしようかと思う。 私が住むエリアはいわゆる保活激戦区と呼ばれる自治体で、妊娠中から多少ビビっていた。 保活をすること自体は良いとして、書類を読むと目がツルツル滑るタイプの人間なので、そもそも申請できるのかという不安の方が大きかった。笑 (夫はさらにそれに加えてイライラしてしまうタイプなのでなおさら無理と判断して私がやったのだ

    • 探求か迷子か

      気がつけばいい年になっていた。 会社で後輩がつかない時期が長かったせいか、いつまでも下っ端根性が抜けずに若い気でいたが、もう立派に三十路に入っている。 そして笑った時にできる小皺や肌のごわつき、毛穴の目立ちに気がつき絶望するのだ。 どうせ日々マスクだし誰に会うわけでもないのでなんだって良いのだが、流石に真剣にスキンケアをするべきなのではないかと思い始めた。 これまでもちょっと良い基礎化粧品を使っていたので、特にトラブルなければ引き続きこれで良いやとも思っていたのだが、使ってい

      • 別格の存在

        来年の4月の入園を目指して保活を始めた。 今の時点で3つの保育園の見学に行っているが、それぞれに特徴があり興味深く拝見している。 見学していて思うのは、やはり家庭での保育とは全然違うということだ。 先生がいて、お友達がいて、常に刺激がある。 家で過ごしていると、どうしても一緒に遊ぶ時間も内容も限られてくる。 家事をしたい時はテレビを見せてしまっているし、おもちゃの数も限界がある。 一方保育園では、バタバタ走り回ったり歌ったり、いかにも子どもらしい活動の様子が見られる。 我

        • 代わりはいるもの

          チームで仕事をしていれば、当然「なくてはならない存在」がいる。 この人がいないと仕事が回らないとか、この人が持っている知識がないと心許ないだとか、大きな存在たる人はたくさんいる。 私も同じ部署に9年もいたので、産休に入る前は、いなくなると心細いといったことを言ってもらえて、ありがたいやら恥ずかしいやら、はにかんでしまった。 でも、揺るぎない事実として、会社であれば絶対に代わりはいる。 残された人がその穴をちゃんと埋める。 実際私が過ごした9年の間にも、これはもうチームが終わ

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          営みの気配

          マンションに暮らしていると、なんとなく周りの家庭の営みが感じられたりする。 例えば通路を歩いていると、御飯時なら美味しそうな匂いがしたり、夕方ならお風呂の石鹸の匂いがしたり。 私はなんとなくその営みの気配みたいなものが好きなのだが、最近新たに感じたものがある。 大体いつも20時過ぎくらいに子どもを寝かしつけるために寝室に行き、寝かせたあとしばらく近くでぼんやりスマホをいじっているのだが(まさに今がその時間だ)、その時間決まってどこかのお家からわずかに子どもの泣き声が聞こえる

          営みの気配

          地方で育って都会で育てる

          私は地方で育ち、大学進学とともに都会に出てきた。 地方に暮らす子どもの生活というのは単純明快で、自宅と学校以外でいるところと言えば塾や習い事のスクール、家の近くのスーパーや1,2つのデパート的なお店、こんなものだ。 地方あるあるだと思うのだが、高校は公立至上主義で、自分の学力に合っている学校を選んで受験するだけなので校風やらなんやらはあまり気にしない。 高校生になって友人と遊ぶとなれば行くところはみんな同じなので、必ず他の友人とばったり会う。 そして普段のデートスポットは大

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          最高のご近所付き合い

          私は都市部のファミリー向けのマンションに住んでいるのだが、ありがたいことに良いご近所さんに恵まれていると思う。 一体どんなありがたエピソードがあるのかと思われるかもしれないが、エピソードなんかはない。 個人的には、これこそが一番いいご近所さんだと思っているのだ。 エピソードがないというのは、それだけいい距離感でお互いが気持ちよく生活しているということではないかなと思う。 まず、騒音などのトラブルがないこと。 そして気持ちよく挨拶できること。 これだけでとっても良いご近所付き

          最高のご近所付き合い

          ズレがありがたい

          私と母は身につけるものの好みが全く違う。 私はシンプルなものが好きで、母はどちらかと言えば派手なものが好きだ。 なので服のお下がりはいつもお断りしているのだけれど、アクセサリー、特にリングだけはありがたく頂くことが多い。 自分では華奢なデザインのものしか買わないので、お下がりでもらうちょっと派手目なリングをたまにつけるとなかなか可愛かったりする。 そもそもリングは他のアクセサリーと比べて高いので、そういった意味でのありがたさもある笑 そしてリングサイズが全く違うというのが

