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「世界中の猫と飼い主が、1秒でも長く一緒にいられるように。」私たちは、本気でやっていきます。

猫様専用の首輪型ウェアラブルデバイス&スマホアプリのIoTサービス『Catlog®(キャトログ)』を展開するRABO, Inc.の代表の伊豫です。

本日、猫様の様子や体調変化の兆しをイチ早くお知らせする「ようすモニター」をリリースいたしました。

我々は、「世界中の猫と飼い主が1秒でも長く一緒にいられるように、猫の生活をテクノロジーで見守る」ためのプロフェッショナル集団です。
プロダクトバックグラウンドのメンバーしかいないのと、猫様と暮らしているメンバーも多いため、お使いいただいているみにゃさまの声も聴きながら、「こういうことをやっていく」という膨大な企画リストがあり、優先度をつけながら爆速で開発を進めています。

もともと今回リリースした「ようすモニター」(元々は”異常検知アラート”と社内で呼んでいました)は、少しあとの開発・リリースを予定していました。

でも、忘れもしない2020年の1月16日、弊社にとって大きな出来事がありました。

デザイニャーのzomiさんの愛するバロンが、本当に急に虹の橋を渡りました。この件については、私は家族ではないので詳細を語る立場にないのと、このnoteをお涙ちょうだいにしたいわけではないので、割愛させていただきます。(しかし、涙が出ますいまだに。)

バロンは、Catlogをつけてくれていました。
知らないうちに大きな腫瘍ができていたのですが、具合が悪いことを隠そうとする猫様特有の本能もあり、当時のCatlogの機能では異変に気づいてあげることができなかった。

Catlogは、24時間365日、猫様の行動を分類し記録しています。
猫様を大切に大切に想う、家族である飼い主さんたちのために、一緒に猫様を見守るプロダクトです。

「世界中の猫と飼い主が1秒でも長く一緒にいられるように、猫の生活をテクノロジーで見守る」
ここにたどり着くために、何をすべきなのか。
膨大な企画リストからやるべきことの優先度をバロンの声から考えた結果、異常を検知するための「ようすモニター」の優先度を上げました。

「ようすモニター」は普段の行動と異なる変化を検知し、アプリに通知し表示します。前日比較だけではなく、「午前/午後」「数日間」などいつと比較して変化があったのかもわかりやすく表示します。

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現在は1日に3回「食事」「運動」「睡眠」についてのようすをお知らせしますが、今後対象となる行動やタイミングは拡充をしていく予定です。
(※ようすモニターは、健康状態や病気の有無を直接的に指し示すものではありません。)

以前のnoteでCatlogの行動判定の精度について触れましたが、ローンチ後も行動分類の機械学習モデルについては日々ブラッシュアップを続け、改善をおこなっています。

特に、「ごはんの誤判定」について重視し、毛づくろいなど「食べる」と間違えやすい行動を別ラベルにすることや、誤判定したデータの蓄積により、誤判定を減らしています。
一方で、本当に猫様は十猫十色で(だがしかし、そこがかわいい。好き。)、誤判定を減らしたことで逆にごはんが出づらくなってしまった猫様もいらっしゃるようです。

現在は、どのような猫様が判定しづらいのかなど、いくつか課題が特定できており、それを加味して改善モデルを随時リリースしています。
ごはんであれば8-9割ほどの正解率、運動や睡眠においてはほぼ飼い主さんの体感値と近い印象という声も多くいただくようになりました。また、皆猫様からのフィードバックをもらえるような機能も準備中です。

AI・機械学習という特性上、また、十猫十色の”生き物”であるという以上、100%正解することは難しいです。
ですが、「世界中の猫と飼い主が、1秒でも長く一緒にいられるように。」私たちは、テクノロジーを全力で使いながら本気でやっていきます。

「ようすモニター」は、この第一歩。
すでに公開しているアニコムさんとの予防医療への取り組みや、まだ言えないですが進めている今後のいくつかの取り組みにもご期待ください。

なお、現在少数ですが同じ船に乗ってくれる仲間を探しています。
猫様飼われ主かどうかは条件ではありません。愛するものと1秒でも長く一緒にいられるために、テクノロジーで本気で対峙することに共感いただける方お待ちしています!

世の中の状況もまだまだ予断を許さないなか、猫様と飼い主さんの生活にも日々変化が多いことと思います。
Catlogでは、忙しい飼い主さんの分まで少しでも猫様との安心した暮らしをサポートできるようにしたいと考えています。健康状態や病気の有無などを直接的に指し示すものではありませんが、この「ようすモニター」の表示が、猫様のようすとタイムリーに向き合えるきっかけの一助となれば幸いです。

すべては、猫様のために。

<このnoteのイラストは、zomiさんによるバロン>


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