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ラブホの正社員

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ラブホの正社員日記を集めてあります
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2021年5月の記事一覧

ラブホの正社員6日目

ラブホの正社員6日目

日々、ホテルにはプロフェッショナルが仕事人として来店する。風俗嬢だ。その中で当ホテルに訪れるナンバーワンは、媒体はわからないが全国一桁位の風俗嬢らしい。彼女は当ホテルにかなりの割合で現れるプロなのだが、今日はそんな彼女にフォーカスしたものだ。

彼女は少し太ったかわいらしいお客さんと同伴してやってきた。なぜ風俗嬢だと分かったかといえば、彼女がフロントでデリの全国ランカーと呼ばれているのを聞いたから

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ラブホの正社員7日目

ラブホの正社員7日目

ホワイトデーの起源をご存知だろうか。バレンタインデーのお返しとしてマシュマロやクッキーを売りたいお菓子業界がマシュマロデー、クッキーの日など様々な名称や日程でそれらのお菓子を売り出していたが、1980年頃にそれらが統合されてホワイトデーが誕生したらしい。

つまりは日本お菓子メーカーによる陰謀である。ラブホテルもこの日はその陰謀に支配されていた。客が退室した後の部屋にはプレゼントの包み紙、いいもの

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ラブホの正社員8日目

ラブホの正社員8日目

ベッド上に何があっても、僕らはそれを片付けなければならない。何があってもだ。これはラブホ清掃員の宿命で、この宿命のために新人の多くはこの道を諦める。そんなに甘い世界ではないのだ。僕のTwitterのDMには、この世界に憧れる人が日に1人は現れる。その多くはラブホ清掃のことを性愛や恋愛に関する仕事だと言っていたが全然違う。ラブホは清掃や汚物の片付け方に関する仕事である。これを勘違いしたであろう人が排

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ラブホの正社員9日目

ラブホの正社員9日目

ラブホテルは施設によって防音設備の程度が違う。そのため最中の喘ぎ声など様々な声が廊下に響くことがある。特に都市部にある建坪が狭めなラブホを使ったことのある方は、全く知らない他人の喘ぎ声を耳にして赤面したことがあるのではないだろうか。僕は最近「ワンって鳴けよおい!!」という声を業務中に聞いてからずっと憂鬱な気持ちである。やはり特殊な性癖のことはなかなか理解できそうにない。1998年にオギャアと生まれ

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ラブホの正社員10日目

ラブホの正社員10日目

してはいけないことほどしてしまいたくなるのは人間の心理だ。小学生の頃は教室で遊戯王をしていたし、中学の頃は禁止されていた自転車通学をしていた。学年が高校に上がると部室で気になる子とヤったり、煙草を吸ってみたり、思い返すと黒歴史と呼ばなきゃいけない思い出に溢れているが、当時はそういう事を積極的にしたい年頃であった。僕は高校生活の終わりとともにそういった毒気は抜けていって、自分の欲求を自分で抑えること

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ラブホの正社員11日目

ラブホの正社員11日目

男女が形成する関係性は様々だ。例えば夫婦、カップル、友達、セフレ。挙げていけばまだまだ名前のつく関係性も、そうでない関係性もあるだろう。僕はラブホテルの従業員なので、性愛を伴う関係性の男女を目にする機会が人より多い。もちろん部屋で何をしているかなんて知るよしもないので本当にそういった関係性なのかはわからないが、文春記者であれば男女が一緒にラブホテルに入っただけであれやこれや書かれるだろうからこれは

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ラブホの正社員×日目

ラブホの正社員×日目

本能と欲望の違いはどこだろう。僕は本能を従わなければ死ぬもの、欲望を従えば死ぬもの、と捉えている。皆さんにとってラブホテルに行くという行為はそのどちらだろうか。付き合っている相手とあなたの両者が実家に住んでいると仮定して考えてみてほしい。まだ田舎にいて若かった頃の僕にとっては、ラブホテルは欲望そのものであった。それというのも、バイト先のホームセンターで出会った彼女と僕には当時あまりお金がなかった。

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