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          コロナが明けたら会おうね

          久しぶりに連絡をとる相手との締めは、最近はめっぽう「コロナが落ち着いたら会おうね」だ。 本当にそう思ってるのだけれど、ここまでくるともはや会いたくない時の常套句のようだなとふと感じた。 具体的日程が全く読めない以上、約束をしていないのと同じだからだ。 これでは「また機会があったらご飯でも」とほぼ同義だ。そんな機会はまずない。 じゃあどうすればいいのか考えてみる。 例えば、「緊急事態宣言が明けたら短時間だけでも会おう」とかなら会いたい気持ちの表れ具合がグッと増す気がする。 い

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          たびの思い出

          たびの思い出

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          私はいつマダムになるか

          当然のことだけれど、年齢を重ねていくごとに、身につけるものの趣味は変わっていく。 高校生の頃はボーイッシュなものが好きだったし、大学に入ってからは少し女の子らしい感じが好きだった気がする。 社会人になってからはシンプルな、あまりデザインの入っていないものを好むようになって今に至るが、最近は輪をかけてシンプルな服ばかり着ている。 ここ10年くらいシンプルでカジュアルなものばかり着ているが、結局このスタイルが一番しっくりきてしまっているので、新しいものに挑戦することもあまりない

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          お電話混み合っております

          これまで通販番組の良さが全くわからなかった。 第一そんなに安くないし(場合によるけれど)、商品の紹介の仕方はわざとらしいし、特に魅力を感じていなかった。 産休に入り平日の昼間を家で過ごすようになってから、ネトフリやらで特に見たい映画があるわけでもなく、何をして良いかわからずテレビを垂れ流していた。 昼過ぎになるとどこもワイドショーばかりになり、見たくないなぁと思っていたとき、ケーブルテレビのチャンネルで24hの通販番組をやっていることに気がついた。 私が今まで見ていた通販番

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          学校は小さな社会

          最近ネットニュースで少年革命家関係のトピックを目にする。 私の価値観では、特別な事由なく学校に行かないという選択肢はないので、色んな価値観があるなぁと言うのが正直な感想だ。 どんな選択をするのかは人それぞれなのでそれは置いておいて、私個人の学校観を整理したいと思った。 私の義務教育自体を振り返ると、取り立てて良い思い出はない。ただ、忘れられないことはたくさんあった。 小学生のころ、すごく仲の良い女の子がいた。 たしか1年生の時から仲が良く、本当によく遊んだ。 5年生になり

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          美容院は特別なお店

          今朝起きる直前、美容院を変えて申し訳なさを感じる夢を見た。 そしてふと、美容院(正しくは担当の美容師さん)をなかなか変えられないのは何故だろうと思った。 特に結論が出たわけではないが、なんとなく今までの美容院歴を振り返りたいと思ってnoteを書くことにした。 実家に住んでいた頃は田舎だったこともあり、母と同じ美容院に何も考えず通っていた。 大学進学にあたって一人暮らしを始め、そういえば美容院をどうしようとなり、アパートからほど近い美容院に行った。 私が新大学生でかつ垢抜けて

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          私の意見はどう作られる

          私の親、というより母はどちらかと言えば過干渉だったと思う。 一人娘ということもあってか、振り返ると色々と心配しては口出しされた記憶がある。 その時々はそんなもんかと思っていたけれど、今思うと、その影響を受けて歪んだ部分も多少はある気がするのだ。 私の意見や考えが母の価値観としてダメだった場合、まず否定された記憶がある。 人生経験に基づいてそれは良くないよと道標を示してくれるのはありがたいことだが、まず否定されてしまうので、だんだんと、母が気にいる答えは何だろうということを

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          流行を先取るクリームボックス

          私の出身地である福島県郡山市にはクリームボックスというご当地パンがある。 厚めに切られた小さめの食パンのような四角いパンに1〜2センチくらいの厚みでたっぷりとミルククリームが乗っている。 だいたいどのパン屋さんにもあるし、私が郡山にいたときはコンビニにも置いてあった。 なのでご当地グルメにありがちな、全国区だと思っていたパンである。 クリームボックスの味はクリームボックスでしかないので、クリームの甘味とパンの塩味の加減が絶妙でとにかく美味しいんだということしか言えなかったの

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