ユエドシャに狂わされた男の手記Vol.1【推し語り】
【ユエドシャは至高】人間は古来より『崇拝』という行為に大きな意味、目的を持たせてきた。その対象は千差万別である。神仏、動植物、集団の長……様々な文化が発展した現代においては、アイドルや芸能人など、所謂『推し』という存在も熱狂的ファンの視点で表現するなら崇拝対象と言えるかもしれない。
ただ今も昔も共通して言えるのは、崇拝対象というものは総じて精神の安寧をもたらし、人生をより良い方向に導いてくれるとともに、『己を狂わせる』存在である、ということだ。
筆者にとって『ユエドシャ』はま