ディジタル技術検定_第50回_2級制御を解いてみた(2)

ディジタル技術検定_第50回_2級制御を解いてみた(1)の続きとなります。ディジタル技術検定の問題は下記リンクにあります。

ディジタル技術検定　模擬試験

それでは(8)から回答を載せていきます。

(8)

（ア）10進数表示の[4634]を16進数表示にすると[121A]となる。

2の補数は2進数のビットを反転させて、1を足したものであるから

※赤字の1000bは0111bに1を足した結果。
よってNo.16の回答は0xFF18となる。

（イ）0x0E7Bは10進数表示にすると3707となる。
量子化レベルが2.1579uVであるから

(9)

一巡伝達関数をG0(s)とするときシステムの特性方程式は下記のように表せる。

G0(s)+1=0の解(極)の実部がすべて負であればシステムは安定と判断できる。

①について

実部がすべて負であるため①は安定と判断できる。②③も同様に判定を行うと②が不安定であると判断できる。

(10)

単位ステップ入力u(t)をラプラス変換すると、1/sで表すことができる。よって

A, Bを任意の定数として部分分数分解を行うと

この式が成り立つためには

よって、Y(s)は下記のようになる。

逆ラプラス変換より

(11)は省略。

(12)

x(k)=0 (k<0)のとき

(13)

(14)は省略。

(15)

S[0]==1&&I[i]==0のとき
Outputは0になるため、O[i]=0となる（No.30の答え）

O[i]=1とするためにはInputを1にする必要がある。
よってI[i]==1 （No.31の答え）

S[1]==1&&I[i]==1のときO[i]=0となる。このとき、S[0]とS[1]を初期化するため、S[0]=1; S[1]=0;が答えとなる。（No.32の答え）
因みに状態の初期化として
int S[2] = {1};が記述されているが、これはS[0]=1とS[1]=0を表している。

0101を入力したとき、0110となる。（33番の答え）

これでディジタル技術検定第50回2級制御の問題は終了となります。