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転職軸を固める自己分析

今回は転職活動を始める前、面接準備中によく耳にする”転職軸”についてお伝えできればと思います。
まず最初に転職理由と転職軸の違いについて説明させてください。
ここで言う転職理由は転職したい理由で、転職軸とは転職企業選びの条件とその優先順位を指します。
「あなたの転職軸は何ですか?」「転職してどうなりたいんだっけ?」というような面接官からの質問だけでなく、自問自答する中でも出てくる問いではないかと思います。
以下のような方におすすめです。
・自分の転職軸を整理したい方
・転職理由を答えても回答が浅い気がして(言われて)悩んでいる方
・転職は考えてないけど、現状になんとなくモヤモヤしている方

AS IS / TO BEで考える

AS IS / TO BEという言葉は様々なところで使われますが、要はとてもシンプルに、現状(とその延長)とありたい姿を整理し、そのギャップをどうしましょうということです。以下の図に当てはめると転職活動において、ギャップが転職理由で、そのギャップを埋めるためにどうしましょうが転職軸になります。

AS IS / TOBEに当てはめた図

ありたい姿とは仕事上のポジションや年収だけでなく、家族との時間が持てるワークライフバランスなど公私共にご自身がありたい姿を指しています。
次に、具体的な手順を記載します。

転職軸を定める手順

①〜⑤の手順で言語化していきます

①現状を言語化します
自身の持っているスキル、働き方、条件を書き出します

②理想の姿を言語化します
時間軸は3~5年くらいを想定し、ありたい姿を書き出します。
①と照らし合わしてみましょう

③転職理由を言語化します
現状とありたい姿のギャップが見えた時、それが転職理由になります。
それを考える時のポイントとして、本当に転職しなければできないのか?
異動希望などで環境を変えられることはないのか?ということは考えてみましょう。

④転職軸を決めます
ここが一番大事なポイントです。
絶対に変えられないものから優先順位をつけていきます。
年収30%アップして、仕事を定時&フルリモートで未経験職種にジョブチェンジしたい!というのは誰しもが難しいと感じると思いますが、転職において何かを得ることは何かの優先度を下げる必要がでてきます。
「今より全てにおいて良いところがあれば」というスタンスではなかなか見つけられない(受からない)のが現実です。
また、キャリアチェンジとなると一時的に給与が下がることはよくあります。
一方で、転職時に50万円下がってでも、3年後に100万円年収が上がっていてなりたい職種に就いている状態は目指せるかもしれません。そういった中期的な時間軸も考慮して優先順位をつけていきましょう。

転職軸の優先順位の決め方

とはいえ、自分が求めているものの優先順位は簡単に可視化しずらいものですよね?
そのために、一つやり方のヒントをお出しします。
漫画「エンゼルバンク」で取り上げられている転職軸のグラフ化です。
参照:https://mitanorifusa.com/articles/others/162/

手順は以下です

  1. 自身が仕事選びにおいて大事だと思う項目を5つ書き出す

  2. 現状に5点満点で点数をつける

  3. ありたい姿に対し項目を変えずにそれぞれに再分配する

大事なポイントは、3で再分配するときに2でつけた配点の合計点は変えません。つまり2の各点の合計が18点だった場合、合計点も18点でなければなりません。

転職軸グラフの記入例

以下にワークシートを用意しましたので是非ご自身でも実践してみましょう。

【注意点】
上記で時間軸の概念を出してしまいましたが、転職軸グラフでは「転職時の」ありたい姿を指しています。
例えば、2年後に現年収を超えていたいとしても、一時的に給与を下げるとなると点数は下がってしまいます。
わかりずらくて恐縮ですが、ご留意ください。

以上、いかがでしたでしょうか?
わかりずらいこともあったかもしれませんが、もし不明点などあればぜひお気軽にお声がけください。Webなどでカジュアルにお話ししましょう!
ご連絡お待ちしています^